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第9回「愛知万博検討会議(海上地区を中心として)」議事録

■ 会場計画について~閉会(1)

□ 黒岩企画調整G長

(OHPを使って説明)
まず、海上地区の方からご説明させていただきたいと思います。7月24日に合意をいただいた後の検討によって若干変わっておりますので、そこを中心にご説明したいと思います。まず、この旧Bゾーンのところでございますが、ここは3,500㎡ぐらいの恒久施設を置くことを検討したいということで、7月24日はご説明していた部分でありますけれども、その時にもご説明しましたように、大きな恒久施設になりますと接道義務および工事用道路が必要になってくるということで、そういう道路を通そうと思うとここにトンネルを掘らなければいけない。トンネルを掘る場合には、いったん切通しにして上にかぶせるといったようなかなり大きな改変を伴う工事が必要になるということで検討していたわけですが、仮にそういったことをしないで穴だけ掘るような工事というのもこれはまた技術的には可能だけれども費用がかかってしまうということで、愛知県さんの方でご検討していただいておりましたけれども、これはやはりできないという回答を愛知県さんのほうからいただきました。従ってここの大規模な恒久施設というのは断念しようというふうに考えております。ただ、小規模な休憩所あるいはトイレのようなものですとか、ここでミティゲーションを行おうと考えておりますので、これがどういいものなのか説明するような展示、そういったものは可能ではないかというふうに考えております。ここの道路を断念したことによりまして回廊についてもこうした形で回廊をと考えていたわけですが、このトンネルもできないということで、ここは地道で整備するというふうに変えております。回廊がこの古窯群まで廻って南の恒久施設の方に返ってくるという格好で検討し直しております。それから、この主要施設地区、ここに南の恒久施設それからここの恒久施設、それから西Bにつきましては仮設で展示施設をテーマゾーンとするようなことを考えるということでございまして、大体5,000㎡、5,000㎡、8,000㎡ぐらいを考えたいということでございます。この動線はもちろん必要だということであったわけですがこの部分についてはその時の内容を単に絵にしただけでございまして、いわゆる技術者の方がおっしゃるような図面にはなっておりません。そういう意味でそれぞれどう地面を変えるのか、どういう建物を建てるのかというところは現段階では検討中でございますし、登録申請の段階でもそういったことを確定することはできない。従ってほぼこういった形で閣議決定をお願いして登録申請を行うということになろうかというふうに思います。後は大体7月24日に話し合っていただいた内容をそのまま図面にしておりまして、こちらの方にまで通っていた回廊はなくなっておりますし、後はこうしたところを地道で整備するということを検討しております。それから、愛知環状鉄道の新駅ができないかということでございましたけれども、これは残念ながら今日までの段階では新駅を造るというような合意というのはできておりません。そういう意味で図面としては新駅がない前提で検討せざるを得ないということでございます。新駅については全て断念したということではありません。海上地区については以上です。次に、青少年地区でございますけれども、科学技術交流センターの予定地にバスターミナルを作る。それから西の方に団体バスの駐車場と、団体バスでくる人のゲートを造るということで、メインの動線大体20m幅ぐらいの動線を通して、その中央は主催者系のテーマ館、政府館が入るところ、それから催事施設を端になりますがこちらに置きまして、一般出展ゾーン民間のパビリオンができるところ、残りの展示面積のところが公式参加者外国政府の出展する場所というふうに考えております。青少年公園の計画の詳細につきましては後ほど説明させていただきます。その内BIEに登録する登録会場はどうかということでございますが、登録会場については保税地区としてしっかりした柵があって十分な管理ができるという条件、ここはまだBIEの姿勢に固いものがございまして、従って海上地区につきましては主要施設地区、この南の恒久施設それからここの恒久施設のラインよりこちら側を管理施設として登録会場にするということになっております。青少年公園地区につきましては南の森林部を始めとして外周道路の内側を管理施設として登録会場にする予定でございます。それでは青少年公園地区の計画の詳細につきましては計画グループ長の湯山の方からご説明させていただきます。

□ 湯山計画G長

(OHPを使って説明)
数量につきましては資料―4のところに数量関係の整理があろうかと思います。活用面積と申しますのは普通に立って入れるような面積でございます。そういうことでこの辺り、これだけの広さ青少年公園全体で200ha程あるわけでございますけれども、この南のほうは入らずの森といわれる非常に自然豊かなところでございますので、この辺りは人もあまり入れないということで管理区域はここのところで止めてしまう。東の方につきましても端っこの方は非常にややこしいという形でございますので、外周道路のところでとめてしまうということでございます。この内側と致しましては大体150haぐらいあるわけでございます。それにつきましては資料の管理区域の図のところに小さい字でございますけれど面積等入っていると思います。あと展示のところでございますけれど、主催者系ゾーンということで国または県等のゾーン、これを真中に置くという形でございます。その周りに公式参加者、外国の方のゾーンを真中に置いていく。やはり条約上の博覧会でございますので公式参加者が一番いい場所を占めていくという形でございます。ということで一番集客力の多い民間の方の一般出展ゾーン、これはちょっと道沿いの方によってるわけです。あと催事施設につきましては一番端っこ。催事施設というのは催事が始まる時また終わる時に大量のお客様が出入りいたします。ということであんまり真中においておきますと普通のお客様の動線とクロスしてしまうということもございますので、端っこに持っていく。端っこに普通の展示施設を置きますとなかなかお客様が来ていただけないということで、なかなか出展していただけない場所になりますので、こういうレイアウトの時に一番端っこに催事施設を置きまして、催事があるからちゃんとお客様はいく。こういうときにこういう端っこの方でもちゃんと展示施設・催事にくるお客様が出入りできるということで、こういうレイアウトになっているわけでございます。メイン歩行動線ということで、こういうメインの歩行動線、入口がこちら、それからこちらの2つでございますので、ちょっとここは立体交差になっております。デッキの下側、デッキの上側という形になっております。ここの外側のところとここの競技場のあるところ、それからこちらのテニスコートがあるところ、大体10m段差になっております。10m段差がありまして下がって、また10m上がるということでございますので、そうなりますと非常に歩きにくいということでございますので、この上はそのままデッキをかけると、2階部分ということでこのまままっすぐ歩いていただけるという形になっております。この下の部分はこちらの方から10m上がりますけれども、こちらの方からまっすぐ歩いていただきましてそのままずっとこの奥に行っていただけるということで、ここで一応クロスはしておりますけれども立体交差でクロスしているという形になります。それ以外にもこの辺りにつきまして、サッカーコートのところから芝生園の方に、そうすると段差がございますのでこちらの方は上から来ていただきましてここで少し2階使いのような形の使い方になっております。入口の方につきましては科学技術交流センターにバスターミナルを設けまして、ここから少し降りる形でございますけれどもゲートを入っていただいて、ここのボックスを抜けましてこちらの方から入っていただく。こちらの方につきましては借地をお願いしないといけない範囲をこちらの方に描いています。借地をお願いしまして借地のまとまったところにバスターミナルをおきまして、少しまだ耕作を継続されたいというところにつきましてはその周りに団体バス駐車場等を設けまして、使い方を考えながらバスターミナル、団体バス駐車場を設けるという形で、ここにつきましてはまだここを全て使わせていただくという訳ではなく、借地をお願いするという考え方で色塗りをしているわけでございます。こちらの方からと両方の形でございます。新規のパビリオンという形でいろいろ書いていますけれども、既存施設の利用ということで話題になりますプール、スケート場でございます。これにつきましては色々ご意見いただいているわけでございますけれども、どうしてもこの会場のちょうど真中のところに位置するということで非常に展示施設以外なかなか難しい場所という形でございます。どうしてもやはり展示施設で使わせていただけないかという形でございます。参考のところに「各ゾーニングを分担した場合の展示施設面積の目安」ということで外国政府40千㎡、主催系のゾーンということで6千㎡、外国政府と違いまして主催者系でございますので2層3層使い色々できますのでこの辺については幅のある話かなという形でございます。それから現在の管理棟でございますけれども、これにつきましてはほとんど管理施設に使うという形でございますけれども、この現在の管理棟は相当な規模がございます。管理施設だけからいきますと全部使い切るという状態ではございませんので、ここの既存施設の有効利用ということで、講堂のところ、体育館のところにつきましても展示施設の方で使わせていただけないかという形であります。後、民間館ということでここに対しては10千㎡ぐらい、これは平屋建ての場合でございます。催事施設が10千㎡ぐらいになっております。以上こういう形のレイアウトということでなるべく既存施設を利用できないかということでいろいろ考えているところでございます。ちょっと申し上げ忘れましたがメインの歩行道線20mという形でございますけれども、できるところは25mぐらい、20mというのはパレードができる最小の幅員でございますので、一番いいところやはりパレードということで10mぐらいのパレードその横に観客席、その横でもまだいろいろ展示施設にお客様がお入りいただけるようにまだ歩道を残すということを考えますとできれば25mぐらい。しかしながらレイアウト等非常に苦しいところがございますのでそういうところにつきましては20mぐらいということでございます。こういうのを勘案いたしますと同時滞在人数ということで、大体これぐらいの人数になってくるということでございます。実際この会場2つに別れておりますのでこの会場間のお客様の流動の仕方とか、そんな辺りで同時滞在率は少しまだ検討しておる段階でございます。通常の6~7時間滞在されるということでしたら大体1日11万人ということがございまして、この同時滞在人数といいますのはその中のピーク時間、お客様が一番多く入っているときの時間にこのくらいで計画すれば、館内は一方向で歩いていただける、広場は両方向自由に歩いていただける。そういう形の計画になっております。

□ 黒岩企画調整G長

(OHPを使って説明)
海上の方の数字について先程説明しませんでしたので、資料―3のはじめのところでございますけれども、活用面積つまり平場ということではなくて、通常お客様が入る範囲というふうに考えた面積ですが、全体で9ha強、展示施設面積につきましては5.0千、5.0千、8.0千、登録会場の範囲内は18.0千㎡、その他こちらの恒久施設とか林間広場その他森林部ということで1.7千㎡ぐらいということで同時滞在人数としては15.0千人強ということで考えております。1日何人かという点については滞留時間等の問題で、ちょっとまだ確定はしておりませんが、仮に3時間ぐらいと考えますと、3万人ぐらいということになります。ただ計画のボリュームとしては、例えば3時間ずつ2人の人がきた場合と、6時間1人の人がきた場合とこれは同じですので、そういう意味で下水の容量とかそういったものを考える際の指標としては、Yパークと同じように考えていくと大体2万人強分ぐらいの会場になるのかなというような格好になります。説明は以上でございます。

□ 谷岡委員長

どうもありがとうございました。吉田さんどうぞ。

□ 吉田委員

今日は、初めて詳しい計画が出た青少年公園のほうに時間を取りたいんですけども、海上地区について2点だけ確認したいことがございます。それは1つは南側から入って政府ゾーンに入っていく道ですけれども、確か7月24日の最終の確認ではここは園路という位置付けだということになっていたと思うんですが、その色が園路の赤い色になっていないで、道路の色になっているんですけど、これは何か間違いではないでしょうか、私は園路だという位置付けで認識しておりますが・・・それからもう1つは海上西B地区の西側の池と仮設パビリオンの間を通る道路についてなんですけども、この辺については7月17日の会議のときに是非この会議に参加することができなかった、サンヒル上之山の人達に充分な説明をお願いしたいということを申しまして、その後8月10日に説明会があったと伺っております。それについてこの道路とかあるいはその他のことを含めて地元の方にご説明いただいた結果、どのように受け止められたのか、その2点を確認したいと思います。

□ 黒岩企画調整G長

まずこの道路についてですが、申し訳ありません、間違いで園路でございます。説明会については小林部長は・・・

□ 小林市民参加促進G長

市民参加グループの小林と申します。今吉田委員がおっしゃられたように8月10日にサンヒル上之山で説明会を開催させていただきました。その際、確かに東側の道路につきましてご意見を承っております。ただ、協会側の説明をさせていただきましてご了解いただけたかどうかは別としてご説明をさせていただいて、説明会は無事終了したということでございます。

□ 吉田委員

私のところにはですね、説明会はあったけれども私たちはこの住宅には小さい子供たちもたくさん住んでいるので、近くにこういった道路が通るのは反対であるという手紙が私のところにいっぱいきていまして、とても説明会で納得いただいたというふうには思えないんですけど。

□ 小林市民参加促進G長

確かに一部の住民の方からはご意見をいただきました。ただ、我々これで完全に手続きが終了したとは考えてございませんので、今後は山口地区の説明会や当然サンヒル上之山の皆さんに説明会を開催していく予定でございまして、協会としての考え方をお願いしたというふうにご理解いただければと思います。

□ 國分委員

ちょっとお伺いしたいんですけれども、7月24日に合意した時の計画図、もちろん違ってくることもありうると思うんですけども、実は私も提案した手前非常に気になるんですが、環境共生住宅ゾーンというのが小さくなっているんですね。隈さんがこの図面を書かれた時はバスターミナルももう少し小さかったと思うんです。もちろんそれは根拠があってイメージで書かれたんだろうと思うんですが、そういうイメージから見てもバスターミナルが非常に広いように思うんですが、これは根拠があってバスターミナルがこれだけ必要なのか。もう1つバスターミナルが広くなったから環境共生住宅ゾーンが小さくなったのかそれとも提案された手前なんとなく少しでも取っとかないといけないというような程度でこれが小さくなったのか、その辺ちょっとお伺いしたい。

□ 黒岩企画調整G長

バスターミナルが広くなったので環境共生住宅が狭くなったのです。ただ、バスターミナルの広さについては、まだもうちょっと狭くできないかということは検討しております。

□ 國分委員

是非、環境共生住宅ゾーンというものをもう少し広く取っていただきたいと思います。

□ 加藤委員

先程のサンヒルの住宅の方々の説明会の話ですけれども、7月24日の会議では住民の合意がなければこの計画案は変更ができるんだという前提で確認をしてるわけです。私もたまたま説明会に出席をしておりました。とても説明がそれで納得されたということではないですよね。町内会長さんもきちっと言われたように、これからゼロからやっとスタートしたところですというお話で、住民の方々がやっとこの万博の計画に対してどうするかという資料が与えられたということです。ですから合意ができているとか、合意をされているとかそういう状況ではないわけです。明確にこの道路について北から南に抜ける道路について反対だという発言もあったわけです。やってくれという意見は1つもなかったです。そういう中でなぜ今回のこういう形で南北へ貫かれる道路を造られるのか非常に不思議です。ですからそこのところの状況はまだまだ未確定だということで承知をしておいて欲しいというふうに思います。それから回廊計画ですけれども、回廊は4mの幅で作るというお話でした。4mの幅で作るということについて、全く新しいところへ道路を造っていくということです。木道をつくるにしても木道の下に道路をつくらなければしょうがないわけですから、そこのところの環境に与える影響をどのように考慮してみえるのかこれを伺っておきたい。

□ 黒岩企画調整G長

(OHPと使って説明)
こうまわす予定だったものがここができなくなって地道、こちらも地道ということになりましたので、回遊性を確保する為にここをまわそうというふうになっております。ご指摘のように環境への影響の評価というものはアセスの中でしっかりやっていかなければいけないと思っています。

□ 辻委員

回廊に関して説明をお願いしているんですが、最初に出た1kmぐらいの案からいうと2kmぐらいに増えて、この前はBゾーンのところまでいったのが、その点では7月24日の案よりは結果として影響はそれだけ減ってると思うのですが、私はやっぱり回廊というのはどうしても環境に対する影響が大きいものだと、造る工事の過程から心配があるという気がしてるんです。今回新聞報道をみますと登録エリアからは外すというお話ですね。愛知県の方でそこをやるというお話が出たので、ぼくはいっそ、そういうとPTで会合を進めていらっしゃった方々に申し訳ないような気がするんですけど、もっと違った考え方でやれないのか。森というのは中の地道を歩くということが大事だと思っているんですが、それはスニーカーゾーンというか森と直にありのままの形で触れ合うというのがいいと思ってますから、木道を造って水平の道をぐるぐる歩くということではあまり賛成できないです。ですからいっそ回廊をすっぱりやめられてむしろ眺望を狙うというか横に広げる部分を高さを稼ぐようなことで海上の森を上から眺めるとほんとに素晴らしいですよね。特に高いところから眺めればこの森の価値や周辺の開発された地域と比較して非常に見事な森だということ、特に春先は素晴らしいだろうと思います。BIEには海上の森はありふれた森だと新聞報道によればですが、くさされたようですが・・・、私は一面そうなのかもしれないけれども、抵抗があるのはやはり海上の森はこの都市の近郊に残された非常に豊かな広葉樹林の森だということです。まとまった形で残っているので、その眺望を見せるということを展示館のサイトの中で考えていただいたらどうかと思っております。私たち前に西エリアを見に行った時に抵抗があったのは、ちょうどBゾーンの真中あたりを突っ切るような形で高圧の送電線が走っているんです。眺望には目障りという感じがあったものですから、その辺中電さんにお願いして高圧線をよけてもらうとか、無理かもしれませんがそういうぐらいの事をしてあの眺望を生かすという発想はどうか。その時の提案として例えばさっき國分委員がおっしゃったバスターミナルと共生住宅ゾーンのところですが、共生住宅ゾーンというのは一体何軒ぐらいの住宅を造るというつもりなのか存じませんが、確かに國分さんが言われるように非常にちょこっとだなという感じはするんです。これはむしろバスターミナルを1階、2階以上をエリアの全部を使って空中都市みたいな感じでやって単なる共生住宅の建物を1つ2つ見せるというんじゃなくて、1群のミニ都市みたいなものを、都市はオーバーですかね、サンヒルぐらいの規模の、その全体がいわばクローズな循環型のシステムを用意しているとか、自然エネルギーを十分使った形になっているとか、そういうような発想でここを高くして眺望のいい環境にしたら、その住宅環境自体が魅力的なものになるんじゃないかという気がしているんですが、そういう発想はいかがでしょうか。

□ 黒岩企画調整G長

バスターミナルは仮設になりますので、無理じゃないかと思います。森を見せるということにつきましてはBIEの話も出ましたけれど、森をそのまま見せるんだったらそれは展示とはいえないんではないかというような主旨と受け止めておりまして、ですから森の見せ方を今日午前中のPTの方でも話が出たんですけど、森の見せ方を工夫するということはもちろんあるし、ITの機種を使って森を歩いた場合でも森に隠れている情報というのを、分かってもらえるような工夫をするとか、そうした形で展示として充分耐えられるようなものというのは作り得ると思っております。

□ 木村委員

辻さんのおっしゃったことも一理あるんですが、いつだったか南地区の東側のところを止めようよという話になったときに、委員長が「あの森を下から眺めたらいいよね」という話があって、なんとなくそうだねという話だったわけです。今日は上から見たら素晴らしいよと・・・色んな見方があるのはそのとおりで、どっちの見方でも僕は片一方だけいいよとは思わないんだけれども、まさに生の森をどう見るかという話をいくら延々とやっても見せ方の問題は多分出て来ないだろう。だとするともしかしたら武内先生が前からおっしゃっている物語性、そこのところに行きつかなきゃしょうがないので、どういうストーリー展開だったら「上からだ、下からだ。」という話をしていくべきじゃないかと思うんですけどいかがでしょうか。

□ 小池さん(前田委員の代理)

青少年公園についてでもよろしいでしょか。まず、今回ようやく青少年公園の計画案というのが出されまして、やっと議論の場に載せていただけたかなと思っておりますが、話の中に入っていく前に今のご説明の中ではあまりにも説明不足だと思います。と申しますのはお話の中に同時滞在者数というのは出ておりました、それから説明の中に11万人が計画基準日ということもお話にありました。一方で規模が出されている根拠というのは今お話されましたのはどこにどういう施設が入るのかという施設的な面のお話しでしたけども、規模的な問題これは会場計画、会場の中のものだけではなく、交通アクセス、上下水やゴミなどの供給処理の問題。そういう点から出されているはずだと思いますので、その辺を特にアクセスのことと下水について説明をお願いしたいと思います。

□ 湯山計画G長

(OHPを使って説明)
それではここの海上のターミナル、青少年公園の科学技術交流センターのターミナル、先程説明しました西ゲートの外側に借地をお願いしてターミナルまたは団体バス駐車場を造るという型のものでございます。ご承知のように力石名古屋線、名古屋インターの周辺が非常に混み合っているわけでございます。この辺りに行きますと少しのどかになりまして、しかしながら青少年公園の正門前につきましては青少年公園線がございますけれども、ここの瀬戸から名古屋に向かう交通以外に、この青少年公園の駐車場に入る車で非常に混み合っているわけでございます。ということでここの正門前につきましては一般車については使わない、緊急車とかその辺りを限定という形で、ある程度輸送計画の方から外しているわけでございます。この道路につきまして現在本線は2車線でございますけれど猿投グリーンロードについては現在4車拡幅工事をやっております。というのは東海環状自動車道ができますし、名古屋高速が302号にタッチ致しますし、日進ジャンクションからここの県道力石名古屋線のところまで名古屋瀬戸道路の日進ジャンクションから長久手インター間ができる訳でございます。それに合わせましてこの本線の現在2車部分を4車にするという形でございます。この科学技術交流センターの場所につきましては先程の図面にございましたように完全にインター形式になっておりますのでほとんどサービスエリアに入るという形の場所になってこようかと思います。あとこの海上ターミナル、新設県道を現在予定しているわけでございますけれど、こちらにつきましてもハーフインターという形で現在計画されていると伺っておりますのでこの間は非常に楽な形、これで会場関連。また外からの交通をサービスエリア形式のインター形式で入っていくという形であります。やはり課題がありますのは青少年公園の西側ターミナルでございます。こちらにつきましては田籾名古屋線、現在でもある程度交通量のあるところでございます。ここのところ立体交差になっているわけでございますけれども、そのランプと田籾名古屋線の前熊東の交差点のある程度色んな形で検討しないといけないという形になります。ある程度前段階で交差点容量等計算上はチェックしておりますが、計算上は乗っかりましても1時間交通量という形で計算しておりますので、今愛知県警さん等いろいろ協議しておりますけれども、いくら1時間の計算結果がOKだとはいえ、例えば短期にある10分間に集中した場合とか、本当はなかなか望ましくはないのだけど、例えばこのあたりに私設の駐車場等ができたりとか、そういうまだ計算の根拠にのってないようなところ、こういうのが出たときにこの交差点の処理というのは本当に安全かどうか、最終的には交通警察の方である程度色んな事をやらなければいけないという事で、相当色んな協議を続けている最中でございます。そういうことでこちらの方につきましては計算に乗っかっているとはいえ、今後とも警察さん・道路管理者さんの方のご指導を得ながらこの交通を考えていかなければいけないという形でございます。このまま全体の交通の流れにつきまして説明させていただきます。この会場間の連絡は先程の図面でございますけれど、最終的な交通がシャトルバスになるということで新駅につきましてまだ検討を続けておりますけども色々課題がございますのですぐできるという結論はなかなか出せないという形でございます。事務局の方では先生方のご意見もございますし、やはり駅ができましたら便利になるということもございますけども、採算上とか色んな課題がございますのでまだ計画の前提にはできてないという形でございます。周りの方から色んな駅からのシャトルバス、20分圏内ぐらいの所に駐車場を設けましてこちらの方から会場の中にシャトルバスで入っていただくということを考えております。ということで、まだこれにつきましてはシャトルバスの駅の候補地、駐車場のコースという形でまだ描いているところでございます。現在市町村段階で色々協議していただいておりまして、今後ある程度目途のつきましたところからある程度連合町内会または町内会、個人の方に色々お願いすると共に、どの場所にどの程度の規模ができるか、これを想定いたしましてある程度一般車の交通量とこの駐車場に集まってくる交通量、それからシャトルバスの交通量、この辺りを複合いたしまして精査いたしまして道路管理者さん、警察さん等でここの駐車については縮めるべきではないかとか、そういう色んな協議を経ながら決まっていくものでございます。現在の事務局で検討している場所という形でございます。ということで駅につきましてABCDという形でやっておりますけどやはり一番この付近で問題になっておりますのは力石名古屋線の名古屋インター付近の混雑でございます。今後東のほうに大規模店舗等できますのでこの辺りにつきましてはシャトルバスのルートとしては外しまして、名古屋高速、東名阪道、東名高速、それから日進ジャンクションから長久手インターの間、それから猿投グリーンロード、まずこれをメインに考えております。それ以外にも会場の周辺ということで青少年公園線と瀬戸大府東海線とかこの辺りの幹線道路につきましてはこれをご利用させていただかなければならないのではないかということで、現在検討を進めている最中でございます。以上でございます。

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