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フランス館


コンセプト

人と自然との関係

パビリオン概要

出展場所長久手会場 グローバル・コモン3

展示概要

フランス館は、愛・地球博の総合テ-マ「自然の叡智」を独自に解釈し、「持続可能な開発」に対する問いかけをします。フランス館のデザインは自由でオープンな造りで、穏やかな光、暖かみのある色とフェルト素材が来館者をやさしく包み込むような雰囲気です。パビリオンの展示に最終的な答えは用意していませんし、決められた見学順路もありません。来館者が自由に、多様な視点から見学できるようにしてあります。 1辺18メートルの天井、床、横壁の全面がスクリーンになっているキューブ・シアターでは、1回15分間の映像が流れ、来館者を“傷ついた惑星・地球”の旅に誘います。労働、公害、工業汚染など地球の負の部分にも目を背けず、生きることすら困難な地域の人々の証言から、真の地球の未来を問いかけます。「あなたにも関係がある」と名付けられたフォーラムスペースでは、危機、成長、開発、法律、エネルギ-、医学、地球、ゴミ、警戒、日常、観光客、労働という12のテーマに沿ったシナリオを紹介します。短いフィルム、映画からの引用などが語る批判的なメッセージは、来館者の心を打つことでしょう。2つの問題提起する展示以外にも6つの「アイランド」と呼ばれるエリアがあります。ここでは、地域集合体、企業、NGOらによって提案される「持続可能な開発」のプランが紹介されています。 アンジェ市の「持続可能な都市」、シャロン・シュール・ソーヌ市の「温室効果ガス削減のための特別プログラム」、ダンケルク都市共同体の「持続可能な産業開発」、ダッソー・システムズの「持続可能なイノベーション」、ルイ・ヴィトンの「自然と共生する創造」、そしてトヨタ自動車ヴァランシエンヌ工場の「清潔でスリム化された緑の工場21」が紹介されます。 1件ごとにアーティストが単独で、またはグループとして、その持続可能な開発の具体例について意見を述べます。フランス館は、明確で辛辣なメッセージを来館者に問いかけます。それは地球の誰もが実感しなければならない課題なのです。

パビリオン館内のショップ・レストランについて

また、フランス館は万博史上初めてドイツとひとつの大きなパビリオンを共有します。お互いの国の展示エリアがあり、中間には双方の来館者が往来できる3階建ての共有スペース「コモンハウス」を設け、ル・グラン・ヴェフール(2000年にミシュランの3つ星を獲得)の現料理長ギー・マルタンが美食のレストランを開きます。
コモンハウスでは、ブティックも出店。フランスならではのブランド品なども多数並びます。


公式参加出展国・国際機関の紹介

フランス共和国

首都 パリ  受理日 2002.03.27

同国はヨーロッパ大陸の西部を占め、北はルクセンブルグ、ベルギー、東はスイス、ドイツ、南西はスペイン、南東はイタリアと接している。人口:5,970万人。国土面積:55万平方キロメートル(日本の1.5倍弱)。一人当りGNP:22,690米ドル。