サイト内検索

3 大気質

03-01

会場内での数カ所での大気質の現地調査を行うべきである。(他に同趣旨1件)
大気質の現地調査は国際博の中心部、森林体感地区等を追加すべきである。
大気質の現地調査は瀬戸第2トンネル等を追加すべきである。

見解

上之山町地内で大気質の連続測定を継続しており、その測定結果は、環境影響評価準備書p.222に示したとおり、塩草町Ⅰ、八草町での測定結果と同じレベルにあることから、会場候補地及びその周辺の大気汚染物質濃度を代表できるものと判断しております。
また、会場候補地内(敷地境界内)には現在固定・移動ともに候補地周辺に比べて大気汚染物質の大きな発生源がないため、現況調査を実施しても会場候補地周辺の調査地点よりも低濃度になると考えられます。予測のためのバックグランド濃度には「安全側」である高濃度を使用するため、調査地点は候補地周辺の3点を設定いたしました。

03-02

大気質の現地調査は関連事業の予定区域を明記すべきである。   

見解

3事業の範囲が分かる地図は、統一資料p.4に記載しております。

03-03

二酸化窒素の環境基準を0.06ppmで評価しているが、昭和53年の環境庁の通達では「0.04ppm以下の地域であっては、原則として0.04ppmを大きく上回らないよう」努めるようにされている。瀬戸市は0.04ppm以下の地域であり、当然環境基準は0.04ppmとすべきである。(他に同趣旨2件)

見解

平成9年度大気汚染調査結果(平成10年7月 愛知県)によれば、「瀬戸市陶原町」測定局は、日平均値の年間98%値が0.044ppmであり、"環境基準の適否"は適とされています。

03-04

NOx(SOx)から酸性雨・霧に変化し、やがて人体や自然界にどういう影響を及ぼすのかアセスすべきである。   

見解

酸性雨はNOx、SOx等に起因する極めて広域的な現象であり、本博覧会事業だけで評価することは困難であります。
なお、本博覧会事業においては、できる限り、NOx、SOxの減少に努めてまいります。   

03-05

大気質調査結果が8年度のみであるが、最新データ及び経年変化をみるべきである。   

見解

経年変化については、平成5年から平成9年度までの5カ年のデータを準備書p.220に記載しております。
最新年度の平成9年度データについては、準備書p.221に示しております。  

03-06

当該地域で用いた気象条件(代表性の根拠)を明記すべきである。   

見解

会場候補地周辺の大気汚染測定局のうち、瀬戸保健所、瀬戸市大気汚染測定所、豊田市北部測定局において風向・風速の測定が行われていますが、現在も継続して測定を行っている上之山町地内の測定地点と、風配図の形状、有風時の風向及び風速の相関、ベクトル相関等を総合的に勘案し、瀬戸市大気汚染測定所の気象データを大気汚染の予測に用いております。

03-07

大気中のベンゼンの現況調査を行うべきである。   

見解

ベンゼンの影響については、駐車場の位置等計画熟度が高まった時点において必要に応じて追跡調査を行い、適切な措置を講ずることとしております。

03-08

大気汚染測定局(陶原町(NOx等)と瀬戸保健所(SO2等))ではなぜ項目が別か。

見解

昭和45年に、主として工場等からのSO2等の汚染状況を把握するために瀬戸保健所に常時監視測定局を設置し、その後、主として自動車からのNOx等の汚染状況を把握するため、陶原町にも測定局を設置したものであると聞いています。

03-09

浮遊粒子状物質の瀬戸市測定結果が出典と異なっている。(他に同趣旨1件)   

見解

「平成10年度版 瀬戸市の環境」には正誤表が添付されており、その表の値と準備書の値は同じであり、準備書記載の値は正であります。

03-10

大気質の現地調査結果は生データを示すべきである。   

見解

データが膨大であるため、統計処理したデータを資料編p.2~4に記載しました。

03-11

大気質の風向・風速を7年度に限定した理由を明記すべきである。   

見解

平成9年度版以降の「瀬戸市の環境」において、「気象調査結果については、参考値として公表しております。よって、この調査結果の利用にあたっては、研究・教育などの内部資料を目的として使用をして下さい。」とされていることから、その記載がない平成7年度のデータを用いております。

03-12

建設機械の種類別機関出力(コンクリートポンプ車)が新住アセスと相違している。   

見解

コンクリートポンプ車の機関出力は192psです。
なお、新住事業においても、計算には192psを使用していると聞いております。

03-13

建設機械の種類別機関出力から求めた排出強度(発電発動機分)が間違っている。   

見解

発電機、コンプレッサーの排出強度は転記間違いです。予測には下記に示す値を用いております。
発電機:0.0035(SOx)、0.2267(NOx)、0.0178(SPM)
コンプレッサー:0.0015(SOx)、0.1425(NOx)、0.0079(SPM)

03-14

建設機械の実働時間は6時間であり、工事用車両は11時間稼働とされているが、どちらが間違っているのか。   

見解

会場候補地内で造成工事を行っている工事機械の稼働時間は1日6時間です。
また、資機材等の搬出入車両等の工事用車両は、工事時間帯(8時~17時)の前後1時間を含めた7時~18時の11時間で会場候補地へ出入りする計画です。

03-15

窒素酸化物から二酸化窒素への転換式について、その相関図を空港アセスなみに示すべきである。   

見解

準備書の記載においては、できるだけ簡潔な記載に努めており、ご指摘の転換式についても回帰式、相関係数、標本数のみ示しております。

03-16

工事用車両による大気汚染予測を塩草町でもすべきである。   

見解

塩草町を通過した工事用車両は、若宮町において別ルートからの工事用車両と合流することを想定しており、交通量の大きい若宮町の方で予測を行っております。

03-17

工事用車両による大気汚染予測条件等で車速等を現実的な予測条件にすべきである。(他に同趣旨5件)
法定速度を厳守するためにどのような対策が考えられているのか。(他に同趣旨1件)   

見解

法律違反を前提とした予測条件を用いることには問題があると考えております。
なお、当事業における工事用車両については、事業者の責任において制限速度等の交通法規を遵守することを指導していきます。

03-18

工事用車両の窒素酸化物から二酸化窒素への転換式の標本数が少ない、年平均値を差し引く方法はおかしい。   

見解

「道路環境整備マニュアル」に記載されている方法に準じて行っております。

03-19

大気質、騒音予測では駐車場や周辺道路からの車の排ガスも発生源として加えるべきである。(他に同趣旨3件)   

見解

アクセス道路の予測については、駐車場の位置等計画熟度が高まった時点において追跡調査を行い、必要に応じて適切な措置を講ずることとしております。

03-20

会場内交通のシャトルバスと団体バスが一時間で2,300台もあるような、非現実的な計画は再検討すべきである。   

見解

シャトルバスは入口ゲート付近に設けるバスターミナルで折り返します。また、一部のシャトルバスは直接会場内に乗り入れも検討してまいります。
なお、予測にあたっては、シャトルバスの走行台数に空席率を考慮しており、実際はこれより少ない台数になると考えております。

03-21

p.275はp.278と同じだが誤植か。   

見解

p.275が誤りでした。
なお、準備書p.275は、要約書p.38と同じ内容です。