ニュージーランド館

ニュージーランド館は、「New（新しい）」「Sea（海）」「Land（大地）」「People （人々）」の4つのテーマで、映像技術をふんだんに使った体験型パビリオンです。パビリオンの外観や内部は、ニュージーランドの先住民マオリ名「アオテアロア（白く長い雲がたなびく国）」をイメージした白い雲の造型が施されています。また、内部の見学スペースは楕円形になっていて、「深みのある自然のダーク・カラー」で彩られています。
このスペースにあるのは、天井の雲が液化して雨となり、ニュージーランド産のポウナム（ヒスイ石）の上に滴り落ちる仕掛け。このポウナムは、マオリの伝承で大地と海の両方を象徴する基石なのです。
大きな弧を描くビデオ大画面では、鳥がニュージーランド上空を飛ぶイメージのループ・フィルムが投影されています。これは高く舞い上がれば広い眺めが見渡され、舞い降りれば人間の視点になるようなダイナミックな映像が、マルチ映像とシングル映像で継ぎ目なく映し出されます。ほかにも「タッチできる大スクリーン」が多数あり、来館者がスクリーンに触れることで、テキストや音声となってより詳しい情報を得ることができます。
パビリオンのデザインを担当したのは、あの大作映画「ロード・オブ・ザ・リング」を手がけたストーリー社です。ストーリー社は、世界各地のミュージアム、テーマパーク、観光スポットのプロジェクトに携わっていて、最近ではニュージーランド国立博物館で開催された「ロード・オブ・ザ・リング・ツアー展示」を行いました。

首都:ウェリントン 　受理日 2003.09.09

2つの大きな島からなり、国土の約4分の3は海抜200メートル以上の高地で山国と言ってよい。気候は温帯に属すが、海洋性気候のため年間を通じて寒暖の差が少なく、四季の変化がはっきりしていない。しかし、一日のうちの天気や風向きが変わりやすく、日中は日差しが強い。日没後は冷え込むため“一日の中に四季がある”といわれている。また変化に富む山紫水明の地で“南半球の箱庭”ともいわれる観光国でもある。人口：380万人。国土面積：27.1万平方キロメートル。一人当りGNP：12,380米ドル。

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