カナダ館

カナダ館のテ－マは「多様性の叡知」で、気候を含めたカナダの大地、水、大気の「ジオスフィア（地球圏）」、微生物や植物、動物、人の住むカナダの自然を表す「バイオスフィア（生物圏）」、そしてカナダの人や文化、人と自然の関係という「エスノスフィア（民族圏）」の3つの概念的スフィアを通して、カナダの魅力を紹介します。
来館者は、インタラクティブな映像でコミュニケートできる6人のカナダ人代表のガイドから、さまざまなカナダの魅力を知ることができます。このカナダ人ガイドには、カナダの代表的作品「赤毛のアン」のミュージカルでヒロインを演じる舞台女優や、映画監督、企業経営者、ディレクターなど多彩な顔ぶれが揃っています。
そして特筆すべきもう一方のガイドは「テク人」です。ハイテクホストとして開発されたテク人は、液晶ディスプレイのオーバーヘッド・スクリーン、小型コンピュータ、ワイヤレスのウェブカメラを装備したバーチャル・ガイドで、楽しくわかりやすくカナダの情報を教えてくれたり、観覧のサポートをしてくれたりします。
展示空間の外周部分では、いくつかの異なる地域をリンクしたカナダのジオスフィアとバイオスフィアの物語が紹介されます。ここでは床から天井まで投影される映像、光、音などにより自然や生物の営みが再現されます。
内側部分は近代都市空間として演出され、カナダの文化的多様性を紹介する中心的展示が施されています。
また、別エリアには「サイバー・エクスプロレーション・サロン」があり、来館者はリアルタイムでカナダ人の家庭とインターネットによるコミュニケーションができます。「愛・地球博カナダ・インタラクティブ・ネットワーク」を使うことにより、カナダ人に質問をしたり、カナダ人から話を聞いたり、友達になったりすることもできます。

首都 オタワ 　受理日 2001.05.02

国別参加表明第一号。愛知万博の開催を決定した97年6月のBIE総会では、日本とカナダとの間で投票が行われたが、カナダは今般、日本との友好関係を踏まえて第一番目に名乗りを上げてくれた。人口3,130万人。国土面積約997万平方キロメートル（日本の約27倍）。一人当りGNP：21,340米ドル。

• ウェブサイトへ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/canada/index.html)