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環境保全のための措置・追跡調査計画

環境保全のための措置

計画検討段階における環境配慮事項

  • 希少種がまとまってみられるところは、希少種を含む多様な生き物の生息・生育環境を保全するために、現状の森林をできる限りまとまって残していきます。
  • 博覧会開催に伴う環境負荷等を低減するために、先行して整備される新住宅市街地開発事業の一部区域及び既存の造成地(上之山町地内)の適切な利用を前提として、土地利用計画を検討します。
  • 新エネルギーや省エネルギー技術を積極的に導入し、CO2 排出量の削減や、効率的な運用が可能な供給処理システムの導入を計画します。
  • 地形を生かした会場計画とし、主要な水系をできる限り保全するとともに、限られた造成地の有効活用のため、展示施設などの建物の屋上はデッキ構造とし、歩行や滞留の空間として活用します。

工事中における環境保全対策

  • 工事の平準化
  • 工事照明の適正配置、搬出入ルートの分散
  • 工事規模に合わせた工事機械の適正配置
  • 低騒音、低振動型工事機械の使用
  • 沈殿池の設置等の濁水・排水対策の徹底
  • 表土の活用と、土砂流出防止対策の徹底
  • 保全対象へのマーキング等による注意喚起
  • 廃棄物の減量、リサイクル、適正処理の徹底
  • 残土の発生抑制
  • 環境配慮型資材の積極的な使用
  • 詳細調査を実施した動物種に対する保全措置

など

存在影響に対する環境保全措置

  • 計画の熟度に応じて、施設の位置、施工方法等を工夫するとともに、必要に応じて適切な環境保全措置を講ずることとします。
  • 調査対象地域内の森林に対する管理計画の立案や推進体制の確保に向けて、関係機関との連携・調整を図っていきます。

など

供用時における環境保全対策

  • コージェネレーションシステムの導入
  • 上水供給量の抑制(中水利用の促進)
  • ライトアップ照明の時間帯配慮
  • 騒音拡散の防止、鳥類等営巣期間内の配慮
  • 交通・輸送計画による交通渋滞の抑止
  • ごみの減量、再利用
  • 生ごみ、汚泥のコンポスト化

など

追跡調査計画

予測結果の不確実性をフォローアップするため、地域整備事業における保全措置や事後調査と連携しつつ、追跡調査を実施します。また、森林体感地区の施設整備による影響、各種施設の運用や利用者の入り込み及び会場候補地へのアクセス交通等に伴う影響、さらに会期終了後の工事に伴う影響等については、今後の計画の熟度に対応して、必要な調査内容を検討し、追跡調査を実施します。調査時期については、右記のマトリックスの影響要因と環境要素との関係を踏まえて適切に選定します。
なお、主要施設地区の大半は地域整備事業における直接改変域に含まれているため、今後の計画検討に当たっては、地域整備事業における保全措置や事後調査とも情報を共有しつつ、計画熟度に応じて柔軟かつ適切な対応が図れるような追跡調査体制を確保し、調査データの有効な活用と管理に努めてまいります。
さらに工事及び事業の実施に当たっては、上記の環境保全対策を確実に行いますが、さらに万全を期すため、環境監視を行うこととします。