かつて愛知県は日本の三大はげ山地帯の一つに数えられていました。万博会場を含む名古屋東部丘陵地域にも、荒廃地が広がっていたのです。これを現在の姿まで甦らせたのが、明治後期から始まった治山・砂防事業です。私達は、この地道に続けられてきた先人たちの努力を忘れてはなりません。幸いにも、瀬戸市には明治38年(1905)に施工されたホフマン氏の指導による欧州式工事等の跡地が残されています。折しも、本年はその工事が施工されて100年目の年です。
過去から現在まで、連綿と引き継がれてきた治山事業に想いを馳せながら、これからの人と森林のあり方を考えてみましょう。
2005年7月2日(土)~7月3日(日)
瀬戸市文化センター(瀬戸市西茨町)
入場無料
愛知県・瀬戸市
TEL:052-954-6451
FAX:052-954-6937