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国際赤十字・赤新月運動

公式参加者紹介

基礎情報

  • 本部:ジュネーブ
  • 加盟国数:181
  • 会長:フアン・マヌエル・スアレスデルトロ・リベロ(スペイン)

パビリオン出展

国際赤十字・赤新月館

出展場所長久手会場 グローバル・コモン2

国・機関の紹介

戦争、災害から人々を守る人種や民族を超えた機関

「赤十字」の名前は耳にしたことがあるでしょう。国際赤十字・赤新月運動は、イタリア統一戦争の際、戦場の惨状を見て傷病者救護の国際運動を起こすことを思い立ったスイス人実業家アンリ・デュナンの提唱によって、1863年にジュネーブで設立された赤十字国際委員会(ICRC)がその始まりです。
 以来、不偏不党や中立を理念に掲げ、戦地での傷病兵の救護を規定したジュネーブ諸条約の成立を促進。戦争犠牲者の保護・救済を目的に世界中で人道活動を展開してきましたが、第2次世界大戦後には、自然災害での救護活動や保健衛生活動などへ活動範囲を拡大しました。現在、各国に赤十字社、または赤新月社が設立され、世界各国で人道事業を展開しています。
 また、12月26日に起きたスマトラ島沖地震の津波被害復興支援では、地震発生当日に緊急支援として各国に750 万スイスフラン(約6億7500万円)の拠出を要請するなど、発生直後から被害の拡大を警告すると同時に、各被災地で救援活動を直ちに開始。15万人以上が死亡するという未曽有の自然災害全体の輪郭が見え始めた今年1月5日には、最低でも6億5000万スイスフラン(約580億円)の資金が必要になるとの見通しを発表し、国際社会に幅広い支援をアピールしました。
 今日、自然災害の多くは地球規模の環境破壊により引き起こされ、自然災害が再び環境を破壊するという悪循環を繰り返しています。
また人類最大の人為災害である戦争は、人間そのものの破壊だけでなく、固有の生活、文化、自然環境をも破壊する重大な問題です。
 人類を苦しめる戦争、自然災害、疾病の脅威から人々を守るために、世界181カ国に人道的ネットワークを持つ国際赤十字・赤新月運動と連帯しながら人間の尊厳を取り戻すために行動する人々の姿を描くことが「愛・地球博」でのテーマです。