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第7章 環境影響の総合的な評価

本博覧会の会場計画については、環境影響評価の実施と並行して策定作業を進めており、会場計画の熟度の向上に伴い環境影響評価の精度を高めていくとともに、環境影響評価の過程で得られた環境保全措置の検討結果等を会場計画の策定過程にフィードバックすることにより、環境に及ぼす影響を可能な限り回避又は低減するように努めている。

したがって、本準備書での予測結果には、一般的な環境影響評価における予測の不確実性とは異なり、予測が困難な項目も一部含まれているが、本事業により実施する工事による影響や主要施設地区における直接改変等による存在影響については、それぞれ第5章に示した環境保全措置の実施を前提として、概ね回避又は低減できるものと判断した。

第4章に示した各環境要素の区分毎の評価結果と評価の前提とした環境保全措置の概要については次ページ以降に一覧表に取りまとめて示した。

なお、本博覧会は、会場候補地及びその周辺において都市計画手続きが進められている地域整備事業の事業地を先行使用して行うものであり、主要施設地区の大半は地域整備事業による直接改変域等に含まれていること等から、引き続き地域整備事業による事後調査とも情報を共有しつつ、追跡調査を実施し、適切な環境保全措置等の実効を図ることとする。

また、本事業としては、本博覧会施設や諸機能の恒久的活用等も念頭においた総合的な管理システムの構築・推進に向け、関係機関との連携・調整を図っていくこととする。

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