愛・地球博のホスト国の日本のナショナルデー「ジャパンデー」式典が6日、EXPOドームで開催され、12日まで続く「ジャパンウィーク」のスタートを華々しく飾りました。
式典には、博覧会協会名誉総裁の皇太子さまが臨席し、「ジャパンデーは、日本が未来の世代により良い地球を残すために行っている努力を、世界の人々に知ってもらうまたとない機会。世界中で環境問題に取り組む機運が一層高まることを希望しています」と述べられました。
その後、日本館総館長の竹下景子さんが、愛・地球博メッセージソング「シェア・ザ・ワールド~こころつないで~」に込められた、世界が一つになることへの願いを朗読。続いて、ジャパンウィーク総合プロデューサーの渡辺貞夫さんと名古屋市や岡崎市の200人の子どもたちが、手話を交えた大合唱を披露。歌の終盤では会場全体に紙の木の葉がぱらぱらと舞い落ち、幻想的な雰囲気に包まれました。1枚1枚の木の葉には「世界の友達へ 世界のみんなが仲良く平和で暮らせますように」など、子どもたちからのメッセージが書かれていました。
小泉首相は式典に参加した後、マンモスラボ、長久手日本館、日立グループ館、瀬戸日本館を視察。また、皇太子さまは8日までの3日間、さまざまなパビリオンを見学されます。
「世界の人々が日本の努力について理解を深め、一致して地球環境に取り組む機運がいっそう高まることを希望します」と、あいさつされました。
式典であいさつされる皇太子さま
天井・壁・床を使って映し出す迫力映像「イマージョンシアター」をご観覧。「今、人類が問いかけなければならない問題を取り上げているとてもよい例ですね」と言葉をかけられました。
古代ギリシャのブロンズ像「踊るサテュロス」を熱心に鑑賞されました。館内に流れる音楽がイタリア人と日本人の合同演奏との説明を受けると、作曲家を尋ねられるなど関心を示されました。
ステージでリズミカルな民族ダンスが繰り広げられ、盛んに拍手を送られました。ヨーグルトやハーブなど、特産品の展示もご覧になりました。
モリゾーの帽子をかぶった子どもに声をかけられました。「皇太子さまものネクタイもモリゾーですね」。2人はにこやかに握手を交わされました。
小説「ドン・キホーテ」をテーマにした映像をご観覧。エビやマグロ、トマトやブドウなど同国の食文化を部屋いっぱいに表現した展示も、見学されました。
オーストラリア館でカモノハシ像を見学される皇太子さま
巨大カモノハシの像の前で足を止め、「写真スポットとして子どもたちに人気があります」との説明に興味を示されました。
120人の万博関係者とご歓談。長久手日本館建築ディレクターの彦坂裕さんに「日本館は拝見してとても楽しかったですが、建設にご苦労されたことでしょう」と声をかけられました。
自然の叡智という共通テーマのもと、それぞれの外国館が、自国を知ってもらうためにさまざまな趣向を凝らしていることに感心しました。 今日訪れた外国館では、水をテーマにした展示が多くあったように思います。私としては、水に関心があり、環境の中で水が大きなウェートを占めていることを改めて認識しました。
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