調査結果等と実施した低減の方策は以下のとおりです。
1 測定について
- 測定日時は、平成16年8月25日(水)午後1時50分~午後2時38分
- 測定場所は図に記載しました。
- 測定結果は表に記載しました。(追跡調査報告書との違いについて)
- 追跡調査報告書で予測した位置は、地図上において最も影響を予測する必要がある場所を選定しましたが、測定場所は測定の日の土地利用状況等を勘案し予測した場所の近傍において測定が実施できる位置を選択しました。
- 測定地点での予測値は、追跡調査報告書で予測されていた予測結果の中で、該当位置における予測結果を数値化したものです。(追跡調査報告書では等騒音レベル線として表示しています。)
2 結果
- 各飛行時の最大騒音レベルの平均は、調査地点(1)の陶磁資料館で72dB、調査地点(2)の8号鉄塔で81dBと、予測値を下回っており、予測の範囲内でした。
- なお、初回の飛行状況から、瞬間的には大きな音も発生しているため以下の対策が有効であると考えられたので、2回目以後の飛行についてその対策を実施し、より影響の低減を図ってきました。
3 騒音を低減させる対策
- ヘリコプターが横を向いたときに騒音が大きくなる傾向が認められるため、最寄りの住宅に対し横向きで作業をしないようパイロットに周知した。
- 運搬する重量が大きくなると騒音も大きくなる傾向が認められるので、運搬する重量をできる限り平準化した。
- 7号支柱方面への進入は、離発着位置からいったん南に進み、周辺の住宅等から離れてから接近するようパイロットに周知した。
- ヘリコプターの高度は安全が保たれる範囲内で低くするようパイロットに周知した。

騒音調査地点位置図
表 ゴンドラ7号支柱工事に伴うヘリコプター作業騒音測定結果(平成16年8月25日測定)
単位:dB
| 調査地点(1) (陶磁資料館) | 調査地点(2) (8号鉄塔) |
平均 | 72 | 81 |
調査地点での予測値 | 80以下 | 82以下 |
調査地点までの距離 | 280m | 200m |
注)追跡調査報告書においては、離発着場から200m離れた陶磁資料館で最大騒音レベルは83dB以下、7号支柱から236m離れた最寄りの住宅地で最大騒音レベルは81dB以下と予測した。