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2 環境影響評価の項目

02-01

「関係機関」、「適切な措置」、「実行可能な範囲」など、あいまいな表現を避けること。
「実行可能な範囲内で回避・低減する」という意味が不明である。
「実行可能な範囲」とは、技術的に不可能なのか、経済的に不可能なのか等、明らかにすべき。  

見解

「関係機関」とは、国の機関、愛知県、瀬戸市を始めとする地方公共団体、その他関係する団体等をいいます。
「適切な措置」につきましては、今後、計画熟度を高めていく過程における検討の方向として示したものです。
「実行可能な範囲」については、技術的に確立されていないことや事業者が行う上で膨大な時間や費用をかけなければできないものは、「実行可能な範囲」ではないと考えております。

02-02

調査データ等、準備書を作成するために用いた資料の所在、閲覧場所を明記すべき。  

見解

準備書を作成するにあたり、詳細な調査結果等は資料編に記載しておりますが、準備書を作成するために当協会が調査したデータ等は、当協会において保管しております。
なお、希少種の確認位置の詳細情報等、データ保護に配慮すべき資料等についての閲覧方法等について、検討してまいります。  

02-03

準備書に使用する地図は1/10,000と1/2,500を使用すべき。  

見解

調査結果は、GIS(地理情報システム)データとして1/5,000地形図をベースとして整理しておりますが、準備書に記載するにあたっては、図面の見やすさや希少種の保護の観点からの情報の表し方等を総合的に勘案して、図面の縮尺等を選定しております。

02-04

準備書の記載内容について、全体にカタカナが多すぎる。また、内容が膨大で難解だ。
誤植が多すぎる。
万博・新住事業の負担を負わされる10代20代の青少年によく分かる様に説明してほしい。  

見解

準備書の作成にあたっては、広く皆様にご理解いただけるようわかりやすく表現することと、それぞれの分野の専門家への情報提供等が両立するように努めたところです。
今後、評価書の作成にあたっては、より一層わかりやすくご理解いただける図書を作成するよう努力してまいります。  

02-05

工事中の影響項目として植物・生態系を入れるべき。  

見解

準備書p.151「表6-1-1 環境要素-影響要因マトリクス」に記載しておりますように、工事中の土工の実施が植物・動物に及ぼす影響について、調査・予測等の対象に選定しております。
なお、自然の改変、工作物の存在等物理的な整備によって生じる永続的影響は「存在による影響」として取り扱っております。  

02-06

活断層についてもアセスの対象とすべき。(他に同趣旨2件)  

見解

防災上の観点については、本博覧会に係る環境影響評価の対象としておりませんが、会場計画を検討する中で考慮することとしております。
なお、地域整備事業の調査によると、会場候補地内の猿投山北断層調査の結果、近い将来に活動する可能性は高くないと判断されております。  

02-07

会場候補地一帯の史跡・埋蔵文化財・古窯跡等への影響・保護・保全等に関する調査を実施してほしい。
既存資料を無視した調査報告の不備と文化財への配慮を欠いた姿勢に対する見解が準備書に示されていない。  

見解

埋蔵文化財(古窯)については、関係機関と協議し、文化財保護法に基づき適切に対応するとともに、本博覧会における活用方策についても検討してまいります。
また、準備書において、会場候補地周辺に4か所の史跡が存在している旨記載しておりますが、調査の結果、本博覧会事業との関連性が薄いと判断されることから、予測・評価の対象とはしておりません。  

02-08

山口地区を含む海上の森周辺地域の交通渋滞、環境悪化についての検討がされていない。   

見解

本博覧会に係る会場計画等の熟度を高めていく過程において、適切な輸送計画や環境保全対策を策定し、住民の皆様の生活環境に十分配慮してまいります。  

02-09

事業が地域社会に及ぼす政治的、経済的、財政的影響について分析が行われていない。
財政面での検討を行ってほしい。
社会環境アセスメントが必要である。  

見解

本博覧会に係る環境影響評価は、要領に基づき、環境の保全の見地から実施しております。