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第12回「愛知万博検討会議(海上地区を中心として)」議事録

■ 会場計画についての報告について(3)

□ 黒岩企画調整G長

それは事業者側としては検討会議で合意していただいた方向性で計画を進めて頂きたいと、計画を進めていきたいというふうに考えておりまして、それについては事業の変更はないと思います。

□ 辻委員

ただ、合意の時に賛成するときにですね、条件として最初に回廊などの影響をはっきりいろいろ調べてですね、出来る限りその影響は少なくする方向でやってほしいということは、私の同意条件につけているつもりなんですね、その一つとして。

□ 黒岩企画調整G長

はい。

□ 辻委員

ですから、それを含めた合意だと私は理解してますので、もうあの時に決めたんだからという説明では少し私は納得できませんし、他の方々がどう思われるか分かりませんが、別にそういう事態になってですね、もう少しそこらへんは柔軟に考えていいんではないかと、より環境万博にふさわしい形に常に変えていくという姿勢は持っていた方がいいんじゃないかというふうに思いますが。

□ 黒岩企画調整G長

回廊に限らず、なるべく自然への影響を小さくするようにしてやろうというのは合意の中身だと思ってますし、それについてもそういう意味でも方針は変わりません。

□ 谷岡委員長

よろしいですか。他にどなたか。はい、宇佐見さん。

□ 宇佐見委員

BIEの関心は登録会場の中だけにあって、その外には関心がないというふうにおっしゃいましたが、たとえば今日先程ご説明になった7項目のうち、6番目にはそのアクセスのための道路とか鉄道などに、インフラ整備についても非常に強い関心をBIEは示しているわけですね。登録会場の外で何があろうと知ったこっちゃないというふうであればですね、駐車場はどうなるか、アクセスがどうなるかというのはBIEの関心の外になるように思われるのですが、この点はどうなっているんでしょうか。

□ 黒岩企画調整G長

申し訳ありません。ご指摘のとおりでございまして、そういう意味で登録会場のなかの博覧会で、その運営に直接関係のあるところについてはもちろん関心があるということですので、会場へのアクセス、駐車場もそれに含まれますけれども、それは当然BIEの関心事項でございます。ちなみに駐車場については登録会場外についても、駐車場と運営に直接関係するようなものに関しては、登録申請の際には要求されるものとして規則上も位置付けられているところでございます。申し訳ありませんでした。

□ 宇佐見委員

だからね、そうだとすると登録会場の外に出る部分だって、博覧会の企画そのものに密接に関わりのある部分についてはBIEは充分関心を示すはずだと思うんですよね。そういう意味で先程、辻さんがおっしゃったですね、回廊の問題はこれはこの検討会議であの回廊を作るっていうことまで完全に合意してるわけではないと思うんですね。海上地区の、登録会場の使い方の範囲を限定する協議はやりましたけども、私もその点ではですね海上地区も含めて新しい会場計画、それから関連するミティゲーションサイトとかそういうのを含めてですね、ちゃんとアセスメントの手続きをやるべきだということを申し上げたわけで、そういう点でですね、いまのご説明ではその回廊というのもですね、森を体感してもらうという今度の万博の理念からすると非常に重要な位置付けになっている。だから回廊は簡単にはやめたりしないという主旨だと思いますので、そうだとすると回廊については登録会場の外に出るので、それはBIEの関心の外だということにならないんじゃないかと思うんですが。そのあたりはちゃんと説明をされた上でBIEは関心がないとおっしゃったのかですね、あるいは回廊はやってもやらなくてもいいような説明をしておいて、BIEの関心を特にそこに向けないように努力をされたのか、その辺をはっきりして下さい。

□ 谷岡委員長

同じ委員のなかで、武内委員が確かあの時は同行してらっしゃったんじゃないかと思うんです。武内さん、その辺ご説明いただけますか。

□ 武内委員

私の理解では登録会場を明確に区切るということに非常に関心があるのであって、その外との関係付けについては、私共は説明をしようとしたんですけれども、そこはあまり聞きたくないということで、あまりそういうふうなことをいろいろ説明することによって、私共に混乱をもたらされるというのは非常に困るというふうなことだったと思いますので、あまり皆さんがいろいろ深くお考えになっているようなことは無いと思います。ただそれが何故そういうふになっているのかということについて、私共として深く理解するということはちょっと出来なかったと思います。

□ 谷岡委員長

ありがとうございました。どうぞ宇佐見さん。

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