EXPO 2005 AICHI JAPAN
愛・地球博公式WEBサイト(閉幕時点) リンク集 サイトマップ
博覧会協会の概要 EXPOデータ集 後援・協賛 プレスリリース 表彰事項一覧
博覧会協会の概要 EXPO 2005 AICHI JAPAN
閉幕のご挨拶
(財)2005年日本国際博覧会協会ご案内
業務及び財務状況
事業計画
収支予算書(収入・支出)
事業報告
決算
寄附行為
HOME > 博覧会協会の概要 > 業務及び財務状況 > 事業計画 > 事業計画(16年度)
事業計画

事業計画(16年度)

財団法人2005年日本国際博覧会協会寄附行為第11条の規定に基づき、平成16年度の事業計画及び収支予算を次のように定める。

I 事業計画

年度末には愛・地球博の開幕を迎えることから、平成16年度は、建設事業・運営事業ともに準備の総仕上げの年と位置づけ、万全を期して業務に取り組むこととする。
建設事業については、会場施設、供給処理施設、観客輸送施設等の建設を計画どおり進捗、完成させるほか、造園・演出修景工事など会場演出に関わる仕上げ工事を実施する。
運営事業については、公式参加者の出展準備等を支援するほか、催事、協会企画事業、市民参加事業等の各プログラムの魅力向上につなげるため、関係者との連携・調整を通じ最終の作り込みを行う。営業参加についても、飲食・物品販売の質的な向上を図るための取り組みを行う。また、的確な会場運営、良好な観客サービスを行うため、これまでに策定した各種計画に基づき業務マニュアルを作成し、内容の周知徹底を図ることにより、円滑な業務運営を行う。入場券販売については、販売目標達成に向け「入場券販売管理センター」を核とした委託販売と協会直販体制をもとに、旅行商品造成を含めた全国展開による営業活動を展開していくこととし、これにあわせ国内、海外での広報普及活動を積極的に展開する。
資金財務対策については、引き続き積極的に全国レベルでの資金調達活動を展開する。
16年度の主な事業は、次のとおりである。

I-1 建設事業

1 会場建設事業

(1)土木関係工事

  • 長久手会場、瀬戸会場ともに造成工事は平成15年度中に完了しており、平成16年度は両会場の管理用道路の舗装工事等を実施する。

(2)会場施設建設工事(建築関係工事)

  • 長久手会場は、平成14年度末より建設工事に着手しており、平成17年2月末までに完成させる。
  • 瀬戸会場は、平成15年8月より建設工事に着手しており、平成17年2月末までに完成させる。

(3)供給処理施設建設工事

  • 会場施設建設工事の進捗にあわせ、供給処理施設建設工事を実施し、平成17年2月末までに全体供給開始を行う。
  • 長久手会場の場外汚水送水管工事については、平成15年7月より着手しており、平成17年1月末までに完成させる。

(4)観客輸送施設建設工事

  • 長久手会場に隣接する西ターミナル、東ターミナル及び北ターミナル、瀬戸会場に隣接する瀬戸会場ターミナル並びに八草駅ターミナルの各建設工事について、平成17年2月末までに完成させる。
  • 東部丘陵線万博会場駅及び八草駅の仮設プラットホーム等の建設工事について、平成16年11月末までに完成させる。
  • 5つの場外駐車場(尾張旭駐車場、長久手インター駐車場、ながくて南駐車場、三好インター駐車場、藤岡インター駐車場:名称はいずれも仮称)建設工事について、平成17年2月末までに完成させる。
  • 名古屋空港駐車場については、既存施設の活用をしつつ必要な整備を行う。

(5)造園・演出修景工事

  • 会場の仕上げ工事となる、造園緑化、草花植栽等に関する工事、及び、グローバル・コモンをはじめとしたバナー等の会場演出関係施設に関する工事を実施する。

(6)会場施設等撤去工事

  • 3Rを考慮した会場施設等の撤去工事に関する計画の策定を行う。

2 環境影響調査

(1)環境影響調査

  • 会場区域等において大気質、水質、騒音、振動等の調査を実施する。
  • 会場区域等において植物、動物、生態系等の調査を実施する。

(2)専門家検討委員会開催

  • 環境影響調査に関し、指導・助言を受けるために、環境影響評価アドバイザー会議を開催する。

I-2 運営事業

1 広報関係

(1)国内広報普及活動

  • 博覧会の具体的な出展内容・魅力を中心に広報、パブリシティを強化し、さらなる関心喚起を図る。
  • 宣伝キャンペーン実施(開幕100日前、開幕直前)による愛・地球博盛り上げ、全国的な関心喚起、誘客を図る。
  • メディアセンターを立ち上げ(10月)、博覧会報道体制の強化に向けて準備を推進する。

(2)海外広報普及活動

  • ニュースリリース配信強化、海外現地での観光フェアでのメディア向けプレゼンテーション、公式参加者向けのタイムリーな博覧会情報発信により、海外での博覧会認知度を向上させる。
  • 海外旅行代理店への情報提供、博覧会盛り込み旅行商品の造成等により、博覧会への誘客を促進する。
  • 外国語版ホームページのリニューアルにより、海外一般関心層へ向けて広く情報発信をしていく。
  • 各種国際会議や主要国際イベントの場を利用して、プロモーション活動を展開する。

2 国際関係

(1)BIE関連事業

  • 博覧会の運営に必要となる一般規則、特別規則の細則として、参加者の円滑な準備、運営に資する各種手続要領、手引書等を作成する。
  • BIE総会(年2回、於パリ)及び各委員会等において、加盟国に愛・地球博の準備の進捗状況を報告し、出展準備を進める各国の要望に応えられるよう情報提供を行う。

(2)国際会議開催

  • 開催半年前にあたる本年9月に、「21世紀文化・文明の創造:愛・地球博」という視点から、第8回国際シンポジウムを東京で開催する。
  • 世界へ向けたテーマの深化・普及とともに国際コミュニケーションを議題とし、各分野からの助言・提言を聴取するため、第3回国際諮問委員会を開催する。

(3)参加契約及び参加支援

  • 各公式参加者との参加契約交渉を開始し、参加契約の締結を行う。
  • 秋に予定される政府代表主催の第2回政府代表会議の準備を支援するとともに、同会議及び同会議の下に設立された運営委員会において、必要な情報提供・意見聴取を行い、公式参加者の出展準備を支援し、魅力ある出展を促す。
  • 多数の参加国からの事前調査ミッションの来日、会場視察が予想されることから、その受入体制を整え、的確な情報提供サービス及び支援を行う。
  • 開発途上国への支援を外務省(JICA、国際交流基金)、経済産業省(JETRO)と連携して実施する。とりわけ、共同出展にて魅力向上が期待される地域(アフリカ・アンデス地域等)については、共同館構想を推進する。
  • 公式参加者用の宿舎については、愛知県及び都市基盤整備公団の集合住宅、公的研修所等を賃借して使用する予定としている。4月から10月まで参加国からの申込みの受付を行い、宿舎の割当てを実施する。

3 儀典・接遇関係

(1)賓客の受入れ

  • 国内、海外から来訪される賓客受入れの組織体制を整えるとともに、VIPアテンダント、儀礼隊などの儀典・接遇関係要員の確保及び必要な研修を行う。
  • 賓客の受入れ・接遇の実施計画を作成し、会期中の接遇体制を整える。

(2)賓客の宿泊等支援

  • 開会式、ナショナルデー、スペシャルデーを中心とした国内外の賓客の他、催事出演者はじめ関係者の宿泊先・移動手段等を確保するための支援体制を整える。

4 市民参加関係

(1)市民参加促進事業

  • 「市民プロジェクト」の一次公募メンバーにより企画された50のテーマ・プロジ ェクトに加え、15年度に行った二次公募において新規提案が集まった。参加メンバーを中心にプロジェクトの具体的な展開内容を検討・制作し、瀬戸会場における市民パビリオンでの対話イベントや展示、海上広場でのワークショップなどを展開する。

(2)愛・地球博ボランティアセンター支援

  • 1万5千人のボランティア登録と同研修事業を推進する愛・地球博ボランティアセンターを引き続き支援し、会期中のボランティア活動について密接な連携を取りながら推進する。

5 国内出展関係

(1)国内出展対策事業

  • 民間企業・団体及び政府・自治体等からなる国内出展参加者と、国内出展者会議などを通して密接な連携をとり、より質の高い出展物の完成及び運営体制の構築を促進したうえ、出展参加を実施する。

(2)新エネルギー供給実証事業

  • 新エネルギーシステムの構築及び関係企業・学識者と、委員会等を通して、関係省庁、団体及び自治体等との調整・監理業務を行ったうえ、事業を開始する。

6 催事関係

(1)催事制作管理

  • 「催事実施計画」をもとに、催事プログラムごとに具体的な制作を行い、同時に実施管理体制を構築したうえ、事業を開始する。
    1. 公式行事(開会式、閉会式)
    2. 公式催事(前夜祭、ナショナルデー・スペシャルデー、地方公共団体の日、パビリオンデー)
    3. 協会企画催事(「Love The Earth」、「グローバルハーモニーコンサート」、「地球芸能・芸術交流イベント」、「愛・地球メッセージイベント」、「新文化創造イベント」、「185パフォーマンスサーキット」)
    4. 協会協力催事
    5. 公式参加者自主催事
    6. EXPO参加催事

(2)催事運営管理

  • 催事運営管理体制を整備し、各催事場の舞台設備の決定や利用規程の制定を通じ、円滑な催事運営を実現する。

7 協会企画事業関係

(1)協会企画事業運営

  • 以下の各事業の実施計画をもとに、施工及び制作を実施し、同時に事業実施に向けての運営・管理体制を構築したうえ、事業を開始する。併せて、各事業及び他事業との連携、調整を図りつつ、より一層の魅力向上を図る。
    1. グローバル・ハウス
    2. 愛・地球広場
    3. こいの池−ナイトイベント
    4. 地球市民村
    5. わんパク宝島
    6. モリゾー・キッコロメッセ(コンベンションホール)
    7. 愛・地球賞

8 内覧会事業関係

(1)内覧会の実施

  • 開幕直前の平成17年3月に、博覧会事業関係者、報道機関等を対象として、内覧会を実施する。このため、関係機関と調整しつつ、実施に向けた諸準備を行う。

9 地域国際交流支援事業関係

(1)愛・地球博パートナーシップ事業

  • 自治体、研究機関、学校、企業、市民等が実施し、愛・地球博の盛り上げに寄与する事業・イベントを、引き続き「愛・地球博パートナーシップ事業」と位置づけ、これに連携協力していくことにより、相乗的なPR効果を図る。

(2)一市町村一国フレンドシップ事業

  • 関係国及び自治体に対し、必要な情報提供を行い、交流プログラム実施に向けての円滑な調整ができるよう支援を行う。また、第2回政府代表会議に、自治体の本事業関係者を招き、事前交流の機会を提供する。

10 営業推進関係

(1)場内営業管理

  • 平成16年4月より営業参加者の募集を開始し、今秋までに決定・契約を行う。決定した営業参加者に対し、営業運営監理指導や店舗内装・施工監理指導など、飲食・物販等の営業を上質で魅力的な展開とするよう個別指導を行う。

(2)ライセンス事業

  • 入場券販売、愛・地球博のPRイベントなどの機会を捉え、さらなる収益の拡大を図るため、公式グッズの開発、販売を促進する。

11 入場券関係

(1)入場券関係対策

  • 平成16年4月より、全期間入場券を含めた前売第2期販売を開始する。また、10月からは前売第3期販売を開始し、前売目標達成のためのセールス活動を行う。
  • 各種割引入場券を含めた当日入場券の作成の開始、会場出札(入場券売り場)の準備を行い、開会に向けた受入れ体制を構築する。

(2)観客誘致対策

  • 学校、教育関係へは、地元を中心に校外学習の誘致活動を実施する。
  • 名古屋、東京、大阪などの大都市圏において、旅行会社説明会、誘客キャラバン等を実施し、観客の誘致を図る。
  • 海外向けには、国土交通省の提唱するVJC(ビジットジャパンキャンペーン)等と連携し、アジア地区(ソウル、上海、台北等)を中心に誘致活動を実施する。
  • 昨年に引き続き、愛知県等とともに「おもてなし愛知」キャンペーンを実施し、愛知県と連動した観客誘致を行う。

12 会場管理サービス関係

(1)情報通信システム事業

  • 情報通信システム事業構築のための機器調達を行い、平成17年2月末に完成させるとともに、事業運営に向けマニュアルを作成し、関係者の教育を実施する。
  • 来場者向け情報提供サービスの開発を行い、平成17年2月末に完成させる。
  • 博覧会に関する外部からの電話問い合わせに対応する「コールセンター」の業務委託を行い、平成17年1月より運営を開始する。

(2)会場警備・護衛

  • 「会場警備実施計画」に基づき各種マニュアルを策定するほか、会場内の安全対策を検討するため、平成15年度に引き続き安全対策会議を開催し、学識経験者や関係機関の立場から意見を聞くとともに調整を図る。
  • 会場内の警備の実施について、警備会社と警備業務委託契約を締結し、会期前警備を開始するとともに会期中警備へと移行する。
  • 「護衛計画」に基づき各種マニュアルを策定するほか、引き続き関係機関等との連絡調整を図り、賓客の警備を実施する。

(3)会場運営

  • 会期中の会場運営を円滑に行うため、各事業に係る運営の連携を図り、横断的な調整を行う。また、「会場全体運営実施計画」に基づき、会場運営マニュアルを作成し、関係者に対する指導を行う。

(4)会場観客サービス

  • 「会場観客サービス実施計画」に基づき、4月より会場サービススタッフの募集を行う。採用内定者に対し、12月から開幕に向けて各種研修を行い、円滑に業務を推進できる体制を確立し、会場観客サービスの充実を図る。

(5)防災・消防

  • 災害の予防及び災害発生時の活動を効果的に行うためのマニュアルを策定する。また、震災時の応急対策などについて、引き続き関係行政機関と調整を行うほか、会場内の消防署で使用する消防車両、資器材を調達し、会期前に総合訓練を行うなど、防災・消防体制の確立を図る。会期中は消防用設備等の点検、火気使用の管理等、防火管理の徹底に努める。

(6)医療衛生

  • 「医療救護対策基本計画」に基づき、会場内で発生する傷病者に対応するため、各種医療救護マニュアルを策定する。会期中は、会場内の診療所及び応急手当所において、救護業務を実施する。
  • 衛生関係については、会場内に愛知県が設置する「食品環境監視センター」が行う業務への協力・支援を行うとともに、営業参加者による自主管理体制を確立させる。会期中は、会場内における食品及び環境衛生の確保を図る。

(7)清掃

  • 「会場清掃及び廃棄物処理実施計画」に基づき、各種作業及び管理マニュアルを策定する。また、夏頃を目途に清掃・廃棄物処理受託事業者を決定するほか、円滑に業務を推進できる体制を確立し、清掃作業を実施する。

13 輸送・物流関係

(1)輸送対策

  • 来場者の安全かつ円滑な輸送を実現するため、シャトルバス運行計画、公共交通機関利用者対策、会場側ターミナル(団体バス駐車場等含む)、パーク&ライド場外駐車場の運営方法等の具体的施策について検討し、輸送対策協議会において関係者の確認を得る。
  • 公共交通機関を利用する観客誘導に関する実施体制の検討を行い、藤が丘駅、八草駅等主要な交通結節駅における乗換対策を整備して開幕に備える。

(2)交通対策

  • 場外駐車場への安全かつ円滑な車両の誘導を実現するため、高速道路・一般道路におけるマイカー誘導対策及び各種広報活動を検討し、輸送対策協議会において関係者の確認を得る。
  • ITS(高度道路交通システム)による交通情報提供システム、バス運行管理システム、駐車場管理システム等を構築して、来場者・車両に適切な交通情報を提供する。

(3)会場内輸送

  • IMTSの専用道・駅舎、ゴンドラの鉄塔・索道等のインフラ建設工事を進めるほか、トラムの車両デザインの決定及び車両の導入を行う。
  • IMTS及びゴンドラについては、関係法令に適合した施設整備並びに運営体制を整備し、開幕に備える。

(4)物流輸送

  • 公式参加者の搬入貨物等の円滑な輸送を実現するため、関係機関、関係事業者等と具体的な調整を行い、実施体制を整備して貨物の受入を開始する。

14 環境関係

(1)環境マネジメント

  • 基本計画に示す環境配慮の考え方の具現化に向け、博覧会事業の自主的・効果的な環境負荷低減への取り組みとして、環境マネジメントシステムを国際標準(ISO)に示された考え方を取り入れ、適切に運用していく。具体的には、環境方針、環境目標をはじめとした各種環境配慮行動プラン等の策定・実践、進捗状況の確認・チェック、環境目標等の見直し・改善、職員の環境教育等を実施する。

(2)ゼロエミッション推進

  • ゼロエミッション関連取り組みの導入及び会場内ゼロエミッションの推進に向けた検討及び準備作業を行う。具体的には、愛・地球博で使用するバイオマスプラスチックなどのエコ素材の導入や、EXPOエコマネー(仮称)等の来場者に向けた環境配慮を促進するプログラムの開発、実施準備を行い、開幕に備える。

(3)環境教育プログラム

  • 博覧会会場の自然及び地域の特性を生かした参加・体験型の環境教育プログラムを実施するため、展示やサインの制作、運営のためのマニュアル作成、及び、募集・選考したインタープリターの研修を行い、開幕に備える。

15 会場施設維持管理関係

(1)施設等維持管理

  • 会場施設等の維持管理のための計画の策定、主要施設の維持管理、移植した樹木の育成管理等を行う。

16 受託事業関係

(1)政府出展事業等の受託

  • 長久手及び瀬戸会場等における日本政府出展について、日本政府から委託を受けて、展示物の制作、映像コンテンツの作成、展示館の運営及び関連行催事等を行う。

17 その他事業

(1)博覧会運営事業総合調整

  • 博覧会運営事業の着実な実施に向けて、博覧会の専門家から的確な指導、助言を得るとともに、運営事業を中心とした博覧会事業全体の諸課題について検討・調整等を行う。

I-3 資金財務対策

  • 資金確保を図るための財務委員会の運営及び資金調達活動を行う。具体的には、引き続き積極的に全国レベルでの寄付募集活動を展開するとともに、公営競技等(競輪、競艇)からの収入の確保のために、全国各地で愛・地球博協賛レースを開催していただくほか、関係機関と精力的に協議・交渉を重ねていく。

ページの先頭に戻る