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巨大映像で来場者に問いかける環境メッセージ

パビリオン内部の画像 展示物の画像1 展示物の画像2

大小さまざまな映像や実物大のオブジェで来場者に問いかける提案型展示が特徴です。

メーンは「キューブ・シアター」で、「持続可能な開発」という地球環境問題の難しいテーマを、映像や短い言葉で15分間のシナリオにまとめました。

題材は、2002年に南アフリカのヨハネスブルクで開かれた「ヨハネスブルク環境サミット」です。森林破壊、砂漠化、食糧問題、家電のごみ山、交通渋滞など取り組まねばならない環境問題が1辺18メートルの壁4面と天井すべてを使った立体スクリーンに大迫力で映し出されます。次々と迫ってくる巨大映像は、見ているだけでも圧倒されます。

「汚すのは誰だ?」「浪費!!」「さらにできることは?」「未来は"そうなる"ものでなく、"そうする"ものでありたい」――。絶妙のタイミングで、「美しい地球を守るため」「人類が共生するため」の環境メッセージが、やさしいタッチの日本語で示されます。

ここで感じたことを、行動にどうつなげるか?「ごみを減らす」「車の使用を減らす」など「できることから始めよう」というメッセージに、きっと、「できることは限られているけど、やらなければ」と思わずにはいられません。

【写真上】1辺18メートルの立方体の内側全体がスクリーン
【写真中・下】やさしいタッチの日本語の文字で伝えられるメッセージ

ルイ・ヴィトンが考える持続可能な創造

展示物の画像3 展示物の画像4

館内の展示物の中でひときわ目立つ、魚のウロコのような形をした真っ白な瓦でできた造形物。これは、日本でも大人気のブランド、ルイ・ヴィトンが提案する「持続可能」を示す創造的なオブジェです。同社は、温室効果ガスの排出量の削減や自然素材の使用を推奨しており、その考え方を提案しています。

「アイランド」と呼ばれるこの造形物を構成する瓦は、海の塩で作られています。塩田で海水を自然蒸発させ沈殿した海の塩を使うことで、天然資源の持続可能な活用を象徴しているそうです。特別に製造された型に、手で塩を丁寧に広げた後、およそ600トンの重圧を掛けると固い塩の瓦ができます。4000枚もの瓦でできた壁の中は一面、鏡張りの無次元空間。鏡に映し出された限りなく続く映像は、田園風景に溶け込むように建てられたルイ・ヴィトンの工場や倉庫を映したもので、見る人を不思議な世界に引き込みます。「自然と共生する創造」を目指す考え方をじっくりと味わってください。

【写真上】ルイ・ヴィトン社が造った「アイランド」
【写真下】海の塩でできた真っ白な瓦

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