7月13日(水)特集
両陛下、中国館など見学
グローバル・ループを歩き、会場散策
グローバル・ループを歩き、会場散策
天皇、皇后両陛下は13日朝、回り切れないパビリオンを「せめて外観だけでも」と、グローバル・ループを歩き、会場を散策されました。北ゲートから長久手愛知県館までの道のりで、グローバル・コモン1・2・3をはじめ、企業ゾーン、センターゾーン、木々の緑や池の水辺などを眺められました。時折、皇后さまが天皇の腕に手を添えたり、日傘を差し出すなど、天皇陛下を気遣われる姿が見られました。
その後訪れたカナダ館では、自然や文化を幻想的に映し出すシアターを見学、映像に出てくるさまざまな動植物に興味を示されました。また、国際赤十字・赤新月館では、戦場や少年兵の姿などを映し出す映像を観覧、皇后さまは身を乗り出し真剣な表情で見入っておられました。中国館では、胡弓や笛などの伝統楽器を奏でる女性グループ「サニーガールズ」の演奏や、内壁を飾る巨大な彫刻などを楽しまれました。
移動される際には、大勢の来場者に笑顔で手を振り続けられました。皇后さまが「（暑いので）水をしっかりとってくださいね」と、来場者に言葉をかけられる場面もありました。
両陛下は、終始笑顔で3日間の視察を終え、何度も来場者に手を振りながら会場を後にされました。（7月13日）
3日間の視察で回り切れないパビリオンを「せめて外観だけでも」と、北ゲートから長久手愛知県館前までの約1.2キロを散策されました。天皇陛下は白いカッターシャツにグレーのスラックス、皇后さまは日傘で、暑さ対策は十分。グローバル・コモン1、2、3をはじめ、企業ゾーン、センターゾーンなどを眺められました。
グローバル・ループを歩かれる天皇、皇后両陛下
カナダの自然や文化が幻想的に映し出されたシアターをご覧になりました。天皇陛下は映像に出てくるオーロラやさまざまな動植物に興味を示されたようです。皇后さまは「この映像を見ることで、カナダに行きたいと思う人が増えますね」とノーマン・モイヤー政府代表に話されました。
カナダ館でアテンダントに質問される天皇、皇后両陛下
国際赤十字・赤新月館前で来場者に歩み寄られる天皇、皇后両陛下
アルゼンチン館前でダンサーと握手を交わされる天皇陛下
大勢の来場者からの声援に、両陛下は笑顔で手を振り続けられました。皇后さまが「（暑いので）水をしっかりとってくださいね」と、来場者に言葉をかけられる場面もありました。
武力戦争や自然災害の被災地での活動の展示や映像をご覧になりました。天皇陛下は、人道を訴える展示物に深く興味を持たれたようで、「良い展示がされていて、よろしいですね」と感想を述べられました。
アルゼンチン館の前で、2組のダンサーがタンゴを披露。演技が終わると、両陛下は大きな拍手をされ、皇后さまは「エルモント（美しい）」「グラシアス（ありがとう）」と、ダンサーたちにスペイン語で話しかけられました。
両陛下は、伝統楽器を奏でる女性グループ「サニーガールズ」の演奏を楽しみました。漢唐の時代に作られた工芸品や、内壁を飾る巨大な彫刻などを見学され、その繊細さに感心された様子でした。また、2010年の上海万博について、天皇陛下は「ご成功をお祈りします」とお言葉を述べられました。
中国館前で来場者に手を振られる天皇陛下
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