II-3 資金財務対策
1 財務委員会
平成13年7月に、第2回実行委員会を開催して、平成12年度の寄付応諾状況と団体・企業への寄付依頼活動の進捗状況を中間報告した。引き続き、第1回常任委員会を開催、実行委員会の活動状況等を報告して了承を得た。平成14年2月には、第2回常任委員会(実行委員も多数同席)を開催して、財務委員会設立後1年間の寄付依頼活動・応諾状況について報告、今後の寄付募集活動の進め方について了承を得た。
2会場建設費の寄付募集活動
(1)寄付依頼活動
平成13年9月末までに、業界団体31団体及び企業約2100社に対する会場建設費の寄付依頼活動を終えた。さらに、8月以降、地元では名古屋商工会議所の会員企業約17,000社を対象として、同商工会議所と博覧会協会の連名で、1口1万円の寄付依頼(書面)を行った。
(2)寄付応諾状況
平成13年度は業界団体11団体及び企業605社から寄付への応諾を得た。平成12年度分を含めた累計では12団体及び662社から寄付への応諾を得、応諾額の累計は約200億円となった。
(3)入金実績
平成13年度は、これまでに応諾頂いた12団体及び585社から年度末までに総額約60億円の寄付金の入金があった。また、地元の1口1万円の寄付依頼に対しては1,387社から寄付を得た。
II-4 平成13年度日本自転車振興会及び日本小型自動車振興会補助事業の計画変更
平成13年度日本自転車振興会及び日本小型自動車振興会の補助事業の計画を次のとおり変更申請し、承認を受けた。
1 日本自転車振興会
(1)機械工業振興補助事業
1. 補助事業名
平成13年度2005年日本国際博覧会に関する調査等補助事業
2. 変更の内容
「視覚障害者用情報バリアフリー化実験調査」と「肢体聴覚障害者用情報端末実験調査」を統合し、新たに「障害者用情報バリアフリー化実験調査」とした。
平成14年9月30日まで6ヶ月間延長
3. 変更承認の日
平成13年12月25日
(2)公益事業振興補助事業
1. 補助事業名
平成13年度2005年日本国際博覧会協会の開催準備補助事業
2. 変更の内容
平成14年9月30日まで6ヶ月間延長
3. 変更承認の日
平成14年3月28日
2 日本小型自動車振興会
(1)公益事業振興補助事業
1. 補助事業名
平成13年度2005年日本国際博覧会協会の開催準備補助事業
2. 変更の内容
3. 変更承認の日
平成14年3月28日
III 役員会等に関する事項
1 理事会・評議員会
平成13年度は理事会・評議員会を各3回開催した。
(1)第14回理事会・評議員会(平成13年6月19日開催)
次の議案を議決した。
- 平成12年度事業報告及び決算報告について
- 平成13年度日本自転車振興会及び日本小型自動車振興会補助事業の実施について
- 変理事、監事、副会長の選任について
- 評議員、顧問の選任について
(2)第15回理事会・評議員会(平成13年12月3日開催)
次の議案を議決した。
- 2005年日本国際博覧会基本計画について
- 理事、常任理事の選任について
- 評議員、顧問の委嘱について
(3)第16回理事会・評議員会(平成14年3月25日開催)
次の議案を議決した。
- 平成14年度事業計画及び収支予算について
- 公式マスコットキャラクターの制定及び2005年日本国際博覧会の略称について
- 資金の借入について
- 理事、常任理事の選任について
- 評議員の委嘱について
IV 収支及び正味財産増減の状況並びに財産の状態の推移
単位:百万円
事業年度 |
10年3月期 |
11年3月期 |
12年3月期 |
13年3月期 |
14年3月期 |
前期繰越収支差額 |
0 |
8 |
62 |
1,682 |
3,188 |
当期収入合計 |
643 |
2,252 |
7,369 |
8,068 |
13,843 |
当期支出合計 |
635 |
2,198 |
5,749 |
6,562 |
16,427 |
当期収支差額 |
8 |
54 |
1,620 |
1,507 |
△2,583 |
次期繰越収支差額 |
8 |
62 |
1,682 |
3,188 |
605 |
資産合計 |
220 |
304 |
2,033 |
3,615 |
8,064 |
負債合計 |
555 |
2,203 |
6,355 |
7,521 |
8,673 |
正味財産 |
△335 |
△1,899 |
△4,322 |
△3,906 |
△609 |
(注)百万円未満は四捨五入
(2)環境創造対策
ゼロエミッションに関する検討をさらに進めるため、森林の利活用の一つとして、主に木質バイオマスを活用した自己完結型トイレに関する調査研究を実施した。
(3)環境マネジメント事業
基本計画に示す「環境配慮の考え方」を具現化するための環境マネジメントシステムの構築を検討するとともに、愛・地球博における効果的、効率的な環境配慮の枠組みを検討した。
1 その他事業
(1)広域連携''
会期前、会場外で実施され、愛・地球博のPRやイメージの向上に寄与する事業やイベントを登録する愛知万博パートナーシップ事業の募集を開始した。これらパートナーシップ事業の実施団体と連携してPRを行うことで、愛・地球博への気運の醸成を図った。
V 当協会の課題
- 博覧会の魅力づくり
- 多数かつ多様な参加の実現
- 安全・環境に配慮した会場建設及び運営
VI 決算後に生じた法人の状況に関する重要な事実
特になし