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第5回環境影響評価アドバイザー会議要録

1.開催日時

平成11年7月8日(木) 午後2時~午後4時45分

2. 開催場所

2005年日本国際博覧会協会名古屋事務所
名古屋ダイヤビル2号館7階会議室

3. 出席者

委 員

北野委員長、糸魚川副委員長、加藤副委員長、吉田副委員長、青山委員、石井委員、菊池委員、久野委員、斎藤委員、佐藤委員、芹沢委員、成瀬委員、服部委員、八木委員、山本委員、遊磨委員

事務局

浅野事務次長、松崎環境グループ長、林上席調査役、山田チームリーダー、高木調査役、鈴木課長代理 他

4. 議事

(1) 開会

  • 事務局より開会挨拶

(2) 環境影響評価準備書についての愛知県知事意見について

事務局より、手続き状況及び愛知県知事意見の概要について説明した。

(3) 評価書作成への対応について

事務局より、評価書の記載事項等について説明し、質疑応答を行った。

事務局説明概要

オオタカの営巣がきっかけとなり、愛知県知事が愛知青少年公園などの周辺地区も含めて博覧会会場として利活用することを、国や博覧会協会に検討してほしい旨を表明した。それを受け協会としては、新たなエリアを含めた会場計画の検討を始めたところである。
 環境影響評価については、その会場計画の検討状況をにらみながら評価書を作成していくこととなるが、計画熟度の向上、環境保全措置・追跡調査計画の具体化、時系列を含めた複数案の比較検討などの課題がある。

主な発言

(委員)
周辺地区のアセスメント手続きはどのようになるのか。また、国の見解は示されているのか。

(事務局)
通産省要領では、軽微な修正等に該当する場合はアセスメント手続きを再実施する必要はないとされている。国へは協会の案をある程度詰めてから相談する予定である。

(委員)
周辺地区のアセスメントが必要になるのではないか。

(事務局)
周辺地区については、何らかの予測及び評価を行う必要があると考える。どこまでやるかは国とも相談しなければならない。

(委員)
従前から種々の複数案を想定していれば、今回のような場合にも対応できた。

(委員)
青少年公園を選定したのは、環境負荷が低減となる見通しがあったからなのか。

(事務局)
既に造成された県有地があり、瀬戸市南東部から近く、名古屋瀬戸道路で一つの会場としてつなげられ、一体の会場として扱えるということが背景にあったためと思われる。

(委員)
一般の人に分かり易いアセスメントにすることが必要。

(委員)
会場を広域に展開し瀬戸市南東部の環境負荷は低減しても、青少年公園でマイナスの影響はでる。ただし、青少年公園には、現在造成された所にはめぼしい植物はあまりなく、その範囲内で行うならばなんとかなるのではないかと思う。新たに造成するとなると、しっかりした調査が必要である。

(4) オオタカ営巣について

事務局より、オオタカ営巣に関するこれまでの状況について説明した。

主な発言

(委員)
オオタカ営巣の影響で地域整備事業を再検討する動きはあるのか。

(事務局)
直接は聞いていない。工事のやり方等を見直すことは考えられる。博覧会は2005年と時間を区切られているが、地域整備はロングスパンの事業であるという違いがある。

(委員)
以前、国道関連のアセスメントにおいて、オオタカの巣が確認され、その扱いが検討されたが、そのまま工事を行った例がある。国道沿いの様な場所でもオオタカの営巣は可能であった。

(5) その他

事務局からのお知らせ

  • 青少年公園の視察の希望があれば申し出て欲しい。
  • 市民団体より、アドバイザー会議の傍聴、議事録の公表の要望があるが、これまでどおり会議自体は非公開、会議後に記者会見を実施するという対応でいかがか。(異議なし)

議事要録は既にホームページで公表している。

委員長の辞任について(委員長から発言)

体調がすぐれないので、本日を区切りとして辞任させて頂くこととしたい。後任には副委員長の加藤先生にお願いしたいと思うがいかがか。(拍手で承認)

(6) 閉会

  • 事務局より閉会挨拶

5. 今後の予定

次回は、今始めたばかりの周辺地区を含めた会場計画の検討状況がほぼ固まった段階でご意見を伺うこととなる予定。