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事業計画

事業計画(15年度)

財団法人2005年日本国際博覧会協会寄附行為第11条の規定に基づき、平成15年度の事業計画及び収支予算を次のように定める。

I 事業計画

I-1 建設事業

1 会場建設事業

(1)土木関係工事

  • 平成14年度から実施している青少年公園地区、海上地区の施設整備区域の造成工事は両地区とも8月末頃の完成を目指し、また、一部外構工事を実施する。

(2)会場施設建設工事(建築関係工事)

  • 青少年公園地区は、平成14年度末より建設工事に着手しており、概ね平成17年2月末の完成を目指す。
  • 本年秋頃より、海上地区の建設に着手し、概ね平成17年2月末の完成を目指す。

(3)供給処理施設建設工事

  • 会場施設建設工事の進捗にあわせ、供給処理施設建設工事を実施し、概ね平成17年2月末の全体供給開始を目指す。
  • 青少年公園地区の場外汚水送水管の工事に着手し、平成16年9月完成を目指す。

(4)観客輸送施設建設工事

  • 青少年公園地区の西ターミナル、東ターミナル、北ターミナル及び海上地区のターミナル並びに八草ターミナル等の建設工事に着手する。
  • 東部丘陵線八草仮設駅、青少年公園仮設駅の建設工事に着手する。

2 国際博覧会環境影響調査

(1)環境影響調査

  • 会場区域等において大気質、水質、騒音、振動等の調査を実施する。
  • 会場区域等において植物、動物、生態系等の調査を実施する。

(2)専門家検討委員会開催

  • 環境影響調査に関し、指導・助言を受けるために環境影響評価アドバイザー会議を開催する。

(3)環境監視システム

  • 環境影響評価における追跡調査の一環として、建設工事着工前から会期終了後、撤去工事終了まで会場及びその周辺の環境状況監視のためのデータ収集・管理等を行う。

I-2 運営事業

1 広報関係

(1)国内広報普及活動

  • 9月25日の前売入場券発売に向けて、地元並びに東京からの情報発信を強化するとともに、新聞・テレビ・雑誌を中心に、インターネット、ラジオ、交通広告、屋外広告など、あらゆる媒体を活用しての広告宣伝を集中的に実施する。
  • キャラバン隊を組織し、各種イベント等との連動により、入場券販売促進キャンペーンを展開する。
  • 開幕500日前(11月11日)、1年前(2004年3月25日)などの節目時期を中心に、愛・地球博盛り上げ事業を実施する。

(2)海外広報普及活動

  • 在外公館をはじめ、JETRO等、関係機関・団体との連携を強め、海外での情報発信体制を強化する。
  • 公式参加者との連携やPRワイヤーの活用等により、在日外国メディア及び海外主要メディアへの情報提供を行う。
  • 外国語版ホームページを改良し、インターネットを活用した情報発信を充実する。
  • 各種国際会議や主要国際イベントの場を利用して、プロモーション活動を展開する。

2 国際関係

(1)BIE関連事業

  • 特別規則をBIE事務局等との事前協議を経て作成・提出し、本年度中に総ての特別規則につき、BIEの承認を得る。また、一般・特別規則の細則として、参加者の円滑な準備、運営に資する各種手続要領、手引書等を作成する。
  • BIE総会(年2回、於パリ)及び各委員会等において加盟国に愛・地球博の準備の進捗状況を報告し、出展準備を進める各国の要望に応えられるよう情報提供を行う。

(2)国際会議開催

  • 『環境』という視点から第7回国際シンポジウムを、前売券発売とも連動したプロモーションも考慮し東京で開催する。
  • 世界へ向けたテーマの深化・普及とともに国際コミュニケーションを議題とし、各分野からの助言・提言を聴取するため第2回国際諮問委員会を開催する。
  • UNEP国際こども環境会議実行委員会に参加し、会議の開催準備を推進する。

(3)海外参加招請・参加支援

  • 公式参加者から提出されるモジュール予約申請書(提出期限:2003年3月25日)を踏まえ、各公式参加者のモジュール割当案(モジュール数、場所)を作成の上、各参加者との参加契約交渉を開始し、参加契約の締結を行う。同時に、未だ参加表明を行っていない外国政府及び国際機関に対しては、引き続きリエゾンオフィサーが政府代表に随行、又は単独行動によって参加招請活動を行い参加表明の取り付けに努め、公式参加(国および国際機関)100を目指す。
  • 国内においては、秋に予定される政府代表主催の第一回政府代表会議の準備を支援すると共に、同会議においては公式参加者の出展準備に必要な情報提供を行い、要望等の聴取・対応を行う。
  • 多数の参加国からの事前調査ミッションの来日、会場視察が予想されることから、その受け入れ体制を整え、的確な情報提供サービス及び支援を行う。

3 市民参加関係

(1)市民参加事業運営

  • 市民が主体となって取り組む「市民プロジェクト」の具体化に向け、テーマ別プロジェクト会議(web会議を含む)を開催し、具体的な市民プロジェクトのコンテンツ作りを行う。
  • 市民プロジェクトの全国的なPRを兼ねたプレイベントを実施することにより、新たな市民メンバーを募り、全国展開を図る。

(2)愛・地球博ボランティアセンター支援

  • ボランティア公募と2万人のボランティア登録事業を推進する愛・地球博ボランティアセンターを引き続き支援し、愛・地球博に関わるボランティア環境の醸成を図る。

4 国内出展関係

(1)国内出展参加招請事業

  • 9の民間企業・団体及び政府・自治体からなる国内出展参加者と、国内出展者会議・ブロック会議などを通して連携をとり、より質の高い出展を促進する。

(2)新エネルギー供給実証事業

  • 愛・地球博における新エネルギーシステムの構築及び関係企業と会議等を通して関係省庁や自治体等との調整業務を行う。

5 催事関係

(1)催事実施計画策定

  • 「催事基本計画」を基に、催事推進体制を整備し、以下の展開を行う。

<1>愛・地球博の中軸となる公式行・催事(特にナショナルデー、スペシャルデー)の推進
<2>来場者の集客につながる催事の企画及び企業協賛プロモート
<3>多様な参加(市民、企業、メディア、自治体等)促進のための公募

6 協会企画事業

(1)協会企画事業運営

  • グローバルハウス、愛・地球広場など6事業に関する実施計画策定及びクリエーターとの共同作業等を行い、企業等の積極的参加を得て事業化の推進を図る。

7 営業推進関係

(1)場内営業管理

  • 平成16年3月頃に予定している一般営業参加者募集に向け、店舗配置、店舗イメージ等の検討、営業諸規則の策定をすすめ、場内営業実施計画を策定する。

(2)ライセンス事業

  • 入場券販売などの機会を捉え、更なる収益の拡大、愛・地球博のPR推進を図るため、公式グッズの開発、販売を推進する。

8 入場券関係

(1)入場券関係対策

  • 平成15年4月より、入場券販売管理センターを設立し、販売体制を整えるとともに、前売入場券を作成し、9月25日から入場券販売を開始する。
  • 大口顧客に対しては、自らも販売できるよう、協会直販体制を構築し、セールス活動を行う。

(2)観客誘致対策

  • 本年度が修学旅行の行先決定の時期であることから、平成14年度に引き続き、修学旅行誘致活動を実施する。
  • また、名古屋、東京、大阪などの大都市圏において、旅行会社説明会、誘客キャラバン等を実施し、観客の誘致を図る。
  • 海外向けには、JNTO(国際観光振興会)、JETRO(日本貿易振興会)、各海外観光客誘致団体と連携し、アジア地区(ソウル、上海、台北等)を中心に誘致活動を実施する。
  • また、愛知県等とともに「おもてなし愛知」キャンペーンを実施し、愛知県観光の認知度向上を図る。

9 会場管理サービス関係

(1)情報通信管理

  • 情報通信システム構築、コンテンツ開発事業を委託により実施する。

(2)会場警備・護衛

  • 「会場警備基本計画」に基づき各種マニュアルを策定するほか、会場計画の進捗状況、変更点に伴い、必要な警備計画を策定する。検討に当っては、平成14年度に引き続き安全対策会議を開催し、学識経験者や関係機関の立場から意見を聞くとともに、調整を図る。
  • 護衛連絡調整会議を設置して関係機関との連絡調整を図り、護衛計画を策定する。

(3)会場観客サービス

  • 「会場観客サービス基本計画」を受け、実施計画の策定、各種資料等の作成を行う。

(4)防災・消防

  • 「会場警備基本計画」に基づき、災害の予防及び災害発生時の活動を効果的に行うためのマニュアルを策定する。また、会場地が地震防災対策強化地域に指定されたことに伴い震災時の応急対策や組織体制などを含めた計画を策定するため、関係行政機関と具体的な調整を行い防災・消防体制の確立を図る。

(5)医療衛生・清掃

  • 医療衛生については、平成14年度までの協議結果を踏まえ、さらに関係機関との実務的な調整を実施し、実施計画を策定する。
  • 清掃については、実施計画を策定するとともに、実施体制の検討を行う。

10 輸送・物流関係

(1)輸送対策

  • 来場者の円滑な輸送を実現するため、各交通事業との調整や来場者の誘導・案内等の具体的施策を検討し、輸送対策協議会において関係者の確認を得る。
  • 会場側ターミナル(団体バス駐車場等を含む)、場外駐車場、シャトルバスの運営及び藤が丘駅等主要駅における観客誘導に関する実施体制の検討を行う。

(2)交通対策

  • ITS(高度道路交通システム)による交通情報提供システム、バス運行管理システム、駐車場管理システム等の実施設計を行う。

(3)会場内輸送

  • ゴンドラの整備工事に着手するとともに、IMTS、トラムについて導入に向けた調整及び運営体制の検討を行う。

(4)物流輸送

  • 公式参加者の搬入貨物等の円滑な輸送を実現するため、関係機関、関係事業者等と具体的な調整を行い、実施体制の検討を行う。

11 環境関係

(1)環境マネジメント

  • 基本計画に示す環境配慮の考え方の具現化に向け、博覧会事業の自主的・効果的な環境負荷低減への取り組みとして、環境マネジメントシステムを国際標準(ISO)に示された考え方を取り入れて適切に運用していく。具体的には環境方針、環境目標を始めとした各種環境配慮行動プラン等の策定・実践、進捗状況の確認・チェック、環境目標等の見直し・改善、職員の環境教育等を実施する。

(2)ゼロエミッション推進

  • ゼロエミッション関連取り組みの導入及び会場内ゼロエミッションの推進に向けた検討及び準備作業を行う。具体的には、愛・地球博で使用する生分解性プラスチックなどのエコ素材の導入取組検討や来場者に向けた環境配慮を促進するプログラムの開発を行う。

(3)環境教育プログラム

  • 博覧会会場の自然及び地域の特性を生かした参加・体験型の環境教育プログラムを実施するため、展示の計画・設計、会場整備、プログラム開発等を行う。また同時に、プログラムの運営上必要なインタープリターの発掘・育成も行う。

12 会場施設維持管理関係

(1)施設等維持管理

  • 工事完了後の会場施設等の維持管理のための計画の策定、移植した樹木の育成管理等を行う。

13 その他事業

(1)博覧会運営事業総合調整

  • 博覧会運営事業の実施計画等の作成に関して博覧会の専門家から円滑かつ的確な指導、助言を得る体制の整備を行う。

(2)博覧会基本計画調整

  • 運営事業を中心とした博覧会事業全体の諸課題について検討・調整等を行う。

I-3 資金財務対策

  • 資金確保を図るための財務委員会の運営及び資金調達活動を行う。具体的には、引き続き積極的に全国レベルでの寄付募集活動を展開するとともに、公営競技等(競輪、競艇)からの収入の確保のために、全国各地で愛・地球博協賛レースを開催していただくほか、関係機関と精力的に協議・交渉を重ねていく。

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