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世界各国のアーティストが集う “一大音楽メッセ-ジイベント” 「Love The Earth」~エリック・クラプトンをはじめ、世界的ビッグアーティストの参加が決定~

2005年3月25日から185日間、名古屋東部丘陵(長久手町・豊田市・瀬戸市)にて、「自然の叡智」をテーマに開催される『愛・地球博』。
このたび、『愛・地球博』の協会企画催事の中でシンボル的なイベントとなる「Love The Earth」(ラブ・ジ・アース)に、エリック・クラプトン氏ほか、世界的ビッグアーティストの参加が決定しました。

(財)2005年日本国際博覧会協会では、パビリオン等と並ぶ、博覧会テーマ表現の柱として「愛・地球でつながろう!」を基本理念に、多彩な催事を計画していますが、その中心的な事業であり、博覧会テーマや基本理念を具現化するシンボル的な音楽イベントが「Love The Earth」なのです。
世界の共通言語である“音楽”を通じて「Love The Earth」というメッセージを発信し、様々な人や文化が交流し合い、「自然や地球とのつながりを再認識」することを目的にしています。多数の世界的なアーティストに日本のアーティストが加わり、博覧会会期中のライブ公演はもちろんのこと、開幕前からさまざまなメッセージを発信します。

世界最高のギタリストと称えられ40年に渡り音楽シーンをリードするエリック・クラプトン。彼が今回 『愛・地球博』ならびに「Love The Earth」の趣旨に賛同し、“Executive Music Consultant” として、シンボル楽曲 「Say What You Will」 を書き下ろしました。この曲は、今後、『愛・地球博』の開催前にリリースされる「Love The EarthコンピレーションCD」に収録されます。また、『愛・地球博』の広報・PR場面においても様々なかたちで使用され、万博の盛り上げに一役を担うことになります。

さらに、今回は、シルクロード地域の民族音楽を通じて文化の交流を図る活動を精力的に展開している世界的 チェリストのヨーヨー・マ氏、世界で最も美しい歌声を持つといわれる世界の歌姫、ソプラノ歌手のサラ・ブライトマン氏という2名のビッグアーティストの参加も決定しました。

Love The Earthの計画概要

■タイトル

「Love The Earth」(ラブ・ジ・アース)

■事業概要

世界の共通言語である“音楽”を通じて「Love The Earth」というメッセージを発信し、様々な人や文化が交流し合い、「自然や地球とのつながりを再認識」することを目的に実施する音楽エンターテインメントを中心としたシンボル的なイベント。
世界的なアーティストに日本のアーティストが加わり、「Love The EarthコンピレーションCD」のリリースや、博覧会会期中のライブ公演などを実施します。

  • 今回発表の3人以外にも、国際博覧会にふさわしく欧米、アジア、日本など世界中のアーティストに参加を呼びかけていきます。
  • 参加アーティストに「Love The Earth」の趣旨に則った楽曲を提供いただき、『愛・地球博』の開幕前に「Love The EarthコンピレーションCD」をリリースします。
  • 同時に様々な機会、メディアを通じて、『愛・地球博』の開幕前からメッセージ「Love The Earth」を国内外に発信します。
  • 会期中は『愛・地球博』会場内のEXPOドーム、EXPOホール、愛・地球広場などでライブ・コンサートを行います。

なお、ライブに参加するアーティストや日程等は、別途発表します。

■参加アーティスト(2004年3月11日現在)

1.エリック・クラプトン(Eric Clapton)

エリック・クラプトン氏は、“Executive Music Consultant” として「Love The Earth」のシンボル楽曲「Say What You Will」を提供いただくほか、今後の「Love The Earth」のプロモーション展開などにもアドバイスをいただく予定です。

※エリック・クラプトンのコンサートの予定はありません。

2.ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)

3.サラ・ブライトマン(Sarah Brightman)

※その他、参加アーティストが決定次第、発表させていただきます。

エリック・クラプトン(Eric Clapton)

プロフィール

'45年イギリス生まれ。'60年代より演奏活動を始め、ヤードバーズやスーパー・バンド、クリームで活躍。『ホワイト・ルーム』や『クロスロード』等、ロックの名曲を生んだ。その神業的早弾きの指がスローモーションの様に見え、“エリック・スローハンド・クラプトン”と呼ばれ、いつしか“ギターの神様”と呼ばれるようになった。’70年代以降、ソロ活動を始め、「いとしのレイラ」、「ワンダフル・トゥナイト」など数々のヒット曲を生み、“世界三大ギタリスト”の一人に数えられるようになった。'90年代に入ってからも、「ティアーズ・イン・ヘヴン」、「チェンジ・ザ・ワールド」、「オーヴァー・ザ・レインボウ」などのヒット曲でその地位を不動のものにした。これまで16度のグラミー賞受賞、3度に渡るロックンロールの殿堂入りを果たすなど、40年に渡りミュージック・シーンをリードしている。来日公演は'74年から2003年までに16回、2003年の来日公演では全国で20万人を動員した。昨年末、2度目の大英帝国勲章を受章、3/24に伝説のブルース・マン、ロバート・ジョンソンへのトリビュート・アルバム『ミー&Mr.ジョンソン』をリリース。秋には「Say What You Will」を収録した、オリジナル・ニュー・アルバムをリリースする予定。また、'98年にはカリブ海のアンティグア島にアルコールや薬物患者の治療施設:クロスロード・センターを設立している。

Eric Clapton

Eric Clapton

Eric Claptonメッセージ

Music is the global language.
Through the EXPO 2005 in Aichi Japan and the “Love The Earth” movement and event, I am proud to contribute, as a musician, towards saving the environment and spreading the message of harmony throughout the world.

音楽は世界の共通言語です。
EXPO 2005 AICHI JAPANの“Love The Earth”イベントとそのムーブメントを通じ、私はひとりの音楽家として、地球環境の保全と、ハーモニー(調和)の輪を世界中に広めること、そのお手伝いができることを誇りに思います。

2004.3.11
Eric Clapton
Executive Music Consultant
EXPO 2005 AICHI JAPAN “Love The Earth”

2004.3.11
Eric Clapton
Executive Music Consultant
EXPO 2005 AICHI JAPAN “Love The Earth”
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ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)

プロフィール

‘55年パリで生まれる。4歳より父にチェロを学び、わずか6歳でリサイタルを開く。

‘62年ニューヨークに移住。9歳の時からジュリアード音楽院にてレナード・ローズに師事。10代のうちにカザルスやロストロポーヴィッチら巨匠たちと肩を並べるアーティスト、と評価される。その後ハーバード大学にも学び、古典文学で名誉博士号を授与されている。‘81年の初来日以来20回以上もの来日を果たし、無伴奏、室内楽、協奏曲などの分野でクラシック音楽愛好家を唸らせるだけでなく、宮沢賢治の童話「やまなし」をもとに委嘱した新作を含むファミリーコンサートや坂東玉三郎との共演、また、アメリカのカントリー・ミュージックをベースに創作した「アパラチア・ワルツ」、そしてタンゴの革命児ピアソラの作品を演奏した「プレイズ・ピアソラ」等の演奏会で幅広い多くのファンを獲得した。

近年はJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」の再研究を行い、そして世界中の多くの都市で演奏し、また新録音も行われたがそれと同時に「インスパイアド・バイ・バッハ」と銘打たれた一連のフィルムを制作した。これは6曲の「無伴奏チェロ組曲」それぞれに、異分野の芸術家がヨーヨー・マとともに作品の解釈、作品の創造過程を描写しフィルムに収めるという新しい共同作業である。演出家でありダンスの振付師であるマーク・モリス、歌舞伎俳優の坂東玉三郎、フィギュア・スケートのジェイン・トーヴィルとクリストファー・ディーンなどが制作、出演し映像作家のアトム・エゴヤンやフランソワ・ジラールなどが撮っている。これらのフィルムはソニー・クラシカルよりホーム・ヴィデオとしてリリースされ、‘98年のエミー賞その他いくつもの映画祭賞をはじめとする数多くの栄誉を勝ち取った。

彼が現在積極的に取り組んでいる事業が「シルクロード・プロジェクト」である。これは古来の東と西の文化を結んだシルクロード(絹の道)に埋もれた、あるいは今に残る音楽を調査し、それをもとに現代音楽家に作曲を委嘱、新しいシルクロードの音楽を創造し、それらの音楽をヨーヨー・マと彼のアンサンブルやオーケストラとともに披露しようというものである。‘00年にはプロジェクトの一環として東大寺・大仏殿(奈良)において演奏奉納を行い、その模様を収めた番組が‘01年度国際エミー賞を受賞した。また‘02年6~7月にワシントンDCで開催されたシルクロードをテーマにした「スミソニアン・フォークライフ・フェスティヴァル」は大好評のうちに行われ140万人を動員した。今後のプロジェクトとしては、すでに‘04年1月よりミュージアム・コンサートを開始し、日本の正倉院展をはじめ世界各地のミュージアムで行われる予定である。

バロックから現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、録音は50種類以上の作品をリリースしている。エイヴリー・フィッシャー賞、グラミー賞(15回)をはじめ数多くの賞を受賞している。

‘97年香港返還の公式式典においてタン・ドゥン作曲・指揮による交響曲1997「天、地、人」のソリストとして登場。また、映画「グリーン・デスティニー」のサウンド・トラック(タン・ドゥン作曲)でアカデミー賞を受賞し、全世界から注目された。 ‘02年はソルトレイク・シティでの冬季オリンピック開会式にも出演し話題となった。最新アルバムは「ヴィヴァルディ作品集」。次作には「モリコーネ作品集」の発売が予定されている。

Yo-Yo Ma Photo by Stepen Danelian (ソニークラシカル)

Yo-Yo Ma Photo by Stepen Danelian (ソニークラシカル)

Yo-Yo Maメッセージ

こんにちは、ヨーヨー・マです。

シルクロードプロジェクトと私は 2005年3月25日に始まる EXPO 2005 Aichi Japan に参加できることを大変光栄に思ってます。

私は世界を動かしているエンジンはいくつもあると思っています。まず政治のエンジン。経済のエンジン。そして文化のエンジンがあります。文化のエンジンは経済と政治のエンジンとは違う働きをしていると思います。その中で文化は時間と空間を考えた場合、政治と経済とは違う形で存在します。地理学を通しても、歴史を通しても、最終的にはひとつのことに向かっていると考えられるからです。それは信頼です。

私は何度も来日し、多くの事を学びました。学んだことのひとつは、ローカルを深く追求すれば、グローバルを発見できるということです。

日本は色んな意味でシルクロードの様々な要素の宝庫です。また日本がとてもすばらしいと思うのは、創造性を育てるために、伝統と改革を統合するユニークな能力があるところです。これはシルクロードプロジェクトの中核にもある理念と同じです。私にとって、すべての伝統は実は改革の結果です。伝統が生まれると、人々はそのまま保存したがりますが、伝統はもちろん進化しなくてはなりません。

日本はこれらの考えを両方理解するユニークな能力があって、両方が共存できる、だからとてもクリエイティブな社会だと思います。そして、シルクロードプロジェクトも世界をひとつのステージに集めることによって同じことをする努力をしています。

グローバル・ハーモニーがもちろん、2005年のメインテーマのひとつです。 これは何を意味してるのでしょう?

私が考えるには、まず最初に愛ということに到達するには、情報を知識に変える能力を持つこと、知識を愛すること、それによって私たちはもっと強いつながりを感じることができる。

これがLove the Earthの目指していることだと思います。これは皆さん、一人ひとりが日常でもできることです。それは自分が考える固定観念から一歩離れてみて、ほかの誰かと、その人がもっている深い想い、考えを理解しようとする、そうすると、信頼が生まれる。それはグローバル・ハーモニーに必要なことです。

シルクロードプロジェクトは様々な活動をしています。博物館でも活動してますし、色んな国に行きました。エジプト、シリア、中央アジア、タジキスタン、カジキスタン、キリスタン。世界中の様々な地域を訪れました。小さなグループですが、世界各地のミュージシャンと観客と深いコミュニケーションを実際に図るためのツールを見つける努力をしています。

日本でしたいと思っていることは、演奏だけではなく、比較的カジュアルにお客さまと若い人たちといいミュージカル・コミュニケーションを達成し、でもそれだけではなく、思いっきり楽しむことです。

サラ・ブライトマン(Sarah Brightman)

プロフィール

「世界でいちばん美しい声」と呼ばれる圧倒的に美しいソプラノ・ヴォーカルで人々を魅了しつづける女性アーティスト。13歳でデビュー、アンドリュー・ロイド・ウェッバー「オペラ座の怪人」「キャッツ」他、数々のミュージカル・トップスターの座を経た後、エニグマの創始者フランク・ピーターソン(「グレゴリアン」名義の作品も有名)との運命の出会いにより更なる才能が開花。1500万枚以上のセールスを達成し全世界を魅了した名曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の大ヒットに始まり、ポップスとクラシックの華麗なる融合を果たして「クラシカル・クロスオーヴァー」という新ジャンルを生み出し、その女王の座を確固たるものとした。EMI3作目『ラ・ルーナ』はゴールド・ディスクを、4作目『アヴェ・マリア~サラ・ブライトマン・クラシックス』はプラチナ・ディスクを達成。続く最新作『ハレム』は発売直後にゴールド・ディスクを達成し、現在30万枚に向けて順調にセールスを伸ばしている。オリジナルはもちろん、アリア、クラシック、ポップス、ロック、クラブ・ミュージック、フォークソング・・・と、ありとあらゆる音楽ジャンルから独自の鋭い切り口で選んだ曲を元に、ファンをあっと言わせる鋭いコンセプト、魅力的なヴィジュアル、一分の隙もない高い完成度で構築された美しい音世界は常に話題を呼び、数々のTV番組、CMからのラヴコールがあとを絶たない。

Sarah Brightman

Sarah Brightman

Sarah Brightmanメッセージ

Dear Friends,

Today the earth is filled with many problems; environmental problems, war, poverty, and so on.
I’ve heard that the theme of the EXPO is to learn from the “Wisdom of Nature.” I believe people around the world should think about and try to solve our problems by learning from Nature. It is the responsibility of all mankind.

I look forward to seeing all of you at the EXPO Aichi Japan.

今、地球は多くの課題を抱えています。
環境、紛争、貧困..........。
私は、世界中の人々が地球人としてこの課題を解決する為に、その術を「自然の叡智」から学ぼうという愛・地球博のテーマに大きな意義を感じました。
愛・地球博で皆さんとお会いすることを楽しみにしています。

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