聴覚障害者の多くは、聞こえに不自由なことからコミュニケーションが十分に図れないため、社会から孤立し、苦しみ悩んでいます。また、社会環境でも日常生活の上で会話が成立しにくいことから健聴者の理解が得られづらいなど、問題は数多くあります。
これら諸問題に取り組み、社会への完全参加を目指して、多くの中途失聴・難聴者の願いを一日も早く実現しよう、また、同障の仲間の存在を知ることで、明日への希望を見いだすことができることを願って毎年全国各地で開催しています。
この名古屋大会を通して私たち側からだけではなく、それらを支えるボランティアの方を始めとする社会一般の人たちを巻き込み、さらに21世紀最初に開催される万博は、これまでの国際博覧会の伝統的な参加形式の殻を破り、「地球市民」の積極的な参加に特徴があります。市民参加は計画作りや会場作りへの意見提案や会場運営への主体的参加に加えて、21世紀型国際博覧会の先駆けとなる「参加」と「体験」をしていただくようになっています。中途失聴者・難聴者のバリアフリーがどこまで浸透していけるかを体験していこうとするものです。
「トークトーク、得!」~あなたのバリアフリーを考える~
聴覚障害者のバリアフリーについて、どう見ていくかを、万博というイベントを通してそれぞれの立場から語る。
講師:天野由利子氏、曽田忠宏氏、飛田毅氏
司会(調整):小山秀隆氏
平成17年7月16日~17日
16日:愛知県中小企業センター・講堂
4,500円
名古屋市中途失聴・難聴者福祉連合会
TEL:052-932-6080
FAX:052-939-2777