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第1回「愛知万博検討会議(海上地区を中心として)」議事録

■ 愛知万博に関する事実関係の確認

□ 事務局(片山次長)

事務局から順次資料の説明させていただきたい。

□ 事務局(黒岩G長)

資料1~9について説明

□ 事務局(湯山G長)

資料10に基づいて説明。

□ 事務局(松崎G長)

資料11・12について説明。

□ 事務局(片山次長)

事務局からの説明は以上です。

□ 谷岡委員長

代理出席についてはどうか。

□ 事務局(片山次長)

代理出席については、規程がないので、そのルールをお諮りいただきたい。

□ 谷岡委員長

代理出席については会議要綱に関わる問題である。今後の問題として是非今決めておくべきということがあればお願いしたい。

□ 上杉委員

資料5の第2条「瀬戸市南東部地区の活用にあたって基本的枠組みを整理し」とあるが、これに保全を付け加えてほしい。
それと、第4条で会議は委員長が招集するとあるが、例えば、委員の3分の1以上の賛成があればといった規程を加えて欲しい。
第5条で「委員長が必要と認めるとき」を委員の3分の1以上にしてはどうか。
最後に決議方法については、完全な合意をめざすということかもしれないが、決議方法についての取り決めが書かれていない。事務局の説明を求めたい。

□ 谷岡委員長

たいへん難しい問題を抱え込んだ。この要綱には改定条項がない。この要綱に定められていない部分(代理出席とか)については、第8条を適用できる。しかし、上杉委員の提案の第2条に保全を付け加えるのは第8条に当たるとは思われない。このあたりは事務局としてどう考えるか。

□ 事務局(片山次長)

この要綱は4月4日及び4月28日の合意を踏まえて協会で設置させていただいた。できればこの方向でお願いしたい。

□ 谷岡委員長

先程、協会で決まったといわれたが、理事会で決まったのか。そのあたりを詳しく。

□ 事務局(片山次長)

(寄附行為40条→委員会設置規程→愛知万博検討会議に関する要綱を説明。)

□ 谷岡委員長

つまり会長が決めたということか。

□ 事務局(片山次長)

そうです。

□ 高垣委員

4月28日の合意事項4に海上の森の「保全・活用」とあるのでこれは間違いである。単なる差し替えで済むのではないか。

□ 吉田委員

4月28日は4月4日の「保全・活用」を受けているものである。したがって、「保全」を入れるべきだ。
理事会に諮っていないのであれば、要綱の改定は可能である。

□ 林委員

活用というのは森林そのものを使うこと。活用は保全を含んでいる。一般の人向きには、保全より活用の方がわかりやすい。保全・活用は二重用語である。会議の設置者はどう使うかを考えて活用としている。何もしないのも活用である。設置規程は会議設置者が定めるもの。その際に運営の申し合わせを作ればいい。代理出席の件は、運営申し合わせである。要綱を承認することで、委員を引き受けている。これに基づいて、委員として議論すべきである。

□ 谷岡委員長

いろいろな意見を整理したい。要綱の改廃は会長の権限であるが、6者合意を受けて活用だけが使われていることを事務局に確認したい。

□ 事務局(片山次長)

検討会議の設置目的は活用でよいと考える。

□ 吉田委員

4月28日の合意事項は4月4日を受けたもの。4月4日は私どもに事前に相談されたものではない。4月4日のものを尊重して「保全・活用」として出される方が自然ではないか。

□ 事務局(松崎G長)

検討会議で進めるのは、資料1の「1会場計画」で南地区に自然環境に配慮しながらシンボルゾーンとしての会場整備をめざすこと。先程の質問にもあった保全・活用は、「2地域整備」の(2)5行目にある。今回の目標は地域整備でなく、会場計画における海上の森の活用。それが4月28日の「海上地区の位置づけに置く」ということである。従って今の議論は今回の検討会議の設置目的と異なる。
要綱に議決規程がないのは、この会議は多数決で何かを決めていくのでなく、合意形成のルールを会議の場で決めれば良いのであえて、条項の中に議決事項をおかなかった。

□ 辻委員

「保全・活用」の議論はともかく、我々は6者合意の内容を議論するため参加している。愛知万博はリセットをした状態という説明を聞いた。環境博とはどうあるべきか複数の提案を市民が行い立ち返って議論したい。なぜ、6者合意事項を大切にしないのか。複数の議論を対等に議論できるようなことを考えてもらいたい。

□ 藤原委員

委嘱を受けてここに来ている。要綱は既に承知しているはずである。そうでないのにここへ来ているのなら、その人の意見が聞きたい。

□ 高垣委員

要綱を認めてここに来ているのではない。6者合意をどう見るかを他の市民団体と一緒に考えるために来た。海上の森の保全方策を考える会議が必要という立場でここに来ている。

□ 事務局(松崎G長)

協会の中で要綱を改正する必要があれば、今の議論を参考にしたい。

□ 林委員

協会が会議を設置するための目的を示したもの。目的条項が会議の内容を規制するものではない。条項を認める認めないという議論をしても良いが、会議は6者合意に基づいて進めれば良い。6者合意が当然、前提になっているものである。

□ 島津委員

この要綱はお役所コトバがちりばめられている。「瀬戸市南東部地区等、会場計画策定作業等」の等に何が含まれているのか。さらに、「合意形成を図りつつ審議する」は、何を審議するのか。これらを説明してほしい。

□ 事務局(片山次長)

議論の対象範囲については、瀬戸市南東部地区等とは少し広い範囲を示している。

□ 谷岡委員長

その辺りが島津委員の聞いている点。どこまで広いのか。

□ 事務局(片山次長)

地区で申しますと、青少年公園等となっている。会場計画策定等は海上の森の保全・活用を含めている。審議については、瀬戸市南東部地区等の基本的枠組を審議してほしい。

□ 國分委員

文言整理に時間がかかっている。議論の重点は4月28日の合意事項4に第1段階の議論の場に書いてある。会議の運営が進めば、要綱も8条までではすまない。支障を来すのであればその都度皆で相談すればよい。

□ 谷岡委員長

様々な意見があることはわかった。見解の相違があることもわかった。しかし、私は6者合意と違った会議になっているのであればいけないとの思いであえて時間を割いた。先程から単なる語句の問題との指摘もあったが、林先生の「保全・活用」の説明にもあったように徐々にではあるが共通の認識ができつつある。この2年半の万博の迷走は用語の共通認識がないことにも起因している。委員会要綱はこの委員会の基盤となるもの。このやりとりを通じて一定の認識ができたと思っている。この会議の目的は事務局サイドでは博覧会会場計画のために決めること、だから「活用」とな っているのだと思う。しかし一方で6者合意を前提としたていねいな議論を進めることも必要である。
したがって、本日は委員長・副委員長の発言の件、代理の件などはここで詰めるのでなく次回に回したい、事務局で何らかのたたき台をつくってほしい。委員からは他に詰めるべきことがあれば申し述べてほしい。
ここでは以上のような委員長総括をお認めいただければ次に進めたい。