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インド

公式参加者紹介

インド国旗

基礎情報

  • 面積:328万7,263平方キロ
  • 人口:10億6,500万人
  • 首都:ニューデリー
  • 言語:公用語はヒンディー語、補助公用語は英語、地方公用語は17
  • 宗教:ヒンズー教、イスラム教、キリスト教、シーク教、仏教、ジャイナ教など
  • 通貨:ルピー

パビリオン出展

インド館

パビリオン展示イメージ

出展場所長久手会場 グローバル・コモン1

ナショナルデー・スペシャルデー

インドデー

日付7月20日
開催場所EXPOホール

国・機関の紹介

情報技術の拠点化進む歴史と多様性の国

ユーラシア大陸の南の中央、インド亜大陸にあり、北のヒマラヤ山岳地帯、ガンジス川流域平野、デカン高原の3地域に分けられ、南にはインド洋を望みます。そうした地理的な背景と広大な国土から、気候は寒帯、温帯、乾燥、熱帯と実に多彩です。特徴的なのは日本で梅雨に当たるモンスーンの季節。地方によって異なりますが、だいたい6月から10月頃、アラビア海の湿気を含んだ季節風がデカン高原やヒマラヤ山脈に当たり、全域にまとまった雨を降らせます。このほか暑季と呼ばれる雨季の直前には1年中で最も気温が上がる季節もあります。50度にも達することがあり、外に出るとチリチリと肌が焼けるように感じます。自然の恵みを受けて森林面積は全土の約20%で、64万平方キロと、日本の国土を大きく上回ります。
紀元前2500~同1500年頃には、世界4大文明に数えられるインダス文明が栄えました。紀元前6世紀から紀元前5世紀には仏教の開祖のブッダ(ゴータマ・シッダールタ)が悟りを開いた地でもあります。孫悟空で知られる西遊記にも登場する玄奘三蔵が目指した「天竺」はこの国です。このためブッダが歩んだ仏教の聖地、遺跡が各地に残っています。
また紀元前4世紀には遠くマケドニアのアレクサンダー大王が、東方大遠征でインド北西部までやってきました。インド側の象部隊に苦しめられた末、ここでついに東進の夢をあきらめました。この後、アショーカ王で知られるマウリヤ朝、クシャーナ朝などが豊かな文化を築き、152年にはムガール帝国が成立しました。第5代皇帝シー・ジャハーンが愛する妃の死を悲しみ、22年の歳月と莫大な費用をかけて建築した白亜の廟「タージ・マハル」は1653年頃に完成したとされています。
数学の「0」の概念を発見したことで知られるこの国は、すでに情報技術(IT)の分野では、世界的なリーダーのひとつとなっています。南部のバンガロールは「インドのシリコンバレー」とも呼ばれ、世界中からコンピューターの技術者を集めて拠点を作っています。
一方で、5000年の歴史が培ったヒンズー教を中心にした豊かで多様な文化でも知られます。古くからの2大叙事詩「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」は、東南アジア各地に広がり定着しています。
この国を語る時、忘れてならないのは食文化です。なかでも、その代表としてカレーがあげられます。しかし、日本のカレーライスとは異なり種類も多彩で、カレー以外にもさまざまな料理があることは、もはや説明するまでもありません。また、カレーに使う香辛料の調合や配分は、日本で味噌汁の味を取っても家庭によって違うように実にさまざまです。地域によっても千差万別で、まさに国内の宗教、民族、文化など多様性を保っているこの国を象徴しています。