天皇、皇后両陛下は12日、瀬戸愛知県館、JR東海超電導リニア館、シンガポール館を見学されました。各パビリオンに到着すると、周辺で待ち構えていたたくさんの来場者から歓声と拍手が起こり、両陛下はにこやかに手を振られました。
シンガポール館内では、スコール体験で洋服が濡れるというハプニングがありましたが、終始、笑顔で、民族舞踊などを楽しまれました。
瀬戸愛知県館では、海上(かいしょ)の森の自然を歌と映像で表現した「森の劇場」のショーや、ニホンオオカミの標本などを観賞。生き物に関心が深い天皇陛下は、映像に登場する動物について皇后さまにご説明されるなど、展示を楽しまれた様子でした。
視察に同行した神田真秋愛知県知事は「愛・地球博の原点である瀬戸会場にお越しいただいて、うれしいです」と話しました。(7月12日)
海上(かいしょ)の森の自然を美しい映像と歌声で紹介する「森の劇場」のショーをご覧になりました。動植物に造詣が深い天皇陛下は、映像に登場する生き物について皇后さまに自ら説明されていました。また、皇后さまは、展示されている環境絵本の一冊に目を留め、「あら、ウリボウがいる」とほほ笑まれました。
瀬戸愛知県館で展示を熱心に見学される天皇、皇后両陛下
JR東海超電導リニア館を見学される天皇、皇后両陛下
リニアモーターカーの仕組みについて説明を受けた後、超電導館リニア3Dシアターをご覧になりました。特殊なゴーグルを着けてリニアの走行シーンを立体映像で見るショーで、天皇陛下は「運転士はいるのですか」などと質問しながら熱心にご覧になりました。
シンガポール館で説明を受けられる天皇、皇后両陛下
シンガポールのライフスタイルや風景を紹介した映像を、ご覧になりました。予定になかった「スコール体験」では、激しい雨を体験されました。両陛下の洋服がぬれるハプニングがありましたが、その後もにこやかに、民族舞踊などを楽しまれました。
3つのパビリオンの周りには、たくさんの来場者が人垣を作って、両陛下の到着を待ちました。お姿が見えると「陛下、皇后さま」「いらっしゃい」と声があがりました。両陛下はにこやかに来場者にお近づきになり、声をかけたり手を振られていました。
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