EXPO 2005 AICHI JAPAN
愛・地球博 閉幕1周年記念事業 愛・地球博公式WEBサイト(閉幕時点) リンク集 サイトマップ
博覧会協会の概要 EXPOデータ集 後援・協賛 プレスリリース 表彰事項一覧
プレスリリース/協会からのお知らせ EXPO 2005 AICHI JAPAN
プレスリリース一覧
HOME > プレスリリース一覧 > 「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成17〜18年度)」について
プレスリリース/協会からのお知らせ

「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成17〜18年度)」について

平成18年10月20日(金)
(財)2005年日本国際博覧会協会

 (財)2005年日本国際博覧会協会は、平成17〜18年度に実施した「環境モニタリング調査」の結果を公表します。
 主な結果は下記のとおりです(概要については別添参照PDF)。
 なお、この追跡調査報告書は、本日より11月16日(木)まで、博覧会協会で一般の皆さんに閲覧いただけます。また、一般の皆様からのご意見は、同日までに博覧会協会まで、メールや手紙等の文書でお送りいただければ、ご意見に対する博覧会協会の見解を公表いたします。

 平成17〜18年度において、これまでの評価書等で公表しているモニタリング計画に基づき、大気質、騒音、振動、水質、地下水、植物、動物、生態系、景観及び触れ合い活動の場のそれぞれの項目ごとに、博覧会開催や解体撤去工事(以下「本事業」という。)が行われた博覧会会場等でモニタリング調査を実施し、評価を行いました。
 その結果、総合的には本事業による環境への著しい影響はみられず、環境保全のための監視目標は、概ね達成されたものと判断しました。

 なお、評価書等の予測値及び環境基準値等を上回ったことなどが確認された項目の主な環境影響の評価等の概要は、次のとおりです。

  • 会場及びその周辺において、以下の調査結果が、評価書等の予測値及び環境基準値等を上回ったものの、建設工事着手前と比較して概ね横ばい傾向であることなどから、本事業の影響は小さいと考えられる。
    ・一般環境大気質(供用時)
    ・沿道環境大気質(供用時及び解体撤去工事中)
    ・一般環境騒音(供用時及び解体撤去工事中)
    ・沿道環境騒音(供用時及び解体撤去工事中)
    ・沿道環境振動(解体撤去工事中)
     
  • 会場及びその周辺において、放流水の濁度(解体撤去工事中)の調査結果に、濁度の管理目標値を超過する地点があったが、単発的な超過であり、直ちに著しい増加傾向にあるとは言えない。なお、瀬戸会場工区の地点の管理目標値の超過日数は1日であったこと、長久手会場工区の地点の管理目標値の超過日数は建設工事中と比較して大幅に減少した。
     
  • 会場及びその周辺において、地下水質(供用時及び解体撤去工事中)の調査結果の一部に、基準値を超える項目・地点があったものの、その調査結果は本事業着手前とほぼ同程度か、下がる傾向であることから、本事業の影響は小さいと考えられる。
     
  • 瀬戸会場において、平成17年度(供用時)に初めて、注目すべき植物種であるキンランが1株確認されたものの、平成18年度(解体撤去工事中)には、生育が確認されなかった。これまでの調査でも踏査ルートとしていた地点において、供用時のみ1株が発生及び消滅したものであり、その原因は特定できなかった。
     
  • 長久手会場において、タンポポの分布調査の結果、森林体感ゾーン内の南や東の森林域ではほとんどタンポポの新たな分布は見られなかったが、一部北の森林域で雑種性帰化タンポポの拡大が見られた。このような雑種性帰化タンポポの拡大の要因として当初予測されたのは、デッキや園路の整備と供用時の人の入り込みであったが、北の森は南の森より人の入り込み数が少なかったことから、人の入り込みよりも整備による撹乱の影響が大きいものと考えられる。
     
  • 尾張旭駐車場において、一般環境大気質(解体撤去工事中)及び沿道環境大気質(供用時)の調査結果が、評価書等の予測値及び環境基準値等を上回ったものの、予測結果と同程度であり、環境基準に示される値に比べて低かった。また、解体撤去工事中の沿道環境大気質、一般環境騒音及び沿道環境騒音の調査結果が、評価書等の予測値及び環境基準値等を上回ったものの、本事業に係る工事車両の走行量が少ないこと、建設工事着手前と比較してほぼ同程度か、下回っていることなどから、本事業の影響は小さいと考えられる。
     
  • ながくて南駐車場において、沿道環境大気質(供用時)の調査結果が、評価書等の予測値及び環境基準値等を上回ったものの、予測結果と同程度であり、環境基準に示される値に比べて低かった。また、解体撤去工事中の沿道環境大気質、一般環境騒音及び沿道環境騒音の調査結果が、評価書等の予測値及び環境基準値等を上回ったものの、本事業に係る工事車両の走行量が少ないこと、建設工事着手前と比較してほぼ同程度か、下回っていることなどから、本事業の影響は小さいと考えられる。
     
  • 藤岡駐車場において、放流先河川(西中山川)の水質(供用時)の調査結果が、予測結果及び供用開始前の値を上回ったものの、浄化槽の管理徹底を行っており、浄化槽処理汚水量は浄化槽処理能力の約3割程度以下であること、定期的な浄化槽放流水分析結果は低く安定処理されていたこと、排水による寄与(BOD負荷量)は小さいことから、本事業の影響は小さいと考えられる。

※技術面等詳細のお問い合わせや博覧会協会への連絡は、下記にお願いいたします。
  (財)2005年日本国際博覧会協会 環境管理室  永井(敏)、磯谷
  〒450-0002 名古屋市中村区名駅3-15-1 名古屋ダイヤビルディング2号館4階
  E-mail kankyokanri2@expo2005.or.jp
  電話 (052)569−2735
  FAX (052)569−3353

PDFファイル(PDFマーク付)をご覧頂くには、Adobe社のAdobe Reader®が必要になります。最新のAdobe ReaderはAdobe社のサイトより無料でダウンロード可能です。