マンモス ラボ
展示概要
１万年前に絶滅したとされるマンモスをロシア連邦サハ共和国の永久凍土より発掘。環境の変化に対応して進化を遂げていながら、環境の激変に対応できずに絶滅したマンモス。この冷凍マンモス標本と、その資料をもとにすすめられている、マンモス絶滅の謎を解明しようとする研究の最前線を紹介します。
ユカギルマンモス
冷凍されたマンモスを直接目にすると、その皮膚のたるみや、しわの一本一本、毛の一本一本が、強烈な存在感をともなって我々に迫ってきます。このとき私たちは、頭の中で情報として理解していたマンモスを、感覚的に理解しようとしているのです。この感覚的な理解こそ、人類が自然と対峙する中で発揮してきた想像力のもっとも初歩的な働きのひとつなのです。
© Global Industrial and Social Progress Research Institute