プロジェクトチームにおける検討状況について
平成12年2月3日
（財）2005年日本国際博覧会協会
各プロジェクトチーム（以下、「PT」とします）において、次のような検討を行っています。
1 コンセプトPTについて
（1）テーマ名「BEYOND DEVELOPMENT：REDISCOVERING NATURE'S WISDOM(新しい地球創造：自然の叡智)」の内、「BEYOND DEVELOPMENT」については、先進国には意味深いが、開発途上にある国々にとってはまだ先の話であり普遍的でないなどの意見や、よりわかりやすくとの意見もあり、コンセプトPT委員を中心とした横断的な会議であるテーマ会議等での検討の結果、メインテーマは「自然の叡智（NATURE'S WISDOM）」とし、サブテーマの1つを「新しい地球創造（DEVELOPMENT FOR ECO-COMMUNITIES）」とすることが提案されました。
（2）サブテーマについては、以前公表した「自然の叡智への12のアプローチ」を基に検討を行った結果、「12のアプローチ」を整理し分かりやすくした形のサブテーマ展開が提案されました。（別紙参照）
2 会場計画PTについて
会場計画PTについては、BIE登録申請に向けて環境への配慮、また会場建設費との整合を図った会場基本計画策定のために必要な与件（計画基準日入場者数の見直し、運営動線の設定等）についての検討を行っています。
3 観客輸送PTについて
観客輸送PTについては、会場計画PTと同様に、BIE登録申請に向けて環境への配慮、また会場建設費との整合を図った会場基本計画策定のために必要な与件についての検討を行っています。
4 環境PTについて
環境PTについても、BIE申請案策定を念頭におきつつ、各部会において以下のような取り組みをしています。
（1）フィールド活用部会については、海上地区と青少年公園地区の両地区における森の活用についての基本的な考え方の整理、施設配置計画の策定、博覧会後の継承していく資産についての検討を行っています。
（2）エネルギーシステム部会については、地区ごとに設置を計画しているエネルギーセンターに会場計画とリンクしたテーマを設定し、CO2排出削減に関するエネルギー使用のシミュレーションを行っています。また、今後、博覧会を契機とした周辺地域とのエネルギー分野における連携についても検討を深めていきます。
（3）ゼロエミッション部会においては、ゼロエミッションEXPOルールについての検討を引き続き進めています。また、行政、企業、市民との連携の観点から、具体的な取り組みについてワーキンググループを設置し検討しています。
以上
