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4つの柱

環境に配慮したエキスポ

最先端の科学技術を通して、生命、宇宙などの未知の自然への積極的なアプローチをはかると同時に、人間は自然の一部であるという原点に立ち、衣・食・住など生活環境の様々な面において自然と調和する豊かさを提唱する。

また、地球環境問題に対応して、会場整備と会場運営の全ての分野で、3Rシステム(リデュース、リユース、リサイクル)の徹底やゼロエミッションを目指した取組みを実践する外、21世紀に求められる新しいエネルギーシステムやCO2削減などの最先端の環境技術の導入に挑戦し、環境負荷の低い循環型社会のモデルを提示する。

地球大交流を目指すエキスポ

地球温暖化などの地球的課題の発生は、「かけがえのない、ただ1つの地球」という意識を世界の人々に拡げた。独特の風土と歴史に培われた世界各地の文化・文明は、その多様性をアイデンティティとして継承しながらも、交流を通じて地球規模での<対話>を、いま強く求められている。

国際博覧会が有する、「世界の様々な国民・民族や文化・文明の集結と交流」という最大の特徴を生かして、愛・地球博ではできるだけ多くの国々の参加を促進し、地球的課題に対する世界の叡智を結集して、地球大交流という新たな文化・文明の<対話>を実現する。

市民が参加するエキスポ

かけがえのない地球を未来に引き継ぐために、いま地球に生きる全ての人々が「地球市民」としての自覚を持ち、地球規模で連携し、考え、行動していくことが求められている。

「愛・地球博」では、これまでの国際博覧会の伝統的な参加形式の殻を破り、国や国際機関、自治体や企業の参加に加えて、これからの地球社会の重要な構成員となる「地球市民」の積極的な参加を促進する。

愛・地球博での市民参加は、計画づくりや会場づくりへの意見提案や会場運営への主体的参加に加えて、自らが企画し自らが展示演出を実践するなど、21世紀型万博の先駆けとなる「参加」と「体験」の実験性に挑戦する。

IT時代のエキスポ

人・モノ・情報の交流が地球規模で活性化し、地球社会を構成する多様な主体が複層化する現在、デジタル情報技術のはたす役割は加速的に増大している。「愛・地球博」は最先端のITの実験場として、これからの日本の社会構造と産業構造の活性化を展望する絶好の機会である。

会場運営、展示、催事、交通アクセスの円滑化など愛・地球博の多様な分野が、インターネットや携帯情報端末技術、さらにブロードバンド時代に対応した映像情報処理技術などの情報関連技術の実証化、実用化の場となるようにする。また、「愛・地球博」がユビキタス社会やユニバーサル・デザインの世界への発信の場となることを積極的に推進する。