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4月2日地球市民村特別イベント 「“センス・オブ・ワンダー”と“自然学校”の一日」について

(財)2005年日本国際博覧会協会
地球市民村事務局
2005年3月31日


 (財)2005年日本国際博覧会協会では、市民参加事業の中核であり、国際的なNPO/NGOが集う「地球市民村」で、4月2日(土)に、特別イベント「“センス・オブ・ワンダー”と“自然学校”の一日」を開催します。
 これは、主催者月別テーマイベント「地球の夢 トーク&ライブ」と、参加NPOホールアース研究所の体験プログラム「自然学校の一日」を融合したものです。自然界の不思議や神秘さに目を見開く感性“センス・オブ・ワンダー”についてのお話やライブ演奏、そしてセンス・オブ・ワンダーを育む楽しい自然体験や遊びを体験できる一日です。

主催者月別テーマイベント<地球の夢 トーク&ライブ>第一回「センス・オブ・ワンダー~自然の驚異~」について


 「持続可能性への学び」をコンセプトにしている地球市民村では、出展NPO/NGOが様々な展示やプログラムを展開するだけでなく、主催者(協会)としても持続可能な社会を作るために6つのテーマを掲げ、毎月第一土曜日に「地球の夢 ライブ&トーク」と題して、楽しい催事を企画しています。
4月のテーマは、「センス・オブ・ワンダー~自然の驚異~」です。「自然の叡智」をテーマとする愛・地球博ですが、自然の知恵に学ぶためには、まず自然の不思議さや神秘さに目を見開く感性「センス・オブ・ワンダー」が必要でしょう。
いち早く1962年に『沈黙の春』で地球環境問題への警鐘をならしたアメリカの海洋生物学者レイチェル・カーソン(1907~1964)は、メイン州の海岸で甥を育てながら『センス・オブ・ワンダー』という名著を著しました。科学者である彼女が、大人にとっても子供にとっても自然に触れる体験の大切さを説いたこの本は、世界のベストセラーになっています。その中の有名な一節「知ることは感じることの半分も重要でない」という言葉は、最近の日本の環境教育や体験学習の世界で大切な合言葉になっています。
 今回の「地球の夢ライブ&トーク」では、日本でレイチェル・カーソンの世界を研究・紹介してきたレイチェル・カーソン日本協会の上遠恵子さんに来ていただきます。上遠さんは、『センス・オブ・ワンダー』などカーソンの著作の翻訳者であり、同名のドキュメンタリー映画の案内役でもあります。カーソンの志を継ぐことをライフワークとしており、今、日本で、「センス・オブ・ワンダー」を語るのに最適の方です。
 また、相方のゲスト井東敬子さんは、地球市民村に出展しているホールアース自然学校のインタープリター(自然案内人)のリーダー的な存在です。富士山麓の森林や洞窟など様々なフィールドを案内したり、各地の環境教育などで、多くの子供たちを自然のもつ興味深い世界に案内し、まさに人々の「センス・オブ・ワンダー」を開く仕事をしています。
今回のトークでは、自然の不思議に目を見開くための感性の大切さと、忙しい都市生活を送る多くの私たちが、いかにしてそれを開くことができるのか、愛・地球博のテーマ「自然の叡智」に取り組む原点となるお話が聞けるでしょう。
(参考:レイチェル・カーソン日本協会: http://hb6.seikyou.ne.jp/home/JRCC/

ライブ演奏

 多くの方が楽しみにくる万博ですので、まずはすばらしい音楽でお迎えしたいとライブ演奏から始めます。アーティストの山根麻以(やまねまい)さんとそのグループは、自然から力をもらえるような元気のでる歌を歌ってくれます。また、来場者と一緒に歌ったりするのも楽しみにしています。春の陽ざしの中、魂を謳い上げる歌声で、まずは感性を開いていただきたいと思います。

自然学校の一日

 自然体験を中心とした環境教育を行う「自然学校」は、今全国各地に出来てきています。それら自然学校の先駆者的な存在で、富士山麓で20年以上も活動を続けるホールアース自然学校では、自然案内人(インタープリター)が毎年数多くの子どもや大人を森や洞窟や様々なフィールドに案内したり、様々な環境教育施設での参加体験型の楽しく学べるプログラムを展開しています。
 4月2日(土)は、人と自然をつなぐ通訳である「インタープリター」たちが、地球市民村の敷地内でできる様々なプログラムを展開します。11:00から13:00と、15:00から17:00の間に、大地の広場他で、随時実施します。

楽しい自然学校プログラム(11:00~13:00、15:00~17:00)

  1. 葉っぱでバッタを作ろう:ワークショップホール
    シュロなど植物の葉っぱを使ってバッタを作る
  2. 稲わらで 遊ぼう:ワークショップホール
    わらを使って亀などを作る
  3. 丸太切りジグソーパズル:自由の広場東端(難民キャンプ展横)
    丸太を切って絵を描いてバラバラにしてパズルを作る
  4. 自然クイズ:大地の広場
    自然の不思議についての「どっちが本物?」「虫からの挑戦状」というクイズ
  5. ロープを使った野遊び:センターハウス正面入り口
    ロープなどを使って体を動かしみんなで楽しむゲーム
  6. インドネシアの自然紹介とアチェの被害報告:ナチュラルフードカフェ 15:10~16:00
    スマトラ沖地震・津波被害を受けたバンダ・アチェの子どもたちの実情紹介。現地の学校や被災者キャンプにいる子どもたちの支援を始めたホールアース自然学校スタッフによる活動報告。また、インドネシアの国立公園で自然保護活動、環境教育、エコツーリズムなどの活動を行う団体マタ・アランの活動報告。

概要とタイムテーブル


名称

4月2日地球市民村特別イベント「地球の夢 トーク&ライブ」第1回
「“センス・オブ・ワンダー”と“自然学校”の一日」

日時

4月2日(土)11:00~19:00 

場所

長久手会場遊びと参加ゾーン 地球市民村「大地の広場」他

トークゲスト

上遠恵子(レイチェル・カーソン日本協会理事長)
井東敬子(ホールアース自然学校 インタープリター)

ライブゲスト 山根麻以ユニット(音楽家)
自然学校プログラム:ホールアース自然学校インタープリター

タイムテーブル

11:00~13:00ホールアース自然学校プログラム(午前の部)
13:00~13:30「地球の夢トーク&ライブ:センス・オブ・ワンダー」(1回目)
1.オープニング、NPOインフォメーション
13:30~14:002.ライブ演奏:山根麻以
14:00~14:303.ゲストトーク:上遠恵子+井東敬子
14:30~15:00オーガニックガーデンに行って体験的なワークへ
15:00~17:00ホールアース自然学校プログラム(午後の部)
17:00~17:40「地球の夢トーク&ライブ:センス・オブ・ワンダー」(2回目)
1.ライブ演奏:山根麻以
18:00~19:002.ゲストトーク「上遠恵子さんと語ろう」
(これのみ寒いのでナチュラルフードカフェか交流ホール)

以上