3月28日(月)万博トピックス

自然の叡智、どう考える？
ワンガリ・マータイさんらで活発に論議

EXPOドームで28日、愛・地球会議オープニングフォーラム「地球とともに生きる」が開催されました。壇上での論議は、2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんら5人で行われ、「日本にしかない『もったいない』という言葉は、持続可能な社会を目指す私たちへの素晴らしいコンセプトだ」と、マータイさんは来場者に訴えかけました。

「しかし残念ながら、日本にしかない『もったいない』という言葉が、日本で活かされていない」とマータイさん。「日本は豊かになり過剰に消費をしている。だが、消費の量を減らせと言えば、生活水準を落とせと言っているのだと解釈されてしまう。しかし、持続可能な社会を目指し現状に合った生活を快適に過ごしていくためにも、自然に敬意を払い学ばなくてはならない」と、マータイ流に「自然の叡智」について言及しました。（3月28日）