アジアの24の国と地域の子どもたちが「私の生活」をテーマに描いた絵日記を展示した「アジアの子供達の絵日記展」が、モリゾー・キッコロメッセで7月29日始まりました。これは、子どもたちへの識字教育とアジアの相互理解を目的に行われていて、会場には応募総数約4万8千点の中から選ばれた入賞作品240点が展示されています。
5枚1組の絵日記には、家族で過ごした休日や、学校での出来事などから感じた、自国文化の自慢や家族への思いなどが描かれています。中には政治情勢を如実に伝えるものもあり、東ティモールのアルメイダ・グスマンさん(11)は、目の前で起きた「大虐殺」と、その後、平穏を取り戻した地域の様子を描いていました。展示されたすべての作品から、子どもたちの目で見た国の現状や、子供たちの感じている正直な思いが伝わってきます。
29日は各国・地域から選ばれたグランプリ22人が来日し、EXPOホールで表彰式が行われました。各国の民族衣装を身に着けた子どもたちに、表彰状と記念のメダルが授与されました。
日本のグランプリに輝いた神奈川県横浜市立西柴小学校の大﨑風実さん(12)は、修学旅行で訪れた京都のお寺やハイキングをした公園など、日本の情景や美しい自然の風景を絵日記にしています。大崎さんは「この絵日記から、日本の文化や美しい四季の移り変わりを、世界中の人に見てもらいたかった。賞がもらえてとてもうれしいです」と話しました。同展は8月8日まで開催されています。(7月29日)
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