紀宮さまは、8月1日から3日まで、愛・地球博会場を初めて訪れ、2泊3日の日程で計19のパビリオンを見学されました。11月に結婚を控え、皇族として残り少ないご視察であることから、より熱心な様子がうかがえました。来場者からの多くの祝福の声には、終始、笑顔で手を振っておられました。
紀宮さまは1日、愛・地球博会場を訪れ、外国館など6つのパビリオンを見学されました。紀宮さまの視察は初めて。2泊3日の日程で、19のパビリオンを見学されます。
紀宮さまは、ベージュのスーツ姿。最初に訪れた長久手日本館では、女優の竹下景子総館長の案内で、直径12.8メートルの360度スクリーンの映像を鑑賞されました。紀宮さまは「この映像を作るのに一番難しいことは何ですか」などと質問、迫力ある映像に強い興味を示されました。
次のリトアニア館では、DNAの2重らせん構造を表現した映像を見学。「どうしてDNAモデルの展示を決められたのですか」などと質問されていました。
このほか、ルーマニア、アイルランド、ポーランド、クロアチアの4館を見学されました。
11月に結婚を控えた紀宮さまは、沿道の来場者が「お幸せに」「おめでとうございます」などとお祝いを伝えると、笑顔で手を振って応えられました。
名古屋市の和田弥生さん(61)は「とても幸せそうな表情でした。結婚される黒田慶樹さんに万博の感想を報告されることでしょうね」と声を弾ませていました。
日本館総館長の竹下景子さんの案内で、直径12.8メートルの360度スクリーンの映像を鑑賞されました。紀宮さまは映像に強い興味を示され「この映像を作るのに一番難しいことは何ですか」などと質問され、2度同じ映像をご覧になりました。
リトアニア館でらせん状の映像の説明を受ける紀宮さま
DNAの2重らせん構造を表現した映像を見学後、リトアニア館の展示に選んだ理由や、らせんに込められた意味合いを質問されました。
同館ディレクターのドナル・ドイルさんから、メーンの展示物であるハイクロス(高十字架)の説明を受け、キリスト教とケルト文化が融合する過程を表現したデザインについて関心を示されました。
アイルランド館でハイクロスに関心を示す紀宮さま
自然や町の様子を紹介するビデオを鑑賞され、「ポーランドには湖が多くありますか」「バイソン(野牛)が減っていないですか」など自然についての質問を多くされました。
空からのクロアチアの風景映像で、豊かな海のある自然や街のにぎわいを通して、クロアチアの人々の暮らしを興味深くご覧になりました。
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