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第11回「愛知万博検討会議(海上地区を中心として)」議事録

■ 開会(2)

□ 片山事務次長

どうもありがとうございました。ご意見ありましたらどうぞ。

□ 木村委員

何をかいわんやの話しなので、ちょっと私はむっとしてますけども、一言だけ言わせて下さい。この会議に参加されるのであれば、過去10回の私どもの非常に重要な議論を積み重ねてきたという歴史をきちっとふまえていただきたい。そのことだけお願いしたいと思います。それからもう一点、私どもこの検討会議の中で委員一人一人が随分変わってきました。そのことは賛成も反対も推進も保護も含めて皆さんそうだと思います。それぞれがこの検討会議の場で変わって新しい合意を目指してきた。それが私達にとって唯一の市民参加のあるべき道だと思ったからにほかなりません。にもかかわらず、この会議で考えが段々と成熟したり変わったりしたことでもって委員が辞めていくということがもし起こっていたんだとすれば言語道断である。そういう形で組織代表なり団体代表なりという形で出てこられるものを私どもは市民代表だとは認められないのだと、市民合意というものはもっと重いものだということをきちんと理解してこの場に座っていただきたい。そういうことだけ申し上げたいと思います。
(拍手)

□ 片山事務総長

どうぞ。

□ 舟橋氏(加藤徳太郎委員の代理)

海上の森の徳太郎の代理として述べたいと思います。海上の森からもこの会に出ておりますけれども、先ほど申されました合意ということ、徳太郎はその会議に合意はしておりませんし、私達も西の会場それから南の会場を利用することには反対して、全面保全ということを前から言っております。そういった団体を指定して団体から会議に参加しておるわけですから、今言われたようなことはおかしいと思います。団体として話を決めてくるのであるならば、団体へ持って帰って話し合いをしてくる。そういう時間を十分取ってから、それによって意見をまとめてくる。こういう形がなされなければならないですけども、この間の急に急いでやられた会議にはそういう手続きはなされておりません。そしてこの中でアセスに関しても人類が今まで作り上げてきた20世紀型アセスをするんだとかそういったとこに高まってきたのは、それこそ自然の叡智ではありませんけども人間の叡智で、アセスのやり方も段々と高まってきた。こういったものを放ったらかしてやるようなことでは人類のあるいは自然の叡智に学ぶ、人間の叡智をないがしろにすることであると、非常にけしからん話だと思っております。以上です。

□ 木村委員

今おっしゃったような言い方が、実にこの検討会議を愚弄するものであるとあえて申し上げておきたい。多くの委員は時間のない中を苦労に苦労を重ねて合意形成を目指してきた。そのことを少しでもわかったら、今のような発言はできないばずだ。どうぞ過去10回の議事録とその間に行われた様々な議論を思い出していただきたい。そしてその次に今私達が何を決めなきゃいけないのか、どういう道へ進まなきゃいけないのかということを真剣に議論しているというこの場のあり方、この場の雰囲気をどうぞご理解いただきたいと思います。

□ 山田委員

私、山口地域まちづくり協議会ということで、先程北岡さんのほうからお話がありました里山イベントの件ですけども、これは愛知県とお話をして許可をいただいてやったものです。無許可でということではありませんのでよろしくお願い致します。もう一つ付け加えるならば、大正池、この間の雨で大分埋まったということでしたけども、あれは農業用水を確保する為のものでちゃんと栓が順番にあるわけですけど、何者かがそれを昨年度、いたずらだと思うんですが石を投げ込んだり、とにかく水が抜けないようなそういういたずらをされました。地域の人達は大事な水源ということで大事にしているわけですから決していたずらでそういうことをするような者はおりません。ですから誰がやったかわかりませんけれども、原因もまだつかめておりません。人が大勢入るということでそういういたずらも起きてくるわけで、またもう一つ道なき道、山の中、かなり道が作られたわけですけど、それもやはり人が入ることによって、ただの普通の山の中に自然に道が、人の歩く獣道みたいな道がたくさんできたわけです。ですから、なにもしなければ別にそういうこともないわけで、人が入ればそういう結果も出るということですから、よろしくお願いいたします。

□ 谷岡委員長

既に議論が始まっているようですから私ここで議事をいただきまして、それでこの議論おそらく重要な議論だと思いますので続けたいというふうに思います。北岡さんどうぞ。

□ 北岡さん(加藤理香子委員の代理)

無届で伐採されて始末書を書かれたって私は聞きましたけれども、最初は無届で自然公園法の方にも保安林の方も無届で無断伐採をされて、後で届出を出せばいいということで話がついたと聞きました。だからそういうことがないように今後もお願いしたいということです。

□ 山田委員

そうではなくて、随分以前から住宅企画課の方にお願いして許可をいただいております。よろしくお願いします。

□ 北岡さん(加藤理香子委員の代理)

どういう書類があってどういう許可が出てますか?これは保安林の場合はすごい調査とか許可制になってると思うんですね、自然公園法への方は普通地域でなくて第3種特別地域なんでただの届出では、届出許可制なんで許可が出てましたらお教えください。

□ 谷岡委員長

北岡さん、申し訳ないんですがこの会議は捜査権も持っておりませんし、そのようなどちらが正しいかというようなことを判定する会議でもありませんので、それはまた別のしかるべきところでやっていただけませんか。

□ 北岡さん(加藤理香子委員の代理)

じゃあ、またお願いします。入り込みについては博覧会でどれくらい入るかわかりませんが、1,000人以上が1時間に入るわけなんで、この検討会議でお認めなさったわけですから、入り込みについてはちょっと人がいっぱい入っちゃったから自然が荒れてきたというのは今後の博覧会に、じゃあ人は入れられないということになりますので、ちょっとどうかとお考え下さい。

□ 谷岡委員長

いろいろご意見はあろうかと思います。一つちょっと確認しておきたいんですが、合意を尊重なさって話を蒸し返さないというふうにおっしゃっていただいた。それは大変我々としては喜ばしいことでございますし、委員会がもう一度28人の定員全てお戻りになったということは私は歓迎をしたいというふうに思っております。ただ先程からの発言で現在も反対の立場を取っておられるということ、これも理解いたしますし、舟橋さんの方からそういう意味で充分な時間が取れない中で随分無理があったということもおありになった、この点も認めますが、ただそれでは合意は無効なんでしょうか?合意は無効ではありませんね。そこは確認を舟橋さんにもしておきたいところなんですが。

□ 北岡さん(加藤理香子委員の代理)

私達の意見を表明しただけで、合意は尊重します、議論は蒸し返しませんということです。

□ 谷岡委員長

舟橋さんいかがですか。

□ 舟橋氏(加藤徳太郎委員の代理)

私達の意見はこれまで通りませんでしたけども、私達の意見は変わらないということはその通りです。

□ 谷岡委員長

ただ合意には縛られておいでですよね。

□ 舟橋氏(加藤徳太郎委員の代理)

こういったものは当然縛ってくるんでしょうけども、縛り方が本来のあり方ではないんだという意見は持っております。