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第14節 光害

I 調査、予測及び評価の手法

I-1 調査手法

項目調査方法・調査地点
光害の状況現況調査は実施しなかった。

I-2 予測及び評価手法

1)工事中

項目夜間の人工光の程度
予測対策、配慮事項等を明らかにすることにより予測を行った。
評価夜間の照明による影響が実行可能な範囲内で回避又は低減されているかについて評価を行った。

2)供用時

項目夜間の人工光の程度
予測対策、配慮事項等を明らかにすることにより予測を行った。
評価夜間の照明による影響が実行可能な範囲内で回避又は低減されているかについて評価を行った。

II 調査、予測及び評価の結果

II-1 予測及び評価の結果

1)工事中

(1) 回避・低減のための方針

事業の実施に伴う環境への影響を、実行可能な範囲内で回避又は低減を図るため以下の保全対策を徹底する。

  1. 照明器具の適正配置
  2. 適切な遮光フードの採用など照明器具の設置方法等の工夫・配慮

(2) 予測及び評価結果

各種工事に際しての夜間照明等により漏洩光の発生が想定されるが、夜間の屋外工事は原則的には行わない工事計画や、屋内工事においても必要に応じて遮光フードの採用などの対策を講ずることにより、光害の発生は回避が図られるものと判断した。

2)供用時

(1) 回避・低減のための方針

事業の実施に伴う環境への影響を実行可能な範囲内で回避又は低減を図るため、以下の保全対策を徹底する。

  1. 街路照明の適正配置
  2. 照明率の高い照明器具の使用
  3. 上方及びグレアゾーンに向かう光の少ない器具の使用や適切な遮光フードの採用など照明器具の設置方法等の工夫・配慮
  4. ライトアップ照明の時間帯の配慮

(2) 予測及び評価結果

本事業による漏洩光の主な発生要因としては、(1)関連施設・設備や道路等の照明、(2)パビリオン等の建築物のライトアップ、(3)パビリオン等からの漏洩光、(4)催事の演出目的等による投光・照明が考えられる。
関連施設・設備や道路等の照明やパビリオン等からの不必要な漏洩光の抑制については、照明率の高い照明器具の使用や、照明器具の明るさの適正設定、適切な遮光フードの採用等により、また、パビリオン等の建築物のライトアップや催事の演出目的等による投光・照明については、照明の水平方向より上方へ向かう光を低く抑える投光・照明方法の採用により、上方やグレアゾーンへの漏 洩光が懸念される場合は暖色系の光の採用、建築物等の配置の工夫、ライトアップ時間の調整や減 光対策等を講ずることにより、光害の影響は低減が図られるものと判断した。