万博トピックス

3連休中日の18日、愛・地球博会場には朝から駆け込み客が詰めかけ、入場者数は、開幕以来最高の28万1441人となりました。博覧会協会は、会場の滞留者数が17万人を超えたと判断したため、午後0時50分に初めて一時入場見合わせ措置に踏み切りました。規制は約5時間に及び、混雑が落ち着いた午後6時過ぎに解除しました。

会場内では、ドイツ館などの人気パビリオンが開場早々から入場制限したのをはじめ、食事や飲料水、トイレの長蛇の列が途絶えることがありませんでした。グローバル・ループを走行するトラムも、17日より約1時間半早い午後1時50分から運行休止となりました。

人の熱気はもちろん、最高気温も35.7度と真夏日。あまりの混雑に身動きがとれず、あちこちの日陰では、熱さをしのぎながら座り込んだり、寝転がっている人も多数見られました。計8カ所の医療救護施設を訪れた人は833人にも上りました。人波は夜遅くまで続き、折しも中秋の名月が熱気に包まれた会場を明るく照らしました。

大混雑は、遠方から駆けつけた来場者を直撃。北ゲート付近で座り込んだ大阪の20代の女性3人組は「3人の休みの都合で、今日初めて来ました。入場制限前にぎりぎり入れたものの、ゲートで1時間半も待ち、もう疲れました」とぐったり。横浜から家族で初来場の柳沢美奈子さん(38)は「北ゲートで、入場制限にひっかかりました。案内はありましたが、遠方から初めて来た私たちには分かりづらかったです」と不満げ。岡山から友達と夜行バスで来た犬飼美友季さん（17）は「パビリオンは全く見ず、お昼を食べて、お土産を買ったら時間がきてしまいました」と残念そうでした。（9月18日）