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第1回「愛知万博検討会議(海上地区を中心として)」議事録

■ 委員長選出

委員会設置規程に基づき愛知万博検討会議の要綱を設置している。要綱に基づいて、委員長の立候補又は推薦があればお願いしたい。

□ 谷岡委員

立候補させていただきたい。

□ 山本委員

森嶌先生を推薦したい。

□ 藤原委員

地球市民の会の國分委員を推薦したい。

□ 森山委員(代:曽我部)

存じ上げない方がいるので候補者のビジョンを3分程度で述べていただきたい。

□ 國分委員

推薦されたが、辞退させていただきたい。(藤原委員は了解)
一言付け加えるとスピーチは非常にいいが、選出方法は無記名方式でお願いしたい。

□ 事務局(片山次長)

無記名投票について意見があれば。

□ 古南委員

投票でよい。

□ 事務局(片山次長)

3分程度スピーチをお願いしたい。

□ 谷岡委員

この万博検討会議は画期的である。愛知万博はこの2年半迷走してきた。その理由は、21世紀の万博を20世紀の手法でやってきたことだ。立候補の決意をしたのは昨日夜遅く。それまで様々な座長の名前があがってきた。しかし、これは20世紀の手法。21世紀の扉は我々で開かなければいけない。これまでのやり方で座長がどこかで決まってしまうのではなく、委員の互選で選ぶことが大切と考える。名前が挙がった人が不適任であるのでなく、駆け引き、根回しで決まってしまうのではだめである。この会議が終わったときに、博覧会の火が消えていれば我々の敗北。真の環境万博、市民参加万博ができるのなら我々の勝利。今の我々は21世紀にふさわしい市民であるとは思っていない。ただ、地元でもなく、官僚でもなく、環境団体でもなく、市民として検討していくことが必要。自然の叡知は市民の叡知から。市民の叡知は日本の歴史にもある。明治維新だ。薩摩藩、長州藩、土佐藩、幕府の人々全てが力を合わせたから、差異にこだわらず力を合わせることができたからだ。今、明治維新と同様に我々はやれるはず。私が会議をどう運営したいか。それは一人の市民として、未来への責任。市民参加の万博をやりたい。自分がやれるかはわからない。しかし、海 上の森に対してはニュートラル。この会議においてはまず主張し合うのでなく聴き合うこと。皆の言葉を理解し合うこと。立場の違う人が理解し合うこと。運営にあたってはそのことが必要と考え、そのために立候補した。

□ 森嶌委員

抱負を持たないことが、委員長の役割り。地球環境問題に貢献する万博を行うこと。その環境万博をやるにあたって会場となる地域の環境、それを破壊することになってはいけない。地球環境をテーマにする万博と地域の環境とは矛盾することがあってはならない。そのことからこの検討会議が開かれることとなった。そこで、この会議ではこの価値を頭におきながら地元の環境のバランスをどうとるか。ここに集まった皆はそれぞれ異なった価値を持っている。民主主義においてコンセンサスは完全にはありえない。特にこの会議はそう考えている。差がある方が集まっている。歩み寄ることはあってもそうである。委員長は会務を掌理し、議事進行を行うこと。会議がかみ合うように議題を整理し、他の人の意見を聞けるような進行をすること。また、協会からいうとタイムリミットもある。そのスケジュールを頭に入れながら、議事をステップバイステップに進めること。議事を進める中で、協会がどう吸収していくか。委員長が抱負をもっているものではない。この手続のもとに最善を尽くすつもりである。重大な責務であり、自ら立候補しないが選ばれれば最善を尽くす。

□ 谷岡委員

民主主義のルールに乗っ取るのは当然。20世紀型のどこかで決めるのではなくオープンに決めることを述べたまで、自分がしきると言うつもりはない。新しい市民民主主義が打ち出せればこれが新しいやり方になる。

□ 森嶌委員

対立候補を意識した発言ではない。

□ 辻委員

森嶌先生には藤前干潟の件でお世話になった。藤前の経験では、古い考え方、古い仕組みが世の中の底辺にあったこと。博覧会もこれまで全てを律してきたのは新住とか20世紀型の考え方が支配的であったこと。それが一番苦しかった。森嶌先生はこれまでも政府との調整役に尽力されてきた。十分評価したい。しかし、谷岡先生がおっしゃった部分に共鳴を覚える。新しいことをやるときに新しい発想が必要だ。それが今回の会議に必要である。そういうことでいえば谷岡先生の立候補を嬉しく聞いた。皆さんが所信を述べられるといい。

□ 事務局(片山次長)

応援演説ということで、受け止めされていただいた。それでは無記名投票ということでお願いしたい。開票には谷岡、森嶌両委員の立ち会いをお願いしたい。
投票総数26(委員28名の内、欠席1名、遅れて1名)
全員投票いただいた。谷岡委員13票、森嶌委員9票、白票4票。それでは谷岡委員、委員長席へよろしくお願いいたします。委員長就任のご挨拶をお願いいたします。

□ 谷岡委員長

先程、言いたいことは言った。道案内がうまくできるかどうかはわからないが、モニターを見ている方にも分かりやすい進行を行い、いい万博を作っていくよう努力したい。次に副委員長を選ぶことになっている。これもまた何かルールがあるのか。

□ 事務局(片山次長)

委員長、副委員長は互選となっている。

□ 谷岡委員長

立候補、推薦があるか。

□ 高垣委員

辻委員を推薦したい。

□ 武内委員

博覧会は様々な経過をたどってきた。21世紀を開くためにも20世紀の問題点をつぶさに認識し、一貫してアセスに関わって来られた森嶌委員を推薦したい。

□ 辻委員

私は、意見を述べたいので辞退したい。どなたか推薦をしてほしい。

□ 上杉委員

糸魚川先生を推薦したい。

□ 糸魚川委員

私は谷岡委員長のサポーター役としては適当でないので、森嶌委員を推薦したい。

□ 辻委員

調整役としてバランス感覚がある古南委員を推薦する。

□ 古南委員

この検討会議は愛知県という地域性が重要。私は東京に本拠がある団体であるので、辞退させていただきたい。

□ 加藤委員(代:大藪)

学識者だけでなく市民の立場から出してもよいのではないか。

□ 上杉委員

委員長も副委員長も意見を言えるような仕組みをつくってはどうか。

□ 谷岡委員長

早速、検討会議要綱の第8条に関わる問題がでてきた。副委員長を選ぶ前に要綱の問題をやっていいのか。

□ 萩原委員

私は副委員長を先に選ぶべきだと思う。ただ、コンビを組むうえで谷岡委員長の意見をお聞きしたい。

□ 谷岡委員長

森嶌先生には仕事上のつきあいもあり、敬愛も申し上げている。私としては森嶌先生にやっていただきたい。森嶌先生いかがでしょうか。

□ 森嶌委員

自ら買って出る気はないが、皆さんの意見に従いこの会議がうまくいくようにしたい。

□ 萩原委員

他の委員に異議がなければ森嶌委員でよいのでないか。

□ 谷岡委員長

異議があるか。

□ 会場

拍手

□ 谷岡委員長

それでは森嶌委員に副委員長をお願いします。