モロッコ王国デーの1日、EXPOホールで記念式典と催事が行われました。
式典にはララ・サルマ王妃が出席し、出迎えの高円宮妃久子さまらと共に舞台を楽しまれました。催事では、フレンドシップ事業のパートナー愛知県豊山町の「豊山太鼓研究会」のメンバーが、大小17の太鼓で息の合った日本の音色を響かせました。モロッコからは伝統音楽「ギナワ」と西洋のジャズを融合させた独特のメロディーが披露されました。
西部アフリカとモロッコの伝統音楽から生まれた「ギナワ」をベースに、独自の音楽で人気を誇るミュージシャン、マジッド・ベッカスさんが率いる5人のグループ「アフリカン・ギナワ・ブルース」が登場。伝統的な弦楽器「ゲンブリ」の低音と、カスタネットのような楽器のチャカチャカと鳴り響くリズムが調和、こぶしが効いたモロッコ調の歌声が会場に響きました。
同国を代表して、モハメッド・アシャリ文化相は「愛・地球博は異なった文化の架け橋となります。モロッコはヨーロッパ、アフリカ、アラブが混ざり合う地。モロッコの多様な文化とグローバルな動きを見てほしい」とアピールしました。
ララ・サルマ王妃殿下は2002年に、モハメッド6世国王と結婚されました。国王が女性の地位向上を推進していることから、同王妃はさまざまな公式の場に出向いてモロッコの新たなイメージを作り出されているそうです。(7月1日)
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