EXPO 2005 AICHI JAPAN
愛・地球博 閉幕1周年記念事業 愛・地球博公式WEBサイト(閉幕時点) リンク集 サイトマップ
博覧会協会の概要 EXPOデータ集 後援・協賛 プレスリリース 表彰事項一覧
EXPOデータ集
EXPOデータ一覧
HOME > EXPOデータ集 > 「愛・地球博」の成果・評価について > テーマの理解度・浸透度 > 環境Webアンケート
テーマの理解度・浸透度

環境Web アンケート

「愛・地球博」の来場者に、会場内における「環境配慮」についてのご意見・ご感想や 意識の変化などについて捉える。


[調査対象]
「愛・地球博」へ来場された方:1711名(2005年9月12日現在)
※2005年9月12日までの調査協力者を集計対象とした

[調査方法]
インターネット調査(協会ホームページにリンクを設け、調査票サイトへ誘導)

[調査期間]
2005年7月8日(金)0:00〜9月30日(金)17:00

  1. 見学したエコマップ掲載施設
  2. 「エコマネー」の認知状況
  3. 重要性を感じる環境問題
  4. 印象的な「愛・地球博」の環境配慮活動
  5. 「愛・地球博」の見学による環境意識の変化
  6. 環境意識の形成度の検討
  7. (参照) 対象者属性

1. 見学したエコマップ掲載施設

<見学した施設(上位20施設)>
ループ床材(グローバル・ループ) 76.8%
9分類によるごみの分別収集 71.8%
竹ケージ(長久手日本館) 69.8%
間伐材によるベンチ(グローバル・ループ) 67.9%
バイオラング(愛・地球広場) 61.7%
会場間燃料電池バス 59.5%
壁面緑化(三菱未来館) 58.2%
ドライミスト(ワンダーサーカス電力館) 57.7%
コクマザサの外壁(長久手日本館) 57.5%
間伐材を用いた束ね柱(長久手日本館) 54.0%
楽器「音具」の動力に自然の力を利用(名古屋市「大地の塔」) 54.0%
木チップ舗装(遊歩道) 52.1%
ミストによる周辺温度の低減 51.5%
テント部からドライミスト(グローバル・ループ) 51.4%
光触媒塗装と水幕およびミストによる冷房負荷の低減(名古屋市「大地の塔」) 50.4%
外壁に再生材使用(三菱未来館) 49.0%
生分解性プラスチックの外壁(長久手日本館) 47.8%
生分解性プラスチックを利用した食器 47.0%
流木チップの路盤材活用(ワンダーサーカス電力館) 45.1%
風力発電(ワンダーサーカス電力館) 44.5%

<見学した施設>
太陽光発電(ワンダーサーカス電力館) 43.8%
お土産品の包装への再生紙利用やレジ袋削減等の取組 43.7%
屋上緑化(ガスパビリオン) 43.2%
太陽電池と風力発電(愛・地球広場) 41.3%
アクア・ウォールによる空調構造(三井・東芝館) 39.0%
両面受光太陽電池パネル(日立グループ館) 38.2%
光触媒鋼板屋根(長久手日本館) 36.9%
光触媒テント(JR東海 超電導リニア館 35.6%
廃鏡ガラスを利用した床(グローバル・コモン3:イタリア館) 33.3%
風力発電(トヨタグループ館 32.4%
オブジェをつけた燃料電池(グローバル・ハウス) 32.3%
再生繊維・植物繊維からできたユニホーム 31.7%
竹と茶による建築(地球市民村) 31.1%
木質プラスチックの歯車(中部千年共生村) 30.7%
木を伐採せずに収穫できる100%天然素材のコルク(グローバル・コモン4:ポルトガル館) 30.2%
太陽電池パネル(グローバル・コモン5:NEDO) 30.2%
風力発電(知多市より 長久手愛知県館) 29.4%
新エネルギー設備(グローバル・コモン5:NEDO) 29.3%
火力発電所取水口に漂着したクラゲ・貝等のリサイクル(ワンダーサーカス電力館) 29.0%
バナナの茎から紙作り(わんパク宝島) 28.9%
廃陶磁器による水受けボール 28.3%
オーガニックガーデン(地球市民村) 27.2%
ゴムの木を椅子に再生(三菱未来館) 27.2%
生分解性プラスチックを利用したバナーや案内幕 25.1%
会場の気象データや二酸化炭素濃度測定結果のホームページによる公開(万博アメダス) 24.4%
木材リユース建築(瀬戸愛知館) 23.1%
風の塔(ソーラーチムニー)及び地中熱利用空調システム(瀬戸日本館) 23.0%
廃木材チップによる路盤材(瀬戸ターミナル) 22.7%
ガラスカレットによる土の団粒化(愛・地球広場) 22.5%
水素供給施設(瀬戸会場ゲート) 22.3%
木質資源の循環利用技術「リグニン」(中部千年共生村) 20.7%
廃棄物ゼロを目指したオイルパームの有効活用(グローバル・コモン6:マレーシア館) 20.7%
森の自然学校 20.3%
バイオマスボードによる半乾燥地域の緑化(グローバル・コモン5:アフリカ共同館・ガーナ) 18.9%
環境省「ECO LINK」エコ・リンク(森のビジターセンター) 16.0%
光触媒を利用した冷房負荷低減(グローバル・コモン4:休憩所) 15.4%
里の自然学校 10.8%


2. 「エコマネー」の認知状況

EXPOエコマネーを来場前から知っていたお客様は32.1%、博覧会会場に来て知った人が48.8%となっており、EXPOエコマネーは8割以上の方から認知されています。 EXPOエコマネー認知者のうち、「参加していない」とする人は47.6%、認知者の半数以上が実際にEXPOエコマネーにご参加いただいています。

EXPOエコマネーの認知度とEXPOエコマネーにおける参加有無度のグラフ


3. 重要性を感じる環境問題

重要性を感じる環境問題としては、「地球温暖化問題」 をあげる方が64.9%と多く、以下、「生活から出るごみの問題」(37.6%)、「オゾン層破壊」(32.9%)、「都市のヒートアイランド現象」(28.3%)という順で続いています。

重要性を感じる環境問題のグラフ


4. 印象的な「愛・地球博」の環境配慮活動

愛・地球博の環境配慮活動の中で、最も印象に残っている活動としては、「ごみの9種類による分別収集とリサイクル」(45.5%)をあげる人が最も多く、以下、「新エネルギーの積極利用」(33.6%)、「ドライミストによる周辺温度低減」(32.3%)、「環境負荷の少ない交通手段の導入」(29.9%)の順で続いています。

 印象的な「愛・地球博」の環境配慮活動 のグラフ


5. 「愛・地球博」の見学による環境意識の変化

愛・地球博の見学による環境意識の変化としては、設問として設定した全ての意識に関して見学前と見学後で明らかな向上がみられます。

「省エネルギー」や「ごみの分別、リサイクル」に関しては、元々意識が高かったのですが、愛・地球博の見学により、さらに意識を高めた方がかなりの割合でみられます。

また、見学前はあまり意識が進んでいなかった「公共交通機関の利用」に関しても、愛・地球博見学後は、意識が高まった方が非常に多くなっています。

  1. 自家用車の利用を控え、公共交通機関をできるだけ利用する
    自家用車の利用を控え、公共交通機関をできるだけ利用する、のグラフ
  2. 家電製品などの機器類の購入時は省エネルギー型の製品を選ぶ
    家電製品などの機器類の購入時は省エネルギー型の製品を選ぶ、のグラフ
  3. 家庭・職場では省エネルギー(節電等)に努める
    家庭・職場では省エネルギー(節電等)に努める、のグラフ
  4. ものを繰返し使用したり、ごみの減量、分別・リサイクルを行う
    ものを繰返し使用したり、ごみの減量、分別・リサイクルを行う、のグラフ


6. 環境意識の形成度の検討

この調査では、来場の前後における環境意識をぞれぞれ質問しています。 この項目を用いて、対象者一人一人の環境意識の向上度を捉えてみました。

設問として設定した4つの意識項目に対する個々人の回答結果を点数化して、来場前の意識の合計得点(Q13)と、来場後の意識の合計得点(Q14)の双方を算出、「来場後-来場前」の差を意識変化の個人得点として求めました。

次に、図に示した個人得点の分布状況から、意識変化が「著しく向上した人」「ある程度行われた人」「向上しなかった人」をグルーピングし、各グループの構成比を 求めました。

ここで「著しく向上した」と設定した人は、個人得点(見学後-見学前)が5点以上、つまり4項目で平均1点を超える向上が果たされた人となっています。

意識変化の個人得点の算出見本
個人得点の分布によるグループ分けのグラフ 3グループの構成比 著しく向上した人(5点以上) 16.0%、ある程度向上した人(1〜4点) 65.3%、向上しなかった人(0点及びマイナス) 16.1%、不明2.6%

1.でご紹介した見学率上位20施設の見学状況を意識変化の3グループ別に示してみました。どの施設も、明らかに「著しく向上した人」「ある程度向上した人」の割合が「向上しなかった人」に比べて高く、施設の見学が環境意識の形成に強く結びついていることが示されています。
特に「光触媒塗装と水幕およびミストによる冷房負荷の低減(名古屋市「大地の塔」)」、「楽器「音具」の動力に自然の力を利用(名古屋市「大地の塔」)」、「バイオラング(愛・地球広場)」などは、 「著しく向上した人」と「向上しなかった人」 との差が非常に大きくなっています。

見学率上位20施設の意識変化のグラフ


万博エコツアーの参加状況


森の自然学校、里の自然学校の参加状況


EXPOエコマネーの認知状況


EXPOエコマネーの参加状況


7. (参照) 対象者属性

年齢0〜4歳0.4%、年齢5〜9歳0.7%、10〜19歳3.9%、20 ̄29歳13.7%、30〜39歳39.5%、40〜49歳29.9%、50〜59歳8.5%、60〜69歳3.0%、70歳以上0.4%、居住地北海道・東北1.1%、関東8.9%、甲信越1.5%、北陸1.5%、東海4県76.1%、近畿8.3%、中国・四国2.0%、九州・沖縄0.6%、国外0.1%、職業小学生1.5%、中学生1.2%、高校生0.9%、大学生・大学院生・高等専門学校生4.1%、専門学校生0.2%、会社員37.8%、自営業5.4%、教務員2.8%、公務員6.3%、家事手伝い・専業主婦20.2%、アルバイト・パート13.0%、無職3.2%、その他3.4%


ページの先頭に戻る