古来から衣食住は全て手造りで、心の温りに安らぎと活力を得た生活様式でしたが、経済社会の変化とともに時代は大きく変遷し、機械産業による大量消費、使い捨て生活に埋没し高度経済成長へと伸展、その結果が公害問題等、新たな課題の発生とともにバブル崩壊により低調経済を余儀無くされました。こうした中、生活の変化とともに、本物志向手造りへの関心が高まってきましたが、技能者の高齢化、後継者不足等により、産業基盤を喪失する危機に直面していたことから昭和49年に「伝統的工芸品産業に関する法律」が制定され、伝統的工芸品産業に携わる産地が、国及び地方公共団体の手厚い支援と業界関係の努力によって、社会再認識と評価が高まるとともに、国外からもわが国特有の社会分化の一翼を担う産業として注目を集めております。今回は伝統工芸士が丹精こめて作り上げた、手の温もりのある織物から陶磁器まであらゆる作品を万博期間中展示するものです。
全国の伝統的工芸品を万博開催期間中展示し、万博のPRとともに広く宣伝をする。
平成17年3月25日(金)~平成17年9月25日(日)
瀬戸市品野町1丁目126番地の2
品野陶磁器センター内
無料
伝統的工芸品展示運営委員会
TEL: 0561-41-1140
FAX: 0561-41-1170