EXPO 2005 AICHI JAPAN
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テーマの深化と新たな行動喚起

生分解性プラスチック

会場内ではレストランからファーストフード店まで多くの飲食施設が出店しています。これらのお店で使われる食器類は膨大な量におよび、これらに従来の化石燃料から作られるプラスチックを使用した場合、その廃棄時は埋め立て、あるいは焼却されるわけで、地球環境にとって決してよくありません。

愛知万博ではこれらのお店で使われる1,000万個を超える数の食器類に生分解性プラスチック(biodegradable plastic)を採用します。これだけの数の食器類に生分解性プラスチックを導入することは、一つの事業としてみると世界的にもかつてない規模での試みとなります。

長久手日本館の北側の外壁にも生分解性プラスチックが使われます。 これは、トウモロコシなどのでんぷんと食品廃棄物を原料として作られたもので、写真から判るように、透明なパネル(1.5mx2.0m/枚)になっており、これを220枚使用し、木製の枠にとめ、内側に発泡緩衝材を詰めた断熱性能を備えた構造になっています。また、緩衝材の隙間から外光をゆるやかに取り入れることができ、日中の室内の照明エネルギーを節減することができます。

飲食施設38店舗中11店舗で生分解性プラスチック食器を採用

飲食施設38店舗中11店舗で生分解性プラスチック食器を採用

長久手日本館の外壁にも生分解性プラスチック長久手日本館の外壁にも生分解性プラスチック

長久手日本館の外壁にも生分解性プラスチック

会場内のサイン盤面にも生分解性プラスチックからを素材とした繊維からつくられたシートが使われています。生分解性素材のシートに地図などを表示するインクがうまく定着するか、また、耐久性を持っているか、始めての試みでしたが、短期間だけ発生する需要に生分解性素材を使用するというのは、大変大きな意味のあるチャレンジと言えます。

生分解性素材シート生分解性素材シート

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