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プレスリリース/協会からのお知らせ

地球市民村の185日間

平成17年9月27日

(財)2005年日本国際博覧会協会

地球市民村事務局

愛・地球博 協会企画事業 地球市民村

地球市民村の185日間

〜万博史上 初のNGO/NPO参加〜
「私に出来ることは何だろう」と問いかけ続けた、出会い・交流・体験の場

(財)2005年日本国際博覧会協会、協会企画事業「地球市民村」も185日間の開催期間を終了し、閉村いたしました。開幕時に訪問したノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさんは「愛・地球博の魂」と評した地球市民村ですが、当初は来村者数が伸びず、「市民参加、苦戦」と評されました。しかし、閉幕時は総入場者数211万余名を数え、全体来場者数2,204万人の約1割ほどにもなりました。現時点での地球市民村への声をお伝えします。

最後まで増え続けた来村者数

  • 開幕当初の村者数:1日約2,000〜4,000人
    全体の2〜5% (カウント方法が確立しておらず類推数字)
  • 最終日来村者数: 34,427人(最高来村者数)を記録地球市民村総来場者数:2,117,784人(推定数字)
    全体入場者数累計22,049,544人のうち9.6%
    ※ 地球市民村は外部の出入り口が多いため、あくまで推定数字。

普段接することなかったNPO/NGOとの新鮮な出会い

『愛・地球博のテーマに忠実』「楽しい」「学べる」「癒される」の声
NPO/NGOの活動を社会に知らせるきっかけに。
「万博において市民参加こそ意義がある」との声も。
今後の万博参加に関し、8割を超える来村者から、「これからも万博の中で市民・NPO/NGOによる出展の継続を望んでいる」という回答が。

NPO/NGOと直接コミュニケーションを図れたことに評価

  1. 人と社会をつなぐ「気づき」の場 地球市民村来村者を対象にしたアンケートでは、約7割が「感動!」「満足」と回答。 その理由:「環境や社会の現状について、勉強になった」「体験プログラムが楽しかった」、NPO/NGOで活動する人と直接対話を図れる場であることに、「新鮮さや刺激を感じた」など。
  2. コミュニケーションの大切さ実感 交流しやすい「雰囲気」作りを評価。 「竹や木をふんだんに使った建築や、庭や茶畑のあるセッティングが良かった」「ゆっくりとくつろげる居心地のいい空間だった」、設計や空間の癒しの雰囲気に評価。「ゆったりとした時間を過ごし、コミュニケーションする大切さを実感した」といった意見が多数。
  3. NPO/NGOとのはじめての出会い。 社会問題解決のために活動する彼らの存在を知り、対話や交流を楽しむことで、気づきや理解が。 アンケートではNPOやNGOについて「言葉は聞いたことがあり、なんとなく知っていた」が約6割を占める回答で最も多く、「聞いたことがなかった」の回答も1割強。 市民村を訪れたことによって、約9割が「NPOやNGOについて理解が深まった」「なんとなく理解できた」と回答。

校外学習、小中高からの高い評価

体験型学習の場として数多くの学校団体が来村

  • 学校団体(小・中・高)からは「楽しく学べる」場として好評。事前申し込み受付分の学校 は、150校、17,500人。申し込みなく訪れた、学校・生徒を入れると、約倍の300校、35,000人以上が来村(推定)。
  • 「生きた環境教育」「今そこにある地球問題」が具体的な形で提示されている。
    他パビリオンは多くが映像や非現実的な展示、生活の中で何が出来るか考えさせられる、体験学習型のプログラムに心を動かされた、という評価が。

参加NGO/NPOの声

出会い・ネットワークの広がりで事後展開が拡大

  • 広報効果および、分野を越えた様々な人とのネットワークのひろがりを評価。
  • 一般の人々へのコミュニケーションについての企画力・表現力が飛躍的に向上した。
  • 今回の「参加」「体験」「対話」を重視して作った展示やプログラムが、今後の活動の財産に。
  • 地球市民村の活動を継続する方策が欲しい、終了後「これからが本番」との声も。

報道量からみる地球市民村の成果

他のパビリオンを圧倒する記事量

  • 新聞報道件数は他のパビリオンと比較すると群を抜き700件強を記録(※事務局調べ)。
  • 多様な活動分野のNPO/NGOの月替わりでの出展、また催事行事がバラエティに富んだ事の寄与か。