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22 博覧会事業に係るその他の事項

22-01

海上の森と里を保全すること。(他に同趣旨23件)
「里山」に対する考え方と、森に対する考え方が矛盾している。「里山」に対する考え方、「里山生態系」の保全策を具体的に明示しなければならない。
多様な生物が生息できる環境があることが大切。
里山自然の多様性保持を必ず実現して下さい。
小動物が無数にいる海上の森は非常に貴重な森であることを、よく認識してほしい。
この森を万博にしたら、この森で生きてきた鳥や動物や虫、そして花や木はどこへ行けばいいのか。(他に同趣旨1件)
多くの動植物を本当に守るためには、森全体を残さなければ意味がない。
周辺の自然環境の保全について具体的な措置が明確でない。
海上の森は県民の憩いの里山として残すべきである。(他に同趣旨1件)
どうしても開催する場合は、自然林を残し人工林を伐採してほしい。
保全が決まった藤前干潟とともに、海上の森を保全すべき。
海上の森を破壊すれば、藤前干潟を育てた栄養源の源流域を破壊するることになるから、即刻、中止すべきである。
森に手をつけることの直接影響及び派生する諸問題をどう位置づけ、どのように考えているのか。
海上の森をこのままの状態にしておいて下さい。(他に同趣旨4件)
保全する価値のある海上の森を有効利用してほしい。
海上の森をそのままの姿で保存してほしい。(他に同趣旨1件)
里山も生態系の一部になっているから、その保全も重要。
今は貴重なものとなってしまった里山を保存してほしい。
海上の森の自然の形態を良く調べた上で保全してほしい。
私たちの里山をそっとしておいてほしい。
海上の森と里は保全するかたちの万博を行ってほしい。
自然を温存していくのが人としての義務と思う。  

見解

本博覧会は、会場候補地の立地条件を十分考慮し、人と自然の新しい関係を示す博覧会を目指しており、会場候補地全域について自然環境等に配慮した上でその保全・活用を図ることとしております。  

22-02

自然破壊を伴う「海上の森」での博覧会の開催に反対だ。(他に同趣旨13件)
博覧会を中止して下さい。(他に同趣旨14件)
万博開催の必然性がないので、白紙撤回するよう求める。(他に同趣旨4件)
自然破壊を危惧している。(他に同趣旨4件)
生態系への影響が回避できそうもないことから開催を再検討すべき。
シデコブシ、オオタカの保護のため、万博は中止すべき。
注目すべき植物の生息地が消失すること、ムササビ、オオタカ、カワセミ、アオゲラ等繁殖鳥類についての対策が不十分なこと、ゲンジボタルの影響の回避が困難なこと、スズカカンアオイが相当消失することから、計画を再検討すべき。
世界的にみても美しい貴重な日本の里山をつぶして、なぜ博覧会をやるのか理解できない。
万博のような一過性のイベントのために、この地域の自然や文化遺産を破壊することは許されない。
パビリオンを作るよりも、その資金を使って、海上の森をはじめ、近郊の自然の生態系等の長期観測・調査をやってもらいたい。
県民の声に耳を傾け、子々孫々のために撤退する勇気を持ってほしい。
万博の開催地にするのは許されないものを感じる。
愛知万博は手順を間違えた。
「はじめに博覧会の開催ありき」で、すべての事業が進められている。
開発と自然保護は両立できるのか。
国民の目をまどわさず、自然を保護せよ。
自然林を破壊する計画には反対。
万博開催に反対だ。
矛盾が多く、この計画そのものを見直されることを願う。(他に同趣旨1件)
「環境博」は住宅開発のための看板としての虚像であることを認めて開催権を辞退返上するか、開発計画全体をご破算にする。
海上の森での万博開催の考えに異論がある。
無責任で犯罪的で横暴な万博である。(他に同趣旨1件)
海上の森は里山として保全して万博は中止する。
海上の森にパビリオンはいらない。
万博事業は自然環境と両立できない。  

見解

本博覧会は、人と自然の新たな関わりを追求することを課題の一つとしており、長年にわたる人の関与により推移・形成されてきた自然環境が存在する会場候補地をその具体化のための適地と考えております。
 今後も、会場建設や運営にあたっては、環境に及ぼす影響を極力回避・低減するよう努めてまいります。  

22-03

「影響は明らか」と評価された場合、会場候補地の変更や事業規模の縮小、中止の代替案を明記すべき。
3事業の複合的な影響は、回避又は低減が不可能である。  

見解

準備書p.959~968「第2編第4章 環境影響の総合的な評価」に記載したように、概ね回避又は低減できるものと判断しております。  

22-04

予算の裏づけがなく、事業計画や環境保全措置に信頼性がない。  

見解

本博覧会に係る会場計画等の策定にあたっては、今後、計画熟度を高めていく過程の中で、評価書においてお示しする環境保全対策や追跡調査計画などの適切な実施を前提として計画の具体化に努めるとともに、事業費についても検討してまいります。

22-05

採算性のない新住事業・名古屋瀬戸道路を前提とする国際博は再検討すべき。
長野オリンピック後の財政破綻、デザイン博の赤字などの反省がなされていない。
財政負担が多い中、不安である。
愛知県の財政は逼迫している。このような事業は即中止すべき。(他に同趣旨2件)  

見解

会場建設等については、今後、具体的な検討を進めていく過程において、建設費が過大にならないよう効率的・合理的な計画の策定に努めてまいります。  

22-06

県民が納得できるように、情報公開に努めるべきだ。
情報公開と県民の意志を広く聴取することが必要である。  

見解

本博覧会の会場計画等については、博覧会計画の企画立案を行っている当協会企画運営委員会の会場計画プロジェクトチーム、環境プロジェクトチーム等の検討状況について、その途中段階の企画案を公表し、広くご意見をいただいております。
また、情報の提供方法については、「EXPO2005だより」等の広報資料を作成するとともに、インターネットの活用等を行っておりますが、今後さらに工夫してまいります。  

22-07

住民投票で合意を受けることすら実施していないこのような事業は即中止すべき。
市民の意見、国民の世論を無視した万博は成功しない。
市民、県民の総意で判断してからやってほしい。
「海上の森を守れ」という声は全国的・世界的に広まりつつある。これらの声に対してどう応えるのか。  

見解

環境影響評価の手続きを始め、会場基本計画の検討状況の公表の際などに広くご意見を伺い、会場計画等へのフィードバックが十分行われるような取り組みを目指しております。
なお、これまでの会場計画の検討経緯については、準備書p.23~28第2章第3節に記載しております。  

22-08

「海上の森」の県有林は、本来の持ち主である県民から預かっているものという自覚が感じられない。  

見解

県民の皆様の理解と同意が得られるような計画の策定に努めてまいります。  

22-09

事業予定地内に生活している人達の立場からのアセスメント各項目について、調査・予測・評価が行われる必要がある。
現に居住している住人の生活を奪い、人生を破壊する権利など万博協会にはない。
地権者に対しての人権侵害である。(他に同趣旨1件)  

見解

本博覧会の開催について、より多くの皆様にご理解いただけるよう努めてまいりますので、円滑な事業推進にご協力いただきますようお願いいたします。  

22-10

「海上の森」を保全し、自然博物館とすること。(他に同趣旨20件)
「海上の森をそのままの形で自然博物館とする」を要求する。(他に同趣旨3件)
「海上の森」全体を「自然博物館」として保全してほしい。(他に同趣旨1件)
「海上の森」を自然観察博物館等として保全してほしい。
「海上の森」は、エコミュージアムとしてはどうか。
「海上の森」は、自然環境を学べる自然博物館として活用すべき。  

見解

本博覧会では、人と自然との新たな関わりを追求することを課題の一つとして、可能な限り多くの人が自然と触れ合うことのできる施設やプログラムの検討を進めております。  

22-11

「万博はすでにある施設を分散利用して開催し、海上の森は世界遺産の里山として残す」というアイデアをぜひ取り入れるべき。
海上の森を愛知県自然環境保全地域に設定してほしい。
世界遺産にふさわしい海上の森を、もっと大切に保存してほしい。(他に同趣旨1件)   

見解

関係機関に申し伝えます。  

22-12

藤前干潟の埋立断念を契機として、埋立処分場を不要とする都市づくりこそ、「環境博」のテーマでもある『ゼロエミッション』の実例として、博覧会の一つの目玉になるべきである。  

見解

当協会企画運営委員会の環境プロジェクトチームにおいて、来るべき循環型社会のモデルの構築等の検討を進めております。

22-13

博覧会を誘致する際の「名古屋の大都市機能の活用」とは何か。  

見解

国際博覧会には多数の来場者が集まるため、宿泊、安全などサービス基盤の確保の観点からホテル等既存の都市機能の利用を指していると承知しております。  

22-14

保安林を解除すべきではない。
保安林解除など、土地利用規制の変更手続きを明記すべき。  

見解

関係機関に申し伝えます。