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見る ‐パビリオン案内‐

奇抜な外観に包まれた情熱の国の多様な顔

パビリオン外観の画像 パビリオン内部の画像1
パビリオン内部の画像2

【写真左上】一際目立つ外観の様子
【写真左下】色とりどりの彫刻
【写真右】PTinto(ペティント)と呼ばれるロボット

数あるパビリオンの中でスペイン館は、ひときわ目を引きます。赤、黄、茶など六角形の陶器製ブロック約1万5000個を幾何学模様に組み合わせた外装は、とてもカラフルです。凝っているのは外見だけではありません。キリスト教の大聖堂をイメージした建物の内装は、柔らかい印象と独特の雰囲気を醸し出しています。スペインは、「情熱の国」のイメージがあり、闘牛やフラメンコが思い浮かびますが、館内に一歩入ると、スペインの多様な顔が発見できます。

スペインらしさを感じさせるのは「実り豊かな大地」と称された食文化を紹介するスペースです。天井には、エビや魚、オリーブにトマトなどなど、大きくて鮮やかなオブジェが飾られ、視覚と食欲を刺激します。

「スポーツ」コーナーでは、レアル・マドリードの優勝トロフィーをはじめ国民的人気のサッカーに関連するものを展示。また、「祭り」を紹介する映像では、人間が重なって塔をつくる「タラゴナの祭り」のエネルギッシュな町の様子など、スペインのパワーを感じることができます。

一味違うのが、「イノベーション」のスペースです。陽気でパワフルなイメージに加え、スペインの最先端科学技術を垣間見ることができます。スペインの宇宙生命学センターがNASAと共同開発で火星の生命起源を研究する一部を公開。2016年の火星探査を待つクモのような形をしたロボット「PTinto(ペティント)」は、従来では不可能だった複雑な動きができるようになり、より高度な調査が期待されています。

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