非公式参加国のアルジェリアが16日、EXPOホールでイベントを行い、写真展や講演会のほか、伝統舞踊や民族音楽の演奏などが披露されました。
講演会では、同国のモハメッド・ベンサレム元観光相が、フォガラについて「アルジェリアに昔から、伝わる伝統的灌漑(かんがい)システムで、砂漠に住む人間の叡智です。愛・地球博のテーマである『自然の叡智』と合致します」と紹介しました。
続いて、現地でフォガラの研究をしている国連大学特別顧問の小堀巌教授が「扇状地の地下水脈を水源として、山の傾斜を利用して水源から平地の畑などに水を運用する利水施設です。アルジェリアでは石と粘土で形成した配水路を、水を行渡らせなければならない農園全体に網目状に張りめぐらせてあります。灼熱のサハラ砂漠でも水に困らない豊かな生活をアルジェリアの人々がしています」と説明しました。
講演会の後、16時から、ツアレグ民族の音楽や伝統舞踊などが披露されました。
(4月16日)
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