テーマは「音楽とファンタジーの庭」。音と光で館内を包み込みました。ドボルザークやスメタナなど著名な作曲家を生み、ボヘミアンガラスの高い工芸技術を持つ国ならではです。展示パネルの説明は一切なく、万華鏡などの光の空間と、さりげなく置かれた珍しい楽器を自由に演奏できる構成となっています。
光の展示空間は、天井に広がり、池の中のピアノを弾くと、水面上の波紋がゆらゆらと写し出されます。ユニークな展示が、鏡と水を使った万華鏡。のぞき込んだ人の顔が多面で写し出されるつくりで、両側から来場者が同時に顔を近づけ、鏡を見つめています。口が天井に向かった万華鏡は、バーを回すと影絵のような色彩で細かな模様が移り変わっていきます。
音の世界は、自然素材を叩いて素朴な響きを楽しめます。大木から切り出した「木」の板は、削り具合や木の種類の違いで、電子音にないやわらかな低音を感じ取れます。変わって「石」や「パイプ」は、キーンという高音。既成の楽器と違い音階がないので、予想できない音の面白さ。
【写真上】天井の光の表情
【写真中】人の顔が映し出される万華鏡
【写真下】さまざまなパイプで音の違いを楽しめる
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