出展場所 | 長久手会場 グローバル・コモン2 |
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日付 | 9月15日 |
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開催場所 | EXPOドーム |
多様性に富んだ国土と文化 日本との交流深い中米の国
北部は米国に、南部はグアテマラ、ベリーズに接する中米の国。東にカリブ海、西には太平洋が広がります。面積は中南米第3 位で、日本の5.3倍。熱帯から亜熱帯地域に属しますが、中央部に山脈が走り、この間に盆地状の高原があり、多様な気候となっています。首都メキシコ市は標高2240メートルの高原盆地にあり、年平均気温16度。火山も多く地震多発国。スペイン語発音のメヒコが正式国名です。
神殿で知られる先住民のマヤ文明が3世紀頃から南部に興り、14世紀には現在のメキシコ市を中心にアステカ文明が栄えました。
現在、世界第10位の経済大国。石油生産量は世界第6位、銀生産は世界一と天然資源に富んだ国です。太平洋岸には有数の漁場があり、日本へのクロマグロ輸出量は第2位。多様な気候を反映して動植物もさまざまな生態系に分かれて棲み、種の数も非常に多いのが特徴です。先住民とスペインの文化が混ざり合い、56の先住民が共存する多民族・多文化国家となっています。また、1917年に制定の現行憲法は、世界で初めて労働者の基本的権利を保障しました。
日本との交流は古く、江戸時代には仙台・伊達藩の使者がローマへの派遣途中、太平洋を横断してメキシコに上陸しました。
食べ物では、トウモロコシの粉を生地にして焼いたトルティーヤや、お酒のテキーラが有名。マヤ遺跡やビーチリゾートへの観光客も多く、芸術面では壁画家の巨匠ディエゴ・リベラ、その妻でシュールレアリスムの画家フリーダ・カーロなどが有名です。