関係者の環境配慮に関する取組みの促進

愛･地球博 「モリゾー・キッコログッズ」等の環境配慮（公式記念品ショップ）

「モリゾー・キッコロ」のぬいぐるみやピンズバッジなど、キャラクターグッズは万博を盛り上げる重要なツールです。開幕前からデパートや駅など人の多く集まるところで販売され人気を集めています。博覧会協会からモリゾー、キッコロ等を使用してのライセンス事業、会期中の会場内の「公式記念品ショップ」等の運営をまかされた会社では、「愛・地球博マスターライセンシーオフィス（ AMLO ）」として「環境配慮」をモリゾー・キッコログッズ等の製作、販売にもできる限り採り入れるべく検討を進めてきました。（商品点数は最終的には5,000～6,000点にも上る見込みです。）

AMLO が中心になって、商品製作会社（約250社）や、流通業者、百貨店等の販売関係者を集め、製品や素材だけではなく、調達、物流、店舗運営に至るまで、グリーン調達を推進する 民間団体 の協力も得ながら、どのような環境配慮をするべきかについての勉強会や講習会を何度も繰り返してきました。

ここに、その結果採用された、いくつかの環境配慮例を紹介します。

1. 省資源、省エネルギー
   
   • 菓子箱や台紙の最小化
   • 包装の簡素化
2. 再生材などの積極的な活用
   
   • 包装箱や台紙、紙製品への再生紙利用
   • 間伐材、端材を使用した製品
   • 再生陶磁器
   • 古布を利用した製品
3. 環境汚染物質の削減
   
   • 衣料品の塩素漂白や染色を控える
   • 印刷に大豆油インキを使用
4. その他の取り組み
   
   • レジ袋（小分袋）の要否について、お客様にお声かけをし、レジ袋削減に努める
   • レジ袋の環境配慮素材化（生分解性プラスチックなど）
   • 環境配慮商品表示などによるグリーン購入意識の醸成
   • 商品配送の効率化（エコ配送）による廃棄物の削減

来場記念にお土産をお買い求めいただいた皆様にも、各種グッズ等に多くの環境配慮がなされていることを知っていただければ幸いです。

環境方針・環境目標

「環境」を大きなテーマとしたこの愛・地球博では、経済産業大臣の意見を頂き、「環境マネジメントシステムの考え方を可能な限り取り入れる」こととして活動を進めてきております。
環境マネジメントでは「環境方針」や、その環境方針を具現化するときの目標となる「環境目標」を定めるよう要求しています。博覧会協会では、この考え方に沿って、

環境方針・環境目標

を平成15年5月12日に制定しました。この中で7つの基本方針を定め、それぞれの活動について積極的な環境配慮の取り組みを進めています。

環境配慮のための行動計画・ガイドライン

万博の準備段階から終了後までを大きく3つの期間に分けて、環境に配慮した取組みを博覧会協会自身にも、また出展していただく参加者の皆さんにも積極的に推進していただく為の指針となるものを文書にして準備し、公表しています。
3つの期間とは、会場整備時、開催時、解体撤去時、の3つで、博覧会協会自身が行う行動の指針となるものを「行動計画」、出展や営業の参加者にお願いする指針を「ガイドライン」と呼んでいます。

平成17年9月時点での公表内容

• 1. 廃棄物等の発生抑制・リサイクル行動計画（会場整備編）（H14.9）
• 2. 地球温暖化防止対策行動計画（会場整備編）（H14.10）

• 3. 環境配慮に関するガイドライン（会場整備編）（H15.3）
• 4. 開催時における環境配慮行動計画（H16.7）
• 5. 開催時における環境配慮ガイドライン（H16.7）
• 6. 2005年日本国際博覧会における廃棄物等の発生抑制・リサイクル及び地球温暖化防止対策行動計画(解体撤去編)（H17.9）
• 7. 環境配慮に関するガイドライン(解体撤去編)（H17.9）

これらは、経済産業大臣や環境大臣の意見に基づいて協会がまとめたものです。既に出展参加者などには説明会の場で、この「環境配慮ガイドライン」を説明し、積極的な取組みを促しています。

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