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万博トピックス

グローバル・ループに清涼感
夏の暑さに備え ドライミスト装置の稼動開始

ドライミスト装置の画像1 ドライミスト装置の画像2

【写真上・下】6月上旬に行われた試験運用の様子

多くの来場者が行き来するグローバル・ループの暑さ対策として1日、博覧会協会は「ドライミスト装置」をループ上の10カ所に取り付けました。

同装置は日よけ屋根があるエリアに設置しており、屋根の骨組みに取り付けられたパイプから、等間隔で霧状の水を放出します。水滴は大気中ですぐに蒸発し、その際に発生する気化熱で周囲の温度を2~3度下げる効果があります。屋根の下では自然な清涼感が得られます。

ループ上に設置された温度計で、27度を上回る気温が10分以上続くと作動。25度を下回ると自動停止します。湿度が80%を超えたり、センサーが強い風や雨を感知した場合にも自動停止します。

ミストによる冷却は、エアコンに比べて20倍ものエネルギー効率があるといわれ、環境に優しい技術として注目されています。会場ではさまざまな場所でミスト発生装置が設置されていますが、グローバル・ループへの設置はこれが初めてです。

夏も本番に近づき、直射日光の下では熱中症の発生が懸念されます。帽子の着用、こまめな水分補給に気を配り、移動中は適度に休憩をとるなどして、熱中症予防を心掛けましょう。(7月1日)