名古屋市パビリオン「大地の塔」
コンセプト
日本のこころ・地球のいのち
地球のいのちの鼓動とも言える、風や光、そして水の様々な自然の営みを感じ、様々に表現をし、人々の生活に取り入れてきた日本人。
「自然の力に畏敬の念を捧げ、独自の文化を育み、多様な価値観を生み出してきたこと」が、まさに「日本のこころ」だと考えます。この名古屋市パビリオン「大地の塔～Earth Tower～」で、そんな「日本のこころ」を呼び戻し、「地球のいのち」を感じてください。
パビリオン概要
| 出展場所 | 長久手会場 日本ゾーン |
|---|---|
| 開館時間 | 3/25～4/25の期間：9時30分から20時30分まで 4/26～9/25の期間：9時00分から21時00分まで |
| 平均観覧所要時間 | 約20分間程度 |
| 収容人数 | 120人 |
| 予約の有無 | 有 |
| バリアフリー情報 | 万華鏡ホールへは階段での移動となります。車いす利用者、補助犬をおつれの方、階段歩行困難な方等はエレベーター入口へご案内いたします。 ベビーカーでの万華鏡ホールへの入場は所定の場所に置いていただくか、折りたたんで入場していただきます。 車いす利用者、補助犬をお連れの方は専用スペースでの観覧となります。（3席分） 触知模型があります。 点字パンフレット（数に限りがあります）があります。 特別割引券所持者又は障害者手帳等所持者、シニア券所持者の専用観覧予約機があります（当日観覧予約のみ）。 |
展示概要
名古屋市パビリオン『大地の塔』には、普段の生活で忘れかけている「自然を愛するこころ」を呼び戻し、地球上に共存する全ての人々が未来への希望を感じられるよう願いが込められています。そして「地球上で営まれている様々な自然によるパフォーマンス」を「光・風・水」をエッセンスとして展開。さらに「人」が参加して作られる「切り絵灯籠」が共存し、「光・風・水・人」として表現しています。
「光」（SHINE）：世界最大の巨大万華鏡
「大地の塔」のシンボルとして「光」をテーマに、高さ地上約47mの巨大な万華鏡内部に入り、「刻々と変化しつづける光の表情」を楽しむ。それは、想像を遥かに超えたファンタジーゾーン。
巨大万華鏡
巨大万華鏡そのものである塔内部に来場者自らが入ります。見上げるとそこには太陽の光を通して内部に映し出された直径約40mもの球体をした万華鏡の姿を見ることができます。塔の上部に設置した像を描く巨大な具装置が可動することにより、朝や夕方、春や夏、その時々の気候の変化によって万華鏡はその姿を様々に変え、これまでにない体験ができます。
「風」（WIND）：風を動力とした不思議な楽器「音具」
「大地の塔」周辺に設置される「風」を動力とした不思議な音具。風が奏でる様々な音が、「風の囁き」を聞くように、来場者に語りかけ、その心地よいリズムは、耳から心へやさしく響きわたる。
音具とは
白い風車とその下に木琴をまとった高さ8mの不思議な手作りの楽器です。
上部の風車は、風を受けて回転することによって動力を蓄え、音を奏でる楽器の動力として活用しています。また、風車部分には、太陽光を受けることで電力を蓄え、補助動力としても活用することができる機能が付加されています。
「水」（WATER）：塔の壁面を水が流れ落ちる「アクアウオール」
「大地の塔」の巨大な壁面を使った「水」のパフォーマンス。壁面を流れ落ちる水は、気候や時刻によって多彩で豊かな表情を見せ、来場者に潤いと憩いを与えてくれる。
アクアウオールとは
塔の壁に水を伝わせるかつてないほど巨大な壁泉。高さ約47mの塔の壁面には凹凸が施され、そこを伝い流れる水が様々な模様を描きます。また、塔の周辺からはミストを噴射し、周辺の温度対策も行っており、夏の暑い時期には涼を感じることができます。
「人」（PEOPLE）：切り絵灯籠
「大地の塔」の外周に設置される「切り絵灯籠」。市民参加によって作られるこの灯籠は、塔の外周を彩り、人々の足を止める。夕暮れには灯りがともり、昼間とは全く違った幻想的な表情を見せてくれる。
切り絵灯籠とは
市民から募集した切り絵作品をはめ込んだ灯籠。高さ2.4m、118本の灯籠が「大地の塔」を取り囲むように設置されています。1本の灯籠に16点の切り絵がはめ込まれ、総展示枚数は1888点にもなります。夕暮れ時には灯籠に灯りがともり、周囲の音に反応し灯りが揺らめく姿を楽しむことができます。
切り絵作品
市民から募集した切り絵作品は、日本国内だけでなく海外からの参加者もいました。地球市民が参加した切り絵作品には同じものはひとつもなく、個性豊かな各々の作品を存分に楽しめます。また切り絵の色は31色もあり、彩り豊かな灯籠が出来上がりました。
パビリオンについて
名古屋市パビリオン「大地の塔」は、光をエッセンスとした地上約47mの万華鏡の塔、その塔を取り巻くように風をエッセンスとした高さ8mの不思議な楽器「音具」を3基設置。さらにその外周には、切り絵作品をはめ込んだ灯籠118基で彩っています。また万華鏡の塔に隣接するよう管理棟を設置し、名古屋市の観光情報発信や記念品販売を行っているビジターズコーナーを設けています。
建物そのものが展示物のパビリオン
名古屋市パビリオン「大地の塔」は、パビリオンの建物そのものが展示物となっています。シンボルである万華鏡の塔は高さ約47mにもなり、博覧会会場のランドマークとなっています。また敷地内にはベンチが設けてあり、音具の音色を聞いたり、アクアウォールを眺めたり、さらには切り絵灯籠を鑑賞するなど、ゆったりとした時間の流れを感じることができる構成となっています。
万華鏡の具装置
直径10.5mの円盤3枚を地上約40m付近まで吊り上げ、これらの円盤に着色した液体を設置し、円盤が回転、上下昇降運動を行いながら、万華鏡の模様を作り出します。具装置は総重量約50tにもなる巨大な装置で、地上から見上げても非常に大きく迫力あるものとなっています。
エコウォール
名古屋市の情報発信及び記念品販売を行うビジターズコーナーのある管理棟建物の周囲には、工事用の足場を用いて間伐材を並べ、和の雰囲気を醸しだすとともに、直射日光を遮ることにより冷房負荷の低減を図っています。
展示レイアウトについて
高さ約47mの万華鏡の塔を、パビリオンの敷地中心に配置。音具は塔の三方の壁面に対して3基を設置。さらにこれらを取り囲むように、塔の外周には118基の切り絵灯籠が設置されています。敷地北側に建つ管理棟にはビジターズコーナーが設けられています。
環境への取り組み
環境都市を目指した街づくり、自然を身近に感じる街づくりを目指す名古屋市は、「21世紀は、市民一人ひとりが地球環境を考え、行動し、都市魅力を発信する時代」と考えています。環境先進都市として積極的に取り組んできた実績を生かし、名古屋市パビリオンでは環境への配慮をさまざまな部分で取り入れています。
ねじ込み式の鋼管杭や、砕けば土に戻る舗装など廃棄物の出ない工法を採用するとともに、外壁や敷石に廃棄物を再利用した製品を採用しています。管理棟ではリユースできるプレハブ材や仮設材を活用するなど、リデュース、リユース、リサイクルに配慮した建設も行っています。また、太陽光や風などの自然の力を利用した展示とする一方で、建物全体を水で覆ったり、間伐材で建物への直射日光を遮り冷房負荷を下げるなど、展示や建物での省エネルギー化にも努めています。
パビリオン建設における環境への配慮
名古屋市で発生したゴミ焼却灰や下水汚泥の利用
万華鏡の外壁は、名古屋市で下水を処理する時に発生した汚泥の焼却灰を混ぜた材料でつくっています。また、敷地内の舗装の一部には、名古屋市のゴミの焼却灰を熱で溶かしてつくった骨材を混ぜた舗装材を使用しています。
光触媒の活用
万華鏡の外壁には、最新の光触媒技術を使った塗装を施しています。光触媒の作用により、空気中の窒素酸化物を分解するとともに、水の演出と塗料の持つ高い親水性により、建物周辺の温度上昇を抑え、建物内の冷房負荷を軽減しています。
パビリオン館内のショップ・レストランについて
記念品は藤井フミヤ総合プロデューサーが自らデザインした「フミヤデザイン商品」と総合プロデューサーの監修の下に製作を進めている「フミヤプロデュース商品」の２種類があり、記念品内容は多くの方に喜んでもらえる万華鏡をはじめ、Tシャツ等の衣類からペン等の文房具まで幅広い記念品となっています。
（記念品内容 （1）プロデューサーデザイン商品：万華鏡・Tシャツ・携帯ストラップ・皿・アクセサリーポーチ・グラス・マグカップ・缶バッチ・バンダナ・キャップ （2）プロデューサープロデュース商品（ジャンル）：万華鏡・ポスター類・ステーショナリー類・アクセサリー類・タオル類・衣類・バッグ類）
※記念品は（株）松坂屋が商品企画・製作及び販売を行います。
フミヤデザイングッズ「Tシャツ」
フミヤデザイングッズ「バンダナ」
| 商品・メニュー | 商品・メニューのご説明 | 値段（税込） |
|---|---|---|
| 藤井フミヤデザイン「Ｔシャツ（A/ブラック）」 | デザイン 前面：「切り絵」イメージ／背面：「大地の塔」イメージ | 3,670円 |
| 藤井フミヤデザイン「Ｔシャツ（B/ホワイト）」 | デザイン 前面：「ＥＸＰＯ」／背面：「大地の塔」イメージ | 3,990円 |
| 藤井フミヤデザイン「バンダナ」 | デザイン 「切り絵」イメージ（デザイン違い有り／計2種） | 1,570円 |
| 藤井フミヤデザイン「CAP」 | 前：「大地の塔」イメージ（カラーバリエーション有／計２種） | 2,620円 |
| 万華鏡 | フミヤデザイン万華鏡も含め、多数の万華鏡あり。 |
