トヨタコレクション展 ～モノづくりの源流～
主催者メッセージ
｢トヨタコレクション｣は、日本のモノづくりの源流ともいえる江戸中期～明治初期の様々な分野（｢からくり｣、｢測量・天文｣、｢銃・大砲｣、｢医療｣、｢絵画・書画｣、｢工芸｣、｢生活｣等）にわたる貴重な科学技術資料です。トヨタ自動車は、これらの資料の散逸を防止し、調査・研究に役立てていただくという社会貢献の観点から１９９９年に取得し、２００１年に国立科学博物館へ預託しました。現在は、文部科学省特定領域研究｢我が国の科学技術黎明期資料の体系化に関する調査・研究（略称：江戸のモノづくり）｣の対象となり、国内外の多くの研究組織・研究者による調査・研究が進められております。
19世紀の後半、日本は鎖国の封印を解き、西洋文明を積極的に導入し、わずかな期間で急速な近代化を成し遂げましたが、その原動力は、江戸時代の｢モノづくり｣に対する成熟した文化にあったと言っても過言ではありません。江戸時代の技術者は、西洋の機械技術をそのまま導入するのではなく、日本の文化の中で、オリジナリティ溢れる品々を作り出していきました。
本展では、この江戸時代に培われた日本のモノづくり技術の精密性・独創性・芸術性などの神髄に｢トヨタコレクション｣を通して触れていただき、｢モノづくり｣への興味をより一層深めていただければ幸いです。
事業概要
モノづくりの源流である江戸期～明治初期の科学技術資料である「トヨタコレクション」の特別展示
実施期日
2005年３月12日～９月25日
実施場所
産業技術記念館 特別展示室（名古屋市西区）
入場料、参加料
当日観覧料 大人：700円 中高生：400円 小学生：300円
前売り券 大人：550円 中高生：250円 小学生：150円
主催者名
産業技術記念館・トヨタ自動車（株）・中日新聞社・東海テレビ放送
主催者連絡先
トヨタコレクション展事務局（産業技術記念館内）
TEL：052-551-6325
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